戦闘!■■■■

戦闘!■■■■


概要

コライドンは ひざしを 受けて 古代(こだい)鼓動(こどう)が (あば)れだす!!

ミライドンは エレキフィールドで 未来(みらい)機関(きかん)を 躍動(やくどう)させる!!


○○!コライドン!/ミライドン!

テラスタルで()めちまえ!!


本作のラストボスである「楽園防衛プログラム」が繰り出す「楽園の守護竜」との最終決戦で流れる曲。
この最終決戦は『ポケットモンスター X・Y』のAZ戦等と同様にイベント戦闘でのラストバトルとなる。
以前より、大元であるアカデミーのメロディーをフィーチャーした曲はすべて他の作曲者が担当したことが「UNDERTALE/DELTARUNE通信 - Vol. 1(冬号)」で明かされており、このことから原曲であるアカデミーのメロディーを作曲したToby Fox氏以外であることのみ判明していたが、その後編曲者はサントラにて一ノ瀬氏と明かされた。
同時に曲名も判明したのだが、その曲名がまさかの「■」のみという何かの間違えとしか思えないものであった。
由来は恐らく「楽園防衛プログラム」の会話に紛れ込むバグだと思われるが、よもやこのような読み方が一切不明の曲名になると予測できた人は絶無だっただろう。
奇しくもこの二ヶ月後に『ロックマンX DiVE』に登場したラスボスも同じことをやっていたのは何の因果だろうか。

戦闘プログラムに囚われたAIを下したことでタイムマシンが停止すると思いきや、タイムマシンに残された最終防衛装置たる「楽園防衛プログラム」が遂に起動。
既に戦う意思のないAIを乗っ取り、切り札である「楽園の守護竜 コライドン」(スカーレット版)「楽園の守護竜 ミライドン」(バイオレット版)を繰り出してくる。
それだけではなく、博士のIDを除いた全てのモンスターボールをロックするという、ポケモンバトルの概念を全否定するシリーズ最悪の凶行にまで及んでおり、オリジナルの博士の凄まじい狂気を見せつけられる。
絶体絶命の窮地に陥るが、ここで唯一手持ちのコライドン/ミライドンのモンスターボールが少しずつ反応してくる。しかもコントローラーの振動機能まで使って。
そう、博士のIDのモンスターボールであったことからロックから逃れていたのである。
そしてコライドン/ミライドンは遂に戦いの場に立ち、主人公の信頼に応えるためバトルフォルムへ回帰。
かつて縄張り争いで自分を打ち負かした「楽園の守護竜」に挑むという、まさかのミラーマッチである。
奇しくも前作ラストバトルでの相手の7体目が狂気より放たれた絶望を与える存在であったのに対して、こちらは希望を与える存在と見事に対になっている。

これだけの反転攻勢の熱い展開に答えるかのように、曲は直前の陰湿で絶望的な曲から一転し、かつての「勝利は目の前!」や「ダークマター戦 セカンド」を彷彿とさせる熱く王道一直線の負ける気が一切しない曲に様変わりする。
それに加えて懐かしいメロディーを感じるだろうが、実はこの曲は「南エリア」のアレンジであり、その大本となるのは本作のメインテーマと言うべきアカデミーのフレーズである。
この事実が、最初の町からずっと共に旅して積み重ねてきた「思い出」という名の「宝物」と重なり、更に胸が高鳴ることだろう。

この戦闘はイベントバトルということで「楽園の守護竜」の技を出す順番は完全に決まっているのだが、相手の技のラインナップは初手からちょうはつしてくる等ストーリーの展開に沿ってよく考えられたものとなっている。
そしてこちらはなかよし度の効果を確定発動にすることで「コライドン/ミライドンは ○○を 悲しませまいと 持ちこたえた!」というメッセージで確実に耐えるようになっており、最序盤で出会ったことの意味と信頼と絆の深さをゲームシステムで昇華させており、心震えること間違いなしである。

この戦いは、「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダスト☆ストリート」の集大成というべきものであると同時に、パルデアの守護竜としてこの戦いを通じて「伝説」になるという、これまでのシリーズの「伝説」の概念すらも打ち破る戦いにもなっており、曲・内容共にオープンワールドという新たな地平へ挑んだ本作の終局に相応しいものである。

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サウンドトラック

Nintendo Switch ポケモン スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝 スーパーミュージック・コレクション


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最終更新:2024年04月03日 11:07