フラグランティア



1:名前
  フラグランティア
  (愛称はティア。普段名乗るときも愛称を使う)


2:年齢
  作られたばっか


3:性別
  女性型


4:種族
  ジェルゴーレム


ジェルゴーレム:変形自在の粘液状の身体を持つゴーレム
           超古代文明時代のオーパーツ。

           知能や能力はコアや身体の素材で決まるため個体差が激しいが、
           ティアのコアは人間と同等の知能を持つ最上級品。


5:外見、身長、体重
  外見:錆びたような茶褐色で、半透明。全身が粘液の塊で、本人の意思でプルプルしたりドロドロする。
     姿形は不定だが、基本的に少し癖のあるセミロングの裸の女性の姿をとる。眼はくりっとした琥珀色。
     (実は髪を下ろしたヴィダスタがモデルになっている。本人に似ていないとか言わないで)
     ティア本人は羞恥心があるのか、祈るように手を組んで胸を隠すことが多い。

     コアは透明感のある琥珀色。書き込まれた術式が少し透けて見える。

  身長:不定(幼児サイズでいることが多い。コアは2.5cmほど)
  体重:不定


6:性格
  臆病かつ恥ずかしがりで、少し落ち着きがない。
  狭いところにいると落ち着くらしく、よく家具の隙間やお気に入りの壺に収まっている。
  引っ込み思案かと思えば態度ははっきりしており、ティマフにもたまに「イヤです……」とか、他にも不満を言うときがある。
  ティマフに再三命令されればそれ以上は逆らわないのだが、今は意地でも駄々をこねる。
  世話好きで誰かに尽くすことを好み、特に子ども(子どもっぽい人も含む)には温厚で母性的な面が強く出る。
  しかし戦闘では一転、率先して前に出て盾役をかって出る強かさもある。
  これはジェルゴーレムという自分の特性は最大限に生かすべきと考えているからなのだが、
  恐怖心と経験不足からなかなかうまく立ち回れない。

  ちなみに、家事全般は苦手。
  これは、スキルはできるだけ学んで覚えさせようとするティマフの意向のため、最初から知識がないのが大きい。
  ティア本人は、こうした家事の練習や魔法の練習は苦にしておらず、むしろ一生懸命努力する。
  その甲斐あって手芸はものすごく上達した。
  料理の方は味覚がないため難航中。でも食べる分には問題ない出来栄え。

  先輩であるゼラのことは姉として慕っている。



  度重なる激戦による大惨事を目の当たりにして以降戦意と自信を喪失してしまい、
  それでも懸命に戦線復帰しようと励んでいたが、ルフトの死によりそれも挫ける。
  知り合いが目の前で亡くなったこと、付きっきりでそばにいたのに彼の容態の変化に気付けなかったこと、
  それらによる深い自責の念と悲しみがコアの処理能力を大きく上回り、深刻なエラーに陥る。

  先日ヤイバの手によりリカバリーが施され、「「ゼラ」」に寄り添ってもらってどうにか復帰した。
  そしてルフトの遺体が消えていることを聞き、せめてもと彼の遺体を探すために独自に行動している。
  戦闘への同行を求められれば一時中断して合流してくれるが、それ以外は基本的にボディを各地に向かわせているため小さい。

  新しい目的ができたためか、臆病で引っ込み思案な部分はすこしなりを潜めている。
  以前は嫌がっていた戦闘も「情報収集のため」と頑張ってついてくる。




7:過去
  ティマフがとある遺跡で見つけてきたジェルゴーレムの素材と、ヴォルス経由で入手したコアを元に、
  ヤイバによって作製された。
  その際、カティアの羽、ティマフ(半鳥人化時)の血を素材として使っている。

  マスターの権限はティマフにあり、わたわたしながら彼女を支える日々がスタートした。

  常にティマフにつき従い、ティマフがユキと対峙する時も共にいた。
  その戦闘のあと、チェダーによって自分だけリダスタ家へ転移され、核ごと魔封じの瓶に入れられ最終決戦までいわゆる仮死状態にいた。
  事態が収束したのち無事に瓶から出されたものの、彼女の体感にして一瞬で自身やユキとティマフの生死に関わる大事件が
  過ぎ去り、自分はその間のことを一切認識できず蚊帳の外だったことがトラウマになっている。

  その後はティマフらについて傭兵稼業にも参加していたが、度重なる激戦に戦意を喪失していき、そのさなか自身の援護の甲斐なく
  クゥが消し炭寸前の瀕死に陥ったことで心が折れてしまった。
  それ以来戦闘が怖くて仕方がなく、かといってティマフに留守番を言い渡されても以前似たような状況で魔封じの瓶に閉じ込められた
  ことが思い起こされてティマフを引き留めてしまうようになった。
  しかし自身のわがままで今度はユキ、ユカリスまで頻繁に戦闘参加していることにも悩んでいる。

  自身が戦意喪失する決定打となったクゥがザブラムに打ち勝ったという朗報を聞き、自らも戦線復帰するために懸命に恐怖心と戦っていたが、
  参加した任務において、自分が何もできないままルフトが死亡。
  パニックに陥ったことで平時ではありえないコアへの過負荷により、瞬く間に内蔵していた魔力が尽きて活動不能となった。

  ヤイバとゼラにより無事にリカバリーを済ませ、「消えたルフトの遺体を探す」ことを新たな目的とし、
  各地にジェルボディを向かわせて独自に行動を開始した。



8:職業
  無職。留守を預かったり、ギルの世話をすることが多い。
  手芸の作品をフリーマーケットで売ったりもする。
  現在単独行動中。


9:口調
  喋り方は気弱。「あ、あの……、その……」など、自分から喋るときはよくどもる。
  丁寧語が多いが、いつもそうってわけじゃない。

  「ティア、と申します……」
  「あ、あの……、なにか、お役に立てること、ありませんか?」
  「い、いきます……!」
  「あの、あの……は、離れてください……!」
  「怖がらなくてもいいよ、こっちにおいで……?」
  「えっと……、べ、べろべろばー」
  「ティマフさま、お呼びですか?」
  「……イヤです」
  「……もー……」
  「い、いやです!お願いです、行かないでください!ここにいてください!もうどこにも行かないで!」
  「 いやあああああああああ!!!
  「 私……わたしが、……私に、……ワタシっ、……知っ…………
  「'''あ  ぁっ   あ   ア  ぁ    ァァ  '''」
  「申し訳ありません……また私……止まっていたんですね」
  「私では、何もできないかもしれません……それでも……」
  「はい、なんなりと、お申し付けください」
  「え、ま、枕に……?は、はい、ただいま……!」


10:一人称、二人称
  一人称:「私」
  二人称:「あなた」名前で呼ぶ時は「~さん」、ゼラのことは「ゼラ姉さん」、ティマフとヤイバには「OOさま」


11:好きなもの
  小動物、かわいいもの、スキンシップ、狭いところ


12:嫌いなもの
  雨、急ぐこと、エロネタ、メンテナンス(普段はない意識の断絶があるため)


13:好きな人
  いない(人の恋愛には照れるが、自分の恋愛には興味なし)


14:パートナー
  ティマフ(マスター)


15:属性
  炎


16:苦手な属性
  水


17:戦闘スタイル
  変幻自在なジェル状の体を武器に、近接メインで戦う。建物内では隙間に入り込んで不意打ちを狙ったり、
  防御力を生かして盾となる支援タイプ。

  しかし、海上など水気の多い場所ではろくに戦えない。


18:精神力
  新たな目的を支えに奮い立たせている。
  立ち直ったように見えるが油断は禁物。


19:戦闘熟練度
  ★★☆☆☆


20:技や魔法
  技:スライム状の体を利用しての技。変幻自在で変則的。

    『粘液の鞭』
     身体の一部を触手状に伸ばし、叩きつけて攻撃。
     絡み付かせて捕縛することもできる。

    『粘液の檻』
     覆い被さるなどして相手を粘液状の身体の中に取り込み、捕獲する。
     また、口や鼻を覆ったり、体内に侵入して窒息死させることもできる。

    『粘液の枷』
     身体の粘性をコントロール、接触したものと接着する。
     粘性はある程度であれば自由自在。
     相手の行動の阻害や、壁や天井に張り付く際に使用する。

    『粘液の鎧』
     味方に張り付き、一時的な防具となる。物理、炎耐性を高める。
     負傷部分に張り付けば止血、固定、感染防止の効果もある。

    『貪る粘液』
     身体の溶解作用をコントロール、接触したものを溶解する。
     有機物や金属など様々なものを溶かすことが出来る。

     溶かしたものは有機物に限り、ティアの身体である魔法粘液に自動で変換される。
     魔法防御力が高いものほど溶解が難しい。

    『爛れる粘液』
     身体を高温にし、接触したものを焼く。
     『粘液の枷』とあわせて使うことで、長時間相手を火傷状態にすることができる。

    『フレイムクラスター』
     元はパッチの武装であり、12000度の炎で攻撃する。     
     普段は洞穴陣に収納している。


  魔法:何気にティマフよりも技量が高く、ティアの魔法は詠唱はおろか技名も無しに発動できる。

     『アリメンタ』
      自身のボディから火炎放射を放つ。射程もそこそこあり、中距離まで届く。
      チャージしてから放つことで火炎球にもなる。

     『フラグランス』
      自身のボディを一部切り離し、それを爆発させる。ジェルの量が多いほど爆発も大きい。
      応用し、小爆発を起こしながら跳ねるように移動することが可能。普通よりも速く移動できる。

     『フォクス』
      回復魔法。触れた相手の傷を癒し、体力を回復させる。

     『洞穴陣』
      ヴィダスタに調整してもらい、一種類だけ描いてもらった。
      耐火性の特殊な紙に描いて携帯しており、使う時は紙を広げて発動する。
      中身はフレイムクラスターだが、中の状態を気にしなければ他にもいろいろ収納できる。

     『ルフトの似顔絵』
      事情を聴いたヴィダスタが描いてくれたもの。
      生前のルフトの顔が描かれている。


21:特殊能力・特殊技能

  特殊能力:『ゴーレム』
         本体のコアを破壊されない限り死なない。
         また、体力吸収など生命力や魂に関する攻撃が効かない。
         コアの魔力が尽きた場合は再充填されるまで行動不能になるため、
         魔力吸収や魔封じは有効。

        『遠隔操作』
         小さく切り離された身体も自在に動かすことが出来る。
         コアが無事な限り、可動範囲に制限はない

        『状態異常無効化』
         石化、能力値変化を除く、全ての状態異常を無効化する。

        『火炎無効』
         ボディが熱に強く、炎属性攻撃が効かない。

        『水弱点』
         水に弱い。濡れるとボディが固まり、動けなくなる。


  特殊技能:『詠唱省略』
          魔法を放つとき、詠唱、技名を必要としない。

         『温度調節』
          ボディの温度を調節する。人肌から超高温まで調節可能。


22:必殺技
     『フラグランス・イグニス』
      『粘液の檻』で相手を覆ってからの大爆発。
      要は自爆。

     『クラーテール』
      『フラグランス』のようにボディを分離し、それを中心に巨大な火柱を起こして攻撃。
      火柱と同時に爆発も起こり、周囲を衝撃波で吹き飛ばす。


23:能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]

体力:???(体力の概念がない)
魔力:A
 魔法攻撃力:B++
 魔法防御力:A+
腕力:C
 物理攻撃力:D++
 物理防御力:C++~A+
知力:D
素早さ:C++
命中:C+


25:武器やアイテム
武器:『ジェルボディ』
    ティアの身体の役割を持つ特殊な魔法粘液。
    コアからの思念波で遠隔操作されている。
    粘性、温度の調節は自由自在。がんばって弾力をあげれば銃弾(コルトガバメント)も防ぐ。

   『フレイムクラスター』
    ユカリスが闇市で購入したパーツをリペアしたもの。
    元はパッチのフレイムクラスターであり、12000度の炎が出せる。
    普段は洞穴陣に収納している。


アイテム:『コーパルスフィア』
      透き通った琥珀色のコア。ダブルローズカットの加工がされており、大きさは2.5cmほど。
      ティアの魂、脳の役割を持ち、これを破壊されない限り半永久的に活動可能。定期的に魔力を補充しなければいけない。
      生産地、材質は不明だがかなりの硬度を持つ。
      普段はティマフがクリスタル製のケースに入れて、腰のチェーンに下げている。

     『きれいな壺』
      ミュナの店の倉庫整理で譲り受けた壺。
      イースターエッグを模した卵型で、花柄と金細工の装飾が施されている。
      縁のところが欠けているため売り物にはならない。
      中に収まっていると落ち着くらしく、屋内ではもっぱらこの壺の中が定位置。

     『洞穴陣』
      ヴィダスタに描いてもらったもの。
      耐火性の大きな紙に描かれており、フレイムクラスターが収納されている。


25:その他
      ・「フラグランティア」:ラテン語で「灼熱、輝き」の意。




設定をくれたソロモン卿に感謝!
最終更新:2015年10月14日 02:54
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