BALLOON FIGHT
VS. BALLOON FIGHT
機種:AC, FC, PC88, X1
作曲者:
田中宏和
開発元:
任天堂 開発第一部、SRD (AC)、ハル研究所 (FC)
発売元:任天堂、
ハドソン(PC88,X1)
発売日:1984年11月 (AC VS.)、1985年1月22日 (FC)、
2018年9月19日 (NS FC)、2019年12月27日 (NS AC VS.)
概要
ウィリアムス社から発売された固定画面型対戦アクションゲーム『ジャウスト』をアレンジしたもの。
風船にぶらさがりながら画面上の敵を倒すゲーム。協力プレイもできるが、足の引っ張り合いになりやすいので元祖友情破壊ゲームともいわれる。
元々はハル研究所によるファミリーコンピュータ版『ジャウスト』が完成しリリース予定だったが、諸事情で販売の目途が立たなかったため、オリジナルタイトルとして発売されたという経緯がある。
アーケード版の『
VS. バルーンファイト』が先行してリリース。
のちに『
スーパーマリオブラザーズ』の水中面をプログラムするSRDが開発に参加している。
田中宏和氏いわく、本作の楽曲はスライ&ロビーへのオマージュだという。
田中氏は当初、楽しい雰囲気が演出するために音階を感じさせる敵飛行音を流す代わりに、BGMは鳴らさないと決めていた。
しかし、岩田聡氏にバルーントリップを見せられた田中氏は、長く続く時にも心地よく音楽が響くように突貫で作曲したという。
ファミリーコンピュータ版は、FC版『ジャウスト』を開発していたハル研究所が参加。AC版から微妙に操作感が変わっている。
サウンドは基本的にAC版と同じだが、一部が削減・変更されていたりと細かい相違点が存在する。
「ゲームオーバー」の最後の音では、風船が「パーン」と割れる音を想定してホワイトノイズが指定された。
しかし、
ファミリーコンピュータ本体に搭載されている音源のノイズ音に関わる仕様が量産中に変更。
後期CPUにおける短周期ノイズフラグに該当するものを含むいくつかのビットがオンとなる形になってしまった。
このため、アーケード版と同じCPUであるRP2A03無印を搭載している初期型ファミコンを除き、ほとんどの本体では、「ビー」という短周期ノイズが鳴ってしまう。
(この音は初期型の本体を見分ける方法の1つとして使われている。)
後に海外でのみ続編『Baloon Kid』がゲームボーイで発売され、ハローキティのキャラ替え移植作としてFC版が国内販売された後、
ゲームボーイカラー版が発売された。
収録曲
曲名 |
補足 |
順位 |
クレジット |
曲名不明 (サントラ未収録) |
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ゲームスタート |
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敵飛行音 |
リズムはシャッフル 曲名不明 (サントラ未収録) |
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敵落下中音 |
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食われ中音 |
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再スタート |
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クリア |
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フェーズスタート |
PHASE 2以降 PHASE開始曲 曲名不明 (サントラ未収録) FC版には未収録 |
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ボーナスステージ |
BONUS STAGE 曲名不明 (サントラ未収録) |
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パーフェクト |
BONUS STAGE PERFECT!!! |
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ゲームオーバー (AC) |
GAME OVER 曲名不明 (サントラ未収録) |
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ネームエントリー |
NAME REGISTRATION 一部の任天堂製VS.システムのゲームの ネームエントリー画面の共通BGMとして使用されている 曲名不明 (サントラ未収録) FC版には未収録 |
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ファミリーコンピュータ版変更曲 |
敵飛行音 |
リズムはイーブン 曲名不明 (サントラ未収録) |
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バルーントリップ |
ボーナスステージ&バルーントリップモード AC版ボーナスステージのアレンジ (リズムパターンが変更されている) |
ファミコン58位 任天堂86位 横スクロール207位 1980年代173位 |
ゲームオーバー |
AC版からイントロが削除されている |
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サウンドトラック
ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナルサウンドトラックス VOL.1
ファミリーコンピュータ版を収録
Nintendo FAMICOM MUSIC
ファミリーコンピュータ版を収録
関連動画
バルーンファイト プレイ映像
ファミリーコンピュータ版(Wii Uバーチャルコンソールで配信されていたバージョン)のプレイ映像。
最終更新:2025年01月23日 01:24