いつかおわるゆめ
概要
本作終盤で訪れるダンジョン「ザナルカンド遺跡」で流れるBGMであり、『FF10』では「
ザナルカンドにて」と双璧を為す人気曲である。
「ザナルカンドにて」はゲームOPで、主人公達がザナルカンドの廃墟で焚き火を囲むムービーで流れるイベント曲なのに対し、こちらはダンジョンで常時流れているフィールド曲となる。
ちなみに、このダンジョンでの通常戦闘では戦闘用の曲へと移行しないため、ダンジョン探索時だけでなく戦闘でも常時この曲が流れ続ける。
「
スピラの情景」や「ユウナのテーマ」と同じく本曲のメロディはゲーム挿入歌の「素敵だね」のアレンジである。
かつては人工の光に溢れ、栄えていたザナルカンドが今となっては幻光虫と星の光だけが頼りの廃墟と化しているという盛者必衰の理を表現したような、そして同時に主人公達の旅もまた終わりが近い事を告げるような、そんな哀愁漂う曲となっている。
また上記の通り戦闘になっても曲が途切れない為、プレイヤーは曲とゲームの雰囲気をたっぷり味わいながらダンジョンを探索できる親切設計となっている。
また、ザナルカンド遺跡到達まで主人公ティーダの物語を追いかけたプレイヤーには言わずとも伝わると思われるが、曲名に関してもストーリー展開に非常に沿ったものとなっている。
本楽曲が流れる直前に「思い出話はもうおしまい」というセリフが入るが、「思い出」は素直に読み解けばティーダの独白による回想のことである。
しかし、直後に流れる本楽曲名や、終わりを予感させる「最後の夢(
ファイナルファンタジー)」の真実を知っていると、物語の大きなターニングポイントであり、その結末を示唆する重要なワードのように感じられるのではないだろうか。
過去ランキング順位
サウンドトラック
FINAL FANTASY X Original Soundtrack
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最終更新:2025年03月15日 10:44