サイオブレード

サイオブレード

機種:PC88, PC98, X1t, FM77AV, MSX2, MD, Win
作曲者:長谷川和伯, 冨田茂
編曲者(MD):菅野ひろと, 玉山文人
開発元:T&Eソフト
発売元:T&Eソフト、シグマ商事(MD)
発売年:1988年

概要

SFアドベンチャーゲーム。
当時の主流であった、メイン画面の横のコマンド一覧から選択するタイプではなく、画面内にアイポイントカーソルを合わせて人や物に対する直観的な操作ができるという、(今では「クリックアドベンチャー」などと称されるシステムの祖先にあたる)アドベンチャーゲームとしては革新的なシステムを採用し、更には「全シーンアニメーション」としてすべてのシーンでどこかしら動きのある要素を採用していた。
またゲーム内の「メロディーモジュール」が実際に音が鳴る付属品としてパッケージに入っていて、それと連携してゲームを進めるというシーンもあり(これは違法コピー対策でもある)、ついでに申し訳程度のお色気シーンもある。おまけで微妙にマルチエンディング。
このような新機軸を色々備えてはいたが、容量的に無理があったようで、シナリオの完成度はともかくゲームとしての面白さとなるとやや微妙なところになる(同時期同ジャンルのゲームだと、旧来型のコマンド選択式の『スナッチャー』の方が評価は高い)。
アニメーションも画期的とは言えるが、基本的にコマ数が足りず今となってはぎこちない。

メガドライブの移植版はシナリオが大きく変更されており、それに伴って地上編が(お色気シーンごと)カットされてしまっているので注意。シナリオ自体もSFというより俗悪なドラマ調な部分が目立つようになってしまい、原作ファンからの評判はあまり良くない。また収容所強襲ガンシューティングも当然無くなっているが、何故かメインシナリオで疑似3Dシューティングゲームが追加されている。ただしかなりの理不尽難度(高速すぎて敵弾を見てから避けるのが事実上不可能なレベル)で、こちらも大半のプレイヤーからは不評であった。

MSX2版はFM-PACに対応しているので、音源の豪華さ的にはMD=MSX2>その他といった位置づけ。

メロディーモジュールには大体10秒ちょっとの電子音メロディーが8曲入っている。


収録曲

曲名 補足 順位
PSY-O-BLADE 組曲 サントラ限定アレンジ
GAME START
OPENING
BGM1
SOUTH ISLAND
CAPTURED
SORROW
SWEET HEART
SOMETHING DANGEROUS
ARTHUR
BGM2
FINAL ATTACK
RACCOON
JEAN
COUNT DOWN
悲しい結末
ENDING 第2回マイナーレトロ240位

サウンドトラック

T&E SOFT ゲーム・ミュージック SCENE 1


PV

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最終更新:2024年06月01日 02:57