南エリア
南エリアを歩く
概要
本作の南エリアで流れるフィールドBGMにして、事実上の本作メインテーマ。
この曲が最初に流れるのはコサジの小道の灯台に登り、ネモと一緒にアカデミーとパルデアの大地を眺めた時である。
序盤の主旋律を務めるトランペットの力強い音色と中盤のヴァイオリンの壮大な響きが、物語の世界へ一気に引き込んでくる力を持った曲である。
オーケストラサウンドをもって、パルデアの雄大な自然と、オープンワールドで展開される壮大なポケモンの世界を余すことなく表現しており、多くのトレーナーは冒険の始まりに胸を躍らせたことだろう。
そして次の目的地のプラトタウンに出入りすると、以降歩きの際は「南エリアを歩く」という曲になる。
この曲はイントロこそ同じだが、それ以降はピアノの独奏という全く印象の異なる曲である。
優しいピアノの音色は、ワクワク感を残しつつも、冒険の途中で疲れた気持ちを癒してくれることだろう。
なお「南エリア」のほうは、その後のイベントでコライドン/ミライドンに乗れるようになると、ライド時に聴けるようになる。
両曲の完成度の高さを考えると、大元となったメロディーがいかに人を惹きつける力を持っているのかが分かる。
このメロディーはToby Fox氏が作曲したことが「UNDERTALE/DELTARUNE通信 - Vol. 1(冬号)」で明かされており、その後一之瀬剛氏がサントラのライナーノーツで作曲の経緯の詳細を明かしている。
トビーさんに学園のテーマをお願いしたら、なんとピアノを
弾きながらメロディーをハミングで歌っているラフをくれまし
た。それを聴いて、大森ディレクターと私は、これを『ポケモ
ン S・V』の代表的な曲にしたい!と一致しました。それを足
立さんが、研ぎ澄まされた技術とセンスで、あっという間に
フィールド曲にしてくれたのです。それが「南エリア」です。
この経緯から、この曲が本作のメインテーマに相当する曲であることが分かるだろう。
事実、PVの段階から使用され、作中で流れる多くの曲にこの曲のメロディーが使われていることからもそれが伺える。
特に顕著なのはストーリーの最終盤であり、最終決戦となる楽園防衛プログラム戦の曲である「
戦闘!■■■■」はこの曲の直系のアレンジ曲であり、怒涛の展開で胸を熱くしてくれること間違いなしである。
更に全てが終わって皆が帰っていく際の「ザ・ホームウェイ」「より道して帰ろう」もまたこの曲のアレンジであり、そしてエンディングでは「Celestial」の後に満を持して「南エリア」が流れる。
本作のストーリーの最初から最後まで寄り添ってくれた曲であり、本作の顔となる曲で間違いないだろう。
過去ランキング順位
「南エリア」
「南エリアを歩く」
サウンドトラック
Nintendo Switch ポケモン スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝 スーパーミュージック・コレクション
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最終更新:2025年02月21日 07:10