おうち宣言成立理由 28KB
虐待-普通 制裁 考証 理不尽 自業自得 差別・格差 駆除 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 虐待人間 独自設定 うんしー 設定考察話 by触発あき
「ゆっくりを滅ぼす手伝いをしてくれ、か……」
大学からの薄暗い帰り道。歩くうちに、ため息とともにそんな呟きがこぼれた。
高校以来のちょっと変わり者だった友人は、大学に入ってからこともあろうに「ゆっくり
生態学」なんて言うキワモノを学び始めた。
それだけならまだいいのだが、最近言ってくるのだ。ゆっくりを滅ぼす手伝いをしてくれ、
なんてばかげたことを。
まったく勘弁してほしいものだ。
俺個人としては、ゆっくりは好きでも嫌いでもない。
登場当時はその存在の不思議さに世間を騒がせた不思議生首饅頭ナマモノ、ゆっくり。だ
が、人はどんな不思議も日常にあればやがて慣れる。今やゆっくりもすっかりありふれて
おり、別に不思議でも何でもない。
ゆっくりは作物に被害を及ぼしたり人家に侵入したりするという。農家の人やゆっくりご
ときの侵入を許すマヌケにとっては憎むべき汚物かもしれないが、あいにく俺はどちらで
もない。あいつらの被害というのはどこか遠い、よく耳にするニュースのひとつに過ぎな
い。
だから俺にとって、ゆっくりは好きでも嫌いでもないナマモノなのだ。
「ただいま~……って言っても誰もいないか」
一人住まいのアパートに到着。すっかり習慣になってしまった返事のかえってこない帰宅
の言葉は、しかし、
「ゆうう……?」
今日は違った。
声が返ってきた。
「!」
緊張に身をこわばらせる。誰か、いる……?
薄明かりの中、アパートの床の上をうごめく何か。
意を決して、俺は電気をつけた。
「ゆ! ゆゆっ!? もうあさ~?」
「ゆううん、れいむ、まだねむいよ」
そこには、紅白のリボンをつけた黒髪の生首饅頭と、黒い鍔広の魔女帽をかぶった金髪生
首饅頭――すなわち、ゆっくりれいむとゆっくりまりさがいた。
おうち宣言成立理由
「な、なんじゃこりゃあああ!?」
まず、第一声がそれだった。
バスケットボール大の、ゆっくりまりさとゆっくりれいむ。これは知っている。見たこと
がある。町中の野良や人につれられた飼いゆっくりはよく見かけるし、テレビのコマーシ
ャルでゆっくりが使われるのも最近でも珍しくない。
それはいい。
だが、この惨状はなんだ。
俺はあまりものを持たない主義で、男の一人暮らしとしては並以上に綺麗にしている自信
があった。
それが、ひどいありさまだった。
部屋の隅に綺麗に積んでおいたはずの雑誌は散らかされ、あまつさえページはビリビリに
ちぎられ散らばっている。
ちょっと暮らしに潤いを、なんて気まぐれで買ってきた観葉植物の鉢植えは倒され、床の
上に土をぶちまけている。肝心の植物は根本の茎だけしかない。その茎についた歯形から
すると、こいつら、喰いやがったのか。
タンスにしまうのを後回しにしていたタオルや衣服はことごとく泥まみれで部屋中に散ら
かり、その一部はやつらの下に敷かれている。昨日真っ白に洗ったばかりのタオルは泥ま
みれの布団もどきとして活用されていた。
どこから入ってきたかと見れば、出窓が開いている。そこを開けてやってきたらしい。鍵
を閉めたつもりだったが……その記憶がどうにもおぼろだ。
俺は今まで、ゆっくりに家宅侵入を許すような奴はマヌケなだけだと思っていた。だが、
なんてこった。俺こそがそのマヌケだったのだ。
「ゆゆ!? まりさ、にんげんさんがいるよ!?」
「ゆ! ここはまりさとれいむのゆっくりぷれいすだよ! ばかなじじいはさっさとでて
いってね!」
出た。ゆっくりの「おうち宣言」。
ゆっくりは人のいない家に侵入して自分のものと思い込むと言う。
噂には聞いていた。だが、それを生で、それも自分のアパートで聞くことになるとは夢に
も思わなかった。情けなくって涙も出ない。
「きいてるの!? まりさとれいむはゆっくりしたいんだよ! だからとっととどっかに
いってね!」
「ゆゆ~ん、まりさ、かっこいいよ! とってもゆっくりしてるよ!」
「ゆんゆん! れいむのまりさはとってもゆっくりしたゆっくりだから、とうぜんだよ!」
キリッとした目でイラッとする表情を作り俺に言葉を投げるまりさに、うっとりとしなだ
れかかるれいむ。
ああ、俺は今までまともにゆっくりを見る機会はなかったが、こんなにもいらつくものだ
ったのか。
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
俺はとりあわないことにした。
「おうち宣言」はゆっくりの習性みたいなもので、言い聞かせても無駄だと聞いている。
だが、取り合わないと言っても見逃すつもりはない。これだけ部屋を荒らしたのだ。しか
るべき罰を与えたい。でもそれは部屋の片づけをして落ち着いてからにしたかった。
ゆっくりを閉じこめるには透明な箱を使うのが定番と聞いたことがあるが、あいにく俺は
そんなものを持ち合わせてはいない。
「まりさのいうこときいてるの!? まりさおこるよ! ぷくうううう!」
「ゆうう! まりさすごいぷくうぅだよ! まりさがかっこよすぎて、うれしーしーとお
そろしーしーがいっしょにでちゃったよ!」
うわ、れいむのやつ漏らしやがった。砂糖水って拭きとるの大変なんだぞ、くそ。
その元凶のまりさは、空気を吸い込んで大きく膨らみ、その状態で器用にも得意げな笑み
まで浮かべてやがる。赤くなった頬、丸くなったその姿はゆでだこを彷彿とさせた。
「ゆでる……そうか、あそこがいいか」
俺は両手それぞれにまりさとれいむの髪をひっつかんで持ち上げた。ゆっくりの持ち方な
んて知らないが、これでいいだろう。
「いだい! やべでね!」
「れいむのきれいなかみさんひっぱらないでえええ!」
どうやら間違った持ち方ではなかったらしい。実にいい声を上げてくれる。
そして、俺はユニットバスへ向かうとゆっくり二匹を放り込んだ。ゆだるようなフロでゆ
でだこに、という連想で風呂場を思いついたのだ。あいにくと湯ははっていないが、こい
つらをしばらく閉じ込めるにはちょうどいいだろう。
「ゆべ!?」
「ゆぶうう!」
受け身もとれず――手も足もないのだから当然だが――顔面からユニットバスにダイブす
るゆっくりども。うん、いい案配だ。
「おまえらそこでゆっくり反省してろ。あとでお仕置きしてやる」
「なにするのおお!」
「やめてね! だしてね! ここはなんだかゆっくりできないよ!」
ぴょんぴょん跳ねるまりさとれいむ。思ったより高く跳ぶ。放っておいたら脱出してしま
うかもしれない。
「……そういやこいつらって、水が苦手だったな」
思い立ったら即実行。俺はユニットバスの底の栓を閉めると、シャワーでゆっくりどもに
冷水を浴びせかけてやった。
「ゆぶぶぶ、ちゅべたいいいい!」
「やべでええええ! おみずさんはゆっくりできないいいい!」
逃げまどうゆっくりども。だが、水に濡れたユニットバスの底は滑る。先ほどのように高
く跳ぶこともできず、みっともなく転がり回るばかり。なかなか愉快な眺めだ。
そうやって遊んでいると、ユニットバスには水がたまってきた。俺にとってはくるぶしが
水に浸かるぐらいの深さ。ゆっくりどもにとっては口がぎりぎり出る程度だ。
「ゆああああ! とけちゃううう! おみずさんはゆっくりできないいい!」
もがくれいむ。暴れるから水が皮に染み込み溶ける速度を余計にあげている。
「ゆ! まりさはおぼうしさんにのるよ!」
あ、しまった。ゆっくりまりさってやつはぼうしで水に浮かぶんだった。あわてて帽子を
取り上げようとし……。
「ゆうう!? どぼじでおぼうしさんうかないのおおおお!?」
だが、その必要がなかった。水深が浅すぎる。まりさのぼうしは水に浮かばずにユニット
バスの底についてつぶれ、水を防ぐ役に立たなかった。
「ゆああああ! おぼうじざん! おぼうじざん! まりさのおぼうじざんんん!」
水に濡れ、みっともなくつぶれた帽子を前に嘆くまりさ。まったくマヌケなナマモノだ。
「よしよし、おとなしくしてろよ。あとできっちり罰を与えてやるからな」
そして、俺はバスルームを後にした。
「ゆああああ! とけちゃう! とけちゃう! れいむのすてきなあんよがああああ!」
「おぼうしさん! まりさをたすけてね! いじわるしないでぷーかぷーかしてね! お
みずさんはゆっくりできないいいい!」
ゆっくりの声は甲高くて耳障りだ。だが、部屋を散らかしたあいつ等の苦しむ悲鳴は悪く
ない。それにバスルームの扉一枚隔てたおかげでその悲鳴も絶妙にマイルドでいい感じだ。
俺はちょっとだけ気分を良くして部屋の片づけをした。
そして、ようやく部屋を片づけ終え、お茶で一服。気分も落ち着いた。
バスルームからは声は聞こえない。あいつらもいい加減、少しは反省したのだろうか。そ
れならこのまま帰してやってもいいかもしれない。
そんな仏心を出しながら、バスルームで俺を待っていたのは、餡子でべっとりの浴槽だっ
た。
「ああ、あいつら暴れまくって、結局完全に溶けちまったのか」
俺は二つのことを理解した。
ひとつはゆっくりが意外と早く水に溶けてしまうということ。もうひとつは……今日は部
屋の片づけどころかフロ掃除までやらなくてはならないということだった。
・
・
・
「聞いたよ! ゆっくりに『おうち宣言』されたんだってね!?」
翌日、大学の食堂。ゆっくりなんぞを研究している、物好きな友人がやってきた。
通学中に別の友人に昨日の出来事をグチったのを早速聞きつけたのだろう。迂闊だった。
「うるせーな。そうだよ、俺は『おうち宣言』されたマヌケだよ」
「そうイジケないでよ! それより、ゆっくりの恐ろしさを知っただろう? やつらは滅
ぼさなきゃいけないんだよ!」
「また始まったよ……」
こいつはことあるごとにゆっくりを滅ぼす、なんて言い出す。
そりゃ俺も『おうち宣言』されてゆっくりに対する心証は最悪だ。でも、だからと言って
大量虐殺しようとまでは思わない。
「いや! 君はあいつらの恐ろしさをわかってない! 僕の研究成果をみればきっと……」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
相手にしていても仕方ない。俺は友人の言葉を遮り席を立つ。
「ああ、また僕の話を聞いてくれないのかい!?」
「ばかばかしい。あいつらのどこが恐ろしいって言うんだ。確かに迷惑だけど、弱くても
ろくて勝手に死ぬようなやつらじゃないか」
「そんなことないんだよ! だからその証拠を……」
「うるさい! ただでさえ昨日のことでいらついてるんだ。ほっといてくれよ」
友人は悲しげに目を伏せた。
ああくそ、俺が悪いみたいじゃないか。こいつは基本的にはいいやつなんだ。高校までは
仲良くやっていたんだ。こいつがゆっくりの研究なんか始めたりしなけりゃ……。
――結局、ゆっくりが悪いんだ。あんなやつらがいるから……!
「そうか……しかたない。じゃあひとつだけ忘れないでくれ」
はっとなった。俺、今、なんか極端なこと考えなかったか……?
「けっして『ゆっくりしない』でくれ」
「? なんだそりゃ、どういう意味だ?」
「そのままだよ。『ゆっくりしない』――それを心に刻んでおいてくれたまえ。君の住ん
でいるアパートの周囲にはゆっくりが多い。危険なんだ」
「意味がわからねえよ」
俺はそのまま立ち去った。
歩きながら、友人の言ったことを考える。
『ゆっくりしない』? なにをバカな。いつでもアクセクしてろっていうのか?
ばかばかしい。やっぱりあいつは変な奴だ。
俺は思いっきりため息を吐いた。
・
・
・
俺は一度のおうち宣言を許した。だから、あれから一週間。戸締まりには気をつけるよう
になったし、今日も出かける前に確認したはずなのだ。
それなのに、
「なんでこうなる……?」
大学から帰った俺を迎えたのは、あのときのように俺のアパートを荒らしに荒らし、我が
物顔でくつろぐゆっくりたちだった。
信じたくはないが、出窓が開いているのは俺が鍵を閉め忘れたためなんだろう。手も足も
ないゆっくりにピッキングなんてできるはずもない。
「ゆ! ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!」
「れいむたちゆっくりしているんだからじゃましないでね! 『いしゃりょー』としてあ
まあまをおいて、とっととどっかへいってね!」
「ゆうう! あみゃあみゃあ!」
「あみゃあみゃはゆっくちできりゅんだじぇ! はやくもってくるんだじぇ!」
バスケットボール大のゆっくりまりさとゆっくりれいむ。ここまでは前回と同じ。今回違
うのは、それに加えてハンドボール大のまりさとれいむがそれぞれ一匹いることだ。
どうやらこいつらは家族らしい。
ふつふつを怒りが沸き上がる。部屋を荒らしたことへの怒り。得意顔で傲慢な要求をして
くるクソ饅頭どもへの怒り。なにより、そんんな状況を許してしまった俺自身への、怒り。
「ふざけんなお前らーっ!」
叫びと共に次々とゆっくりどもをひっつかむと、ユニットバスの中にたたき込んだ。
「なにずるんだぜ……ゆぶっ!?」
「かわいいれいむをっ……ゆばぁ!」
「やめちぇね! やめちぇね!……ゆびゅぅ!?」
「だじぇだじぇ……だびぇぇっ!?」
適当に放り投げたのに、ことごとく顔面ダイブするゆっくり一家。せめて「あんよ」とや
らから落ちれば痛みも少しはましだろうに、自分からやってるんだろうか。
まあいい。ゆっくりどもが痛みに震えているうちに、ユニットバスに栓をしてシャワーを
浴びせかけてやる。
「おみずさんはゆっくりできないぃぃぃ!!」
逃げまどうゆっくりども。だが前回同様、滑るユニットバスではゆっくりの「あんよ」で
はどうしようもない。つるつるおもしろいように滑って転がる。あっちにころころ、こっ
ちにころころ。ユニットバスは狭いから、何度も何度もごっつんこ。まるでビリヤードの
よう。
愉快な親子の有様に、思わず笑みが漏れてしまう。
前と同様、親ゆっくりどもの口元まで浸かるくらいの水深になったところで水を浴びせる
のは止めてやる。
「じじぃ! さっさとだすんだぜぇぇぇ!」
「さむいよ! とけちゃうよ! ゆっくりできないよ! はやくだしてね!」
「ゆぇぇぇん、れいみゅ、わるいことしてにゃいにょにぃぃ! にゃんでこんにゃことす
るにょぉぉ!?」
「じじぃはばきゃなんだじぇ! だきゃらわるいことしてりゅのがわからないんだじぇ!
いまにゃらゆるしてやりゅかりゃ、さっさとだしてあみゃあみゃもってくるだじぇ!」
水をかけるのと止めたとたんに騒ぎだす饅頭ども。情状酌量の余地なし。
だから俺の次の行動は早かった。
台所から二つの道具を持ってくる。そして、ゆっくりになぞなぞを出してやった。
「上は大火事、下は大水、なーんだ?」
ゆっくりたちは一瞬止まった。だが、すぐにわめき出す。
「なにわけのわからないこといってるんだぜ! まりささまはだせっていってるんだぜ!」
「じじぃはあたまがかわいそうなんだね! あたまがかわいそうでごめんね! なんてゆ
るさないからね! はやくここからだしてね!」
「ゆぅぅ……ちゅめたいよぉ……とけちゃうよぉ……だちてよぉ……」
「おとーしゃん! こんなばきゃはどうしようもないんだじぇ! 『しぇいっさい』!
してやりゅんだじぇ!」
わめきだすゆっくりども。未だに自分たちのおかれてる状況、こちらとの力の差も理解で
きないらしい。
なにより、なぞなぞを出してるんだから答えてほしいものだ。
まあ別に答えなんぞ期待してないが。
解答はとっとと体感してもらうことにしよう。
「答えは、お前らの地獄」
そして、俺は二つの道具を構えた。一つは細長い着火用のライター。もう一つは可燃性の
殺虫スプレー。
それを生意気を抜かす子まりさに向け、
「ファイア!」
スプレーを噴出させると、ライターの火で燃え上がり火線が伸びた。よい子はまねしちゃ
いけない簡易火炎放射器だ。
「だっじゃぇぇぇぇぇぇ!?」
おぼうしを燃え上がらせ、熱さに飛び跳ねる子まりさ。その跳躍力はなかなかのもの。も
う少しがんばればユニットバスの縁に着きそうなくらいだ。火事場のバカ力ってやつか。
「おちびちゃああああん!?」
「おちびちゃん! おみずにざぶーんだよ! ざぶーんすればきえるよ!」
子まりさはマヌケにも火の熱さに上に飛び跳ねるばかり。水深は子まりさでもどうにか帽
子の上の方は出るくらいだから消えなかった。周りの水ですぐに消せるというのに気がつ
かないのがさすが餡子脳といったところか。
「だじぇじぇじぇじぇじぇぇ!」
頭から水に飛び込みようやく鎮火する子まりさ。
頭を水に沈め、おしりをぶりぶり振っている。実に不愉快な眺めだ。
だからそこに火を放ってやった。
「ゆびゃあああああ!?」
跳ねる子まりさ。熱いおしりを水につける。ほっと一息吐いたところで、再び頭にファイ
ア。
「ゆびっ!? ゆびゃ! やめるんだじぇ……ゆびゃあああ!」
火で焼かれては水で冷やし、別の場所を焼かれては水で冷やし……その繰り返しで、元気
に飛び跳ねる子まりさ。いや、いいね。元気な子供は見ているだけで心が和むというもの
だ。
「や、やめるんだぜ! おちびちゃんがいやがってるんだぜえええ!」
今頃、と言うべきか、ようやく、と言うべきか。
親まりさがやめさせようと火を操る俺の手へと飛びかかってきた。
熱く燃える子まりさへの親心は、熱烈に歓迎してやるべきだろう。
「ファイア!」
「ゆびゃあああ!?」
真っ正面から飛びかかってきた親まりさに、真っ向から火を浴びせてやった。
顔が焦げ、おぼうしは炎上しだした。
「ゆああああ!? まりさのだいじなだいじなおぼうしがああああ!?」
そっちは放っておき、再び子まりさに火を吹きかけてやる。
「あじゅ……あじゅ……やべじぇ……」
先ほどまでは元気に飛び回っていたが……いや、そのせいか。火と水で痛めつけられた皮
はすっかりもろくなり激しい運動で餡子も漏れだしていた。動いている間はよかったが、
一度止まってダメージを自覚してしまい、動けなくなってしまったらしい。
それでもかまわず火を吹きかけると、子まりさはぶるぶると震え、
「おぢょうしゃん……たしゅけちぇぇぇぇ……!」
うめくように叫んだ。だが親はと言えば、
「おぼうし! おぼうし! よかったよぉぉぉ!」
おぼうしの火が消えたことにいたく感動しているご様子。
そんな親を恨めしそうに見ながら、子まりさはけぷっと餡子を吐き出した。それを最後に
動かなくなった。
「おちびちゃん! おかあさんのおくちにはいってね!」
「ゆっくちりかいちたよ!」
惨状を前に固まっていた親れいむと子れいむがようやく動いた。
子れいむをくちにおさめると、親れいむは得意げにほほえむ。
「これでばかなにんげんさんはてをだせないね!」
「ゆっくちできりゅよ!」
見事な親子愛。まったく言葉もない。
だから俺は無言で細長い着火用ライターの先端を親れいむの目と目の間に垂直に突き入れ
た。
「ゆ”っ!?」
下に向かってしばらく突き込むと、一瞬手応えが変わった。着火用ライターの先端が口の
中に達したらしい。
だから、ライターのスイッチを入れた。
「ゆうっ!?」
それでも親れいむは口を開けない。大した親子愛。見事なので、ご褒美にライターの火を
つけたままグリグリとかき回すように動かした。
三周ほど回した頃、
「ゆぶうう!」
「ゆんやあああ!」
見事親れいむは口を開いた。りぼんを真っ赤に燃やしながら子れいむが再登場。なかなか
華々しい登場だったので、それをさらに盛り上げるべく再び簡易火炎放射器で子れいむを
着飾ってあげた。
「ゆぢゃあああああああ!?」
黒髪までも赤く染める子れいむ。だが、その晴れ姿もほんの一瞬のもの。着水して消えて
しまう。もったいない。だから俺は何度も何度も炎を吹きかけてやった。子れいむもまた、
情熱的におしりをぶりぶり振りながら踊ってくれた。
そんなダンスを楽しんでいたのだが、火が止まってしまった。スプレーが切れたらしい。
残念だったが、十分楽しんだ。
「おちびちゃん……?」
呼びかける、親れいむの声にもぴくりともしない。
子れいむはとっくの昔に「永遠にゆっくり」していた。
「どぼじで……どぼじでごんなごどずるのおおおお!?」
目と目の間の傷口から餡子を吹き出しながられいむが問いかける。
どうして、か。
言われてみればわからない。こいつらは「おうち宣言」をし、俺はそのことに対して怒っ
た。
だが、それはここまですることのことだっただろうか。
よく、わからない。そんなことはどうでもいいか。だって……
「ゆびゃああああ!」
こんなに、楽しいのだから。
ライターの火を親れいむの目に押しつけると、実にいい声で鳴いてくれた。もろい寒天の
目は、火に焼かれあっという間にカピカピになる。しかしこいつら、火にも水にも弱すぎ
る。まったくもって、愉快な奴らだ。
今の俺はどうしてこんなことをするか、なんて悩むより、次にどうするか考えるのに忙し
かった。
殺虫スプレーには買い置きがあったはずだ。細かいことは、まずはもう一つスプレーを持
ってきたから考えよう。そう、疑問もなくごく自然に思った。
・
・
・
「昨日は大変だったみたいだね」
大学の食堂でぼんやり座っていると、友人が声をかけてきた。いつもの妙なテンションで
はなく気遣う様子が感じられていたのだろう。
俺の態度に気がついたのだろう。
俺は、落ち込んでいた。ゆっくりに再び「おうち宣言」を許してしまったマヌケさに。部
屋の片づけの疲れに。
なにより……。
「それで……ゆっくりの虐待は楽しかったかい?」
友人の言葉に思わず席を立つ。
俺が落ち込んでいた最大の理由がそれだったのだ。
ゆっくりを虐待する人間がいるというのは聞いていた。今までなんでそんな残酷なことを
するのか理解できなかった。いや、今だってそう思ってる。
それなのに、昨日の俺は違った。ゆっくりを楽しんで虐待したのだ。
そのことについて落ち込んでいたのだ。
ゆっくりに「おうち宣言」されたことは愚痴に漏らした。だが、虐待したことまでは人に
は話してなんかいない。
それなのに友人は言い当てたのだ。
友人の目を見た。瞳の奥には確信があった。もう、ごまかせないと思った。
「俺はどうしちまったんだ……俺は、ゆっくりに『おうち宣言』をかまされるほどマヌケ
じゃなかったはずだ。ゆっくりを虐待するような趣味だってなかった。そのはずだ。それ
なのに……それなのに……!」
俺は、楽しんだ。心の底から。
それが信じられない。許せない。なにより……理解できない。
「僕の研究なら君の疑問に答えてあげられるよ。見ていかないかい?」
いつもは必ず断るであろう友人の誘い。だが、俺は拒否することなんてできなかった。
・
・
・
友人につれられてきたのは、大学の研究室のひとつだった。俺と友人以外には誰もいない。
「いろいろえらそうに言ったけど、実はまだ仮説の段階でね……」
そんなことを言いながら、友人は部屋にあったパソコンを立ち上げた。そこで、様々な図
表類を広げていく。
「これがこの街のゆっくりの分布図。で、こっちが『おうち宣言』の被害にあった記録」
それぞれ街の地図の上に描かれていた。ゆっくりの分布は色分けされていて、赤に近い色
ほど数が多く、青に近くなるにつれて少ないらしい。
「おうち宣言」の被害の方はいくつもの点で示されていた。
「ふたつを重ねるとこうなる」
「……ゆっくりが多いところがやっぱり多いんだな」
「おうち宣言」された家は、当然ゆっくりが多くいる場所に集中していた。当たり前と言
えば当たり前の結果だった。
それにしてもけっこうな件数だ。だいじょうぶなんだろうか、この街。
「でも、このデータと合わせて見るとちょっとおもしろくなってくる」
続いて友人が見せたのは二本の折れ線グラフ。青い折れ線グラフは上下に揺れながら下降
線を描いており、赤い折れ線グラフは上昇線を描いている。
「これは……?」
「青い方が空き巣の被害件数。年々減少してる。赤い方が『おうち宣言』の被害件数。年
々上昇してる」
「それのどこがおもしろいっていうんだ?」
「ここで問題です。ゆっくりが『おうち宣言』する家はどんな家でしょう?」
「そりゃ、戸締まりがちゃんとしてなかったり、窓ガラスがゆっくりにも割れるほど薄か
ったり……あああっ!?」
「気づいた?」
「な、なんでそんな不用心な家が増えてるってのに空き巣が減ってるんだよ!?」
「ゆっくりのおうち宣言」はゆっくりが侵入して初めて成り立つ。すなわち、戸締まりの
ちゃんとしていない、隙だらけの家が無かったら発生しない。
そんなねらわれやすい家が増えているというのに空き巣が減っているという。言われてみ
れば奇妙な話だった。
「おもしろいよね? この奇妙な傾向。僕はその原因は、ゆっくりの特性にあると思って
いる。その研究を進めている。それを、説明してあげるよ」
ごくりとつばを飲み込む。何か、予感があった。きっとそれは、得体の知れない恐ろしい
話なのだ。
だが、その開始は友人ののんびりとした問いだった。
「説明の前に、まず。『ゆっくりオーラ』って知ってる?」
「え、ええ!? ええと、『ゆっくりオーラってあれだろ? ゆっくりといるとリラック
スできるとか言う、マイナスイオンみたいなやつ」
かつては「ゆっくりオーラ」と言えば、どすまりさと呼ばれる巨大なゆっくりが使うもの
とされていた。その効果は、周囲のゆっくりたちを「ゆっくりさせる」こと。これによっ
て野生のゆっくりは秩序を保った群を形成するという。
近年の研究で、普通のゆっくりもこの「ゆっくりオーラ」を発するということがわかった。
一時期、ゆっくりショップは「ゆっくりオーラ」を宣伝文句に一大ブームを巻き起こして
いたものだ。もっとも通常種の「ゆっくりオーラ」はどすまりさのそれと比べて遙かに微
弱であり、実質的な効果は疑問視されている……なんてことを、最近テレビで言っていた
ように思う。
「最新の研究では、複数のゆっくりが集まることによって『ゆっくりオーラ』の濃度が高
まることがわかったんだ」
「集まると高まる? そりゃ、数が多けりゃその分そのオーラとやらがでるのも増えるん
だろうけど……」
「そんな程度じゃないんだ。『ゆっくりオーラ』というのは実は特殊な波形の音波なんだ。
複数集まると共振によってその波形は指数関数的に強くなる。特に、都会の野良ゆっくり
は厳しい生活故にゆっくりしたいという思いが強く、元の『ゆっくりオーラ』の量は少な
いのに複数集まったときの増幅度が極端に高いんだ」
「なんか難しい話になってきたけど……『ゆっくりオーラ』ってゆっくりできるってこと
だろ? 別に害があるわけでもないし、強けりゃ強いほどいいんじゃないか?」
すると、突然友人は立ち上がった。
目を見開き、
「『ゆっくりしない』!」
突然叫ぶものだから、俺は「うわ」と情けない声を上げてイスから転げ落ちてしまった。
「ごめんごめん。驚かしちゃったね」
「びっくりしたぜ……」
友人の手につかまり、椅子に座りなおす。友人もまた対面の椅子に座った。
「でも、忘れないでって言ったよね。『ゆっくりしない』でって」
確か、最初に「おうち宣言」をくらった翌日に、こいつはそんなことを言っていたような
気がする。すっかり忘れていた。
「ねえ、『ゆっくりがゆっくりする』ってどんなことだとおもう?」
「ええ? そりゃ、しずかに、おだやかに、のんびりと……そんな感じでいることだろ?」
「それは『人間にとってのゆっくり』。『ゆっくりにとってのゆっくり』は違う」
「違うのか?」
「基本的にはおんなじだけど……そうだね、ゆっくりってどんなナマモノだと思う?」
「そりゃ、バカで愚かでマヌケでグズで、身の程知らずで……」
「そう。救いようもなく下等な存在。『ゆっくりにとってのゆっくり』っていうのは、人
間から見てそこまで身を堕とさなくては至れない境地なんだ」
「……なんだそりゃ。わけがわからない」
「その通り。わけがわからない。そして、『ゆっくりオーラ』がもたらす『ゆっくり』は、
そんな『ゆっくりにとってのゆっくり』なんだ」
「なっ!?」
一瞬、恐ろしい想像が脳裏をよぎった。
ゆっくりのようにふてぶてしく笑いながら「ゆっくりにとってのゆっくり」を満喫する自
分の姿。
あまりにもおぞましい想像に、背筋に怖気が走る。
「ば、ばかな。そんなことがあるわけがない。テレビでも言っていたぞ、『ゆっくりオー
ラ』はヒーリング効果があって……」
「薬も過ぎれば毒になる。高濃度の『ゆっくりオーラ』は人間の思考を限りなく餡子脳に
近づける……いや、餡子脳だからこそ、ゆっくりできるって言った方が適切かな」
「そんなバカな……」
「そんなバカなことを、君は二回も実際に体験したはずだ」
言葉に詰まった。
そうだ。俺は二回もゆっくりに「おうち宣言」されているのだ。まさに餡子脳と言うほか
ない、マヌケこの上ない失態だ。
パソコンのモニタに目を移した。そこにはまだ、ゆっくりの分布とおうち宣言をされた場
所が表示されている。
俺のアパートの周囲には、大量のゆっくりがいる。
「さっき空き巣の犯罪件数が減っていただろ? あれはゆっくりが多くなったせいだと思
う。犯罪を犯すにはある程度の覚悟が必要。『ゆっくりオーラ』はその決意を鈍らせる」
「な、なんだよおどかすなよ。いいこともあるんじゃないか?」
「いいこと? とんでもない。確かに犯罪が減るのはいいことだけど、実際には悪影響の
方が確実に多いはずさ。僕がたまたま調べた目に見える数が空き巣の件数ってだけ。ゆっ
くりが数を増やし『ゆっくりオーラ』の濃度を増せば、人間は餡子脳に限りなく近い思考
になってしまうかもしれない。そうなったら確実に社会は崩壊する。人間が人間たり得な
くなる」
「や、やめろよ。おどかすなよ。ゆっくりはそんな怖いモノじゃないだろ? 簡単に殺せ
るし、ほっとけば勝手に死ぬし……」
「これがこの街のゆっくりの頭数を表したグラフだ」
俺の逃げ道を塞ぐように友人は新たなグラフを表示させた。
変化の激しい折れ線グラフだった。
基本的には増加傾向。途中、何度も極端に下に落ち込んでいる場所がある。しかし、その
後には必ず前より増えている。
「ゆっくりの大規模な駆除は何度も行われている。にも関わらず、ゆっくりは増え続ける。
何度減らしてもすぐに前以上の数になる」
「そんなバカな……でも……でも……」
「やれやれ、まだ認められないのかい。君は本当はとっくに理解しているくせに」
「な、なんのことだ?」
「ゆっくりの虐待は楽しかっただろう?」
「!」
友人は嫌味なほどにうんうんと頷き理解を示す。
そして一転、真剣な目を向けられ、俺は息をのむ。
「いいかい? ゆっくりは人間社会を侵略している。ゆるやかに、だれにも気づかれない
よう、ゆっくりと。人間とゆっくりは決して相容れない。決して相容れない存在に対して、
人間はどうするか知ってるかい?」
「わ、わからない……」
「理性ではそうだろうね。でも本能ではわかっているはずだ。君も体験したんだからね。
理性で理解するには、歴史をひもといてみればいい。古今東西、人間が異物を排除すると
きすることは決まってる。宗教戦争、異民族弾圧。例に事欠かない」
「なにをするっていうんだ!?」
「貶めて、殺す」
あまりにシンプルな言葉に、俺は息を飲み絶句した。
「相容れないものなんて否定しなくちゃいけない。だから、地に落とし、泥にまみれさせ、
その上にクソをかぶせて……徹底的に貶めた上で、無価値なものとして存在を消す。君の
やった虐待は、人間にとってとても自然な行いだよ。自然な行いをするってのは、たいて
い気持ちがよくて楽しいものなんだよ」
俺は友人の言葉になにも言い返せなかった。
倫理に反している。道徳を忘れている。人としてこんなことは絶対に否定しなくてはいけ
ない。
それはわかってる。でも。
「虐待したとき、ゆっくりは悲鳴をあげただろう? 君の部屋はそんなに防音がきくはず
もない。でも、誰も怒鳴り込んでこなかったはずだ。誰もが本当はゆっくりを受け入れな
い。だからゆっくりの悲鳴は多くの場合、無視されるんだ」
それなのに、ああ、それなのに。
なんてことだろう。
俺はどこかで納得しているのだ。
愕然とする俺に、友人はやけに優しく微笑む。
「ねえ? あらためて誘うよ。僕と一緒に、ゆっくりを滅ぼす研究をしないかい? 君は
とっても向いていると思うんだ。ぜひ僕を手伝って欲しい」
「こ、このタイミングでそれを聞くのかよっ!?」
「このタイミングだからこそ、さ」
俺は立ち上がった。もう耐えられなかった。
「帰る!」
去ろうとする俺を、友人は止めなかった。
ふと振り返ると、友人は微笑んでいた。とてもムカつく微笑みだった。
俺はもう二度と振り返るものかと、足を早めた。
・
・
・
「ゆ! ここはまりさとれいむのゆっくりぷれいすだよ!」
「ゆっくりしていってね!」
家に帰るとゆっくりたちがいた。
ああ、俺は。またしてもゆっくりに「おうち宣言」を許してしまっていた。
だが、どうだろうか。
俺は「ゆっくりオーラ」とやらで「ゆっくりにとってのゆっくり」に染まってしまったか
ら隙を生じさせてしまったのか。
それとも……。
俺が帰り道の買い物ですっかり重くなってしまったカバンをごとりと置くと、ゆっくりた
ちが色めきたった。
「ゆゆ! それはゆっくりできるもの?」
「ゆっくりー!」
カバンの中にはキリにライター、ハエたたきにピーラー、ノコギリにカンナにマチ針にタ
バスコと種々様々、それでいて単一の目的の物ばかりが収まっている。
「そうだ。とってもゆっくりできるものだ」
そういうと、ゆっくりたちは微笑んだ。
俺も微笑んだ。きっと今、俺は別れ際の友人と同じ微笑みを浮かべているに違いない。
チクショウめ、いいだろう。のってやるよ。あいつを手伝ってやる。
だが今、この部屋は俺の物。俺の時間。俺が意図的に戸締まりをせず誘い込んだ、俺の俺
による俺のためのゆっくりたちだ。
「ゆっくりしていってね!」
笑顔でゆっくりどもに呼びかけ、俺は許されざる「人間として自然な行い」を始めた。
了
by触発あき
nue010 anko705のあの人の人生
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- やべぇ俺も餡子脳になりかけてんのかな…全く理論がわかんないようで理解できる -- 2012-10-30 08:57:31
- 設定がいい
俺は虐待をしたいなどをおよぼすゆっくりオーラに
さからいたい -- 2012-07-24 22:17:04
- お兄さんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こっ怖いーーーーーーーーーーーーーーーーーーー -- 2012-07-24 18:10:13
- ゆっくり達は、音波で人間達を餡子脳にしていってるのか…こわいいい!この設定怖すぎる(;;
人間が本能でゆっくりを虐待する、か。深い設定だと思ったよー -- 2010-10-26 21:38:13
- 透明な箱に入れられたゆっくりを馬鹿にしたりしながら、居座ってるだけじゃないかな
あるいは同胞を救助しようとする個体もいるかもしれないけど、結局他人の家に侵入して自分のものにしようとする意思で動いてる以上、最終的には先客を排除する方向だろう
もし透明な箱から救助、あるいは自力で脱出したならおそらくお互いが家の所有権を主張して殺し合いが始まる
大体よく使われる設定だとこういう感じになるんじゃね? -- 2010-09-30 06:31:36
- 最初に入ってたゆっくりの口とあんよを焼いて透明な箱にぶち込んで置いといたらどうなるんだ?
また新しいゆっくりが来てるのかね? -- 2010-09-15 21:58:12
- ↓二重の意味を持った深いコメントだな・・・
けど、良いお話だった、しかも人間が本能でゆっくりを駆除するって言う所が深い設定だなぁ、と感じたよ -- 2010-07-28 23:57:13
- 本当に怖いのは、現実世界にはゆっくりなんていないのに、
餡子脳な人間はたくさん存在しているってことだよなぁ。 -- 2010-06-25 17:28:17
- すごくゆっくりできたよ!!! -- 2010-06-16 09:29:34
最終更新:2010年01月15日 22:16