J-E-N-O-V-A
概要
「ジェノバ」のタイトル通り、ジェノバの名を冠した「ジェノバ・
BIRTH ( 誕生 ) 」・「ジェノバ・
DEATH ( 死 ) 」および魔晄キャノンでの宝条戦で使用されるBGM。
また最終決戦直前における星の体内でも使用されており、通常戦闘に入ってもこの曲のまま。
なお同じジェノバである「ジェノバ・LIFE」と「ジェノバ・SYNTHESIS」との戦闘ではそれぞれ違う曲が使用されている。
「ジェノバ・
SYNTHESIS ( 統合 ) 」は直前の星の体内でこの曲が使われたのもあり、戦闘時は「完全なるジェノヴァ」という別曲が充てられたが問題はもう一方。
「ジェノバ・
LIFE ( 生命 ) 」に関してはこの曲に変えることなく
あの曲 を通しで流し続けたことでプレイヤーに作中最大級の衝撃とトラウマを刻み込むことになる。
「ピロピロピロピロ…」というミステリアスなイントロから始まり、重厚なシンセ音がメロディーを引っ張っていく緊張感満点の戦闘曲。
サビは勇ましさを感じられるメロディーが流れ、否応無しにプレイヤーを盛り上げてくれる。
最初で使われるジェノバ・BIRTH戦では唐突にコイツがこの曲と共に登場するので、度肝を抜かれたプレイヤーは多いだろう。
他でも物語が核心へと迫るジェノバ・DEATH戦や全ての元凶である宝条戦、そして最終決戦直前と重要なシーンで使われているためインパクトは強い。
本作の人気曲の一つに数えられており、『
DDFF 』や『
魔女と少女と5人の勇者 』など後の作品でもアレンジ版が収録されている。
ロックバンド「THE BLACK MAGES」によるアレンジ版も存在。エレキギターを多用したロックアレンジ版で追加フレーズがあり。
またこのTHE BLACK MAGES版をベースにしたアレンジが映像作品である『FFVII AC』で使われている。
私は……間違っていた。眠るべきだったのは…… きさまだ、宝条……!
余談だが魔晄キャノンでの宝条戦では、一緒にいるキャラクターによってこの曲が流れるタイミングが少し異なる。
ヴィンセントを連れていくと、上記の台詞とともにこの曲が入ることになる。
狂気に堕ちた宝条への怒りと2人の因縁の深さを感じるはずである。
なんと今作では、原作においてその場で直接対面することのなかったプレジデント神羅殺害のジェノバの役回りとして、新たなジェノバ「ジェノバBeat ( 胎動 ) 」の名で対決することになった。
当然この曲も「J-E-N-O-V-A ー胎動ー」として、
牧野忠義 氏による3段階構成の大幅アレンジとなっている。
第1段階は原曲のフレーズをスローペースにし、所々にコーラスを入れた重々しいアレンジとなっている。
この段階では攻撃はそこまで激しいものではないため、まだ楽にHPを削れる段階となっている。
HPを半分ほど削り第2段階に移行すると、大量の触手を生やす上耐久力が大幅に上昇し一気に苦しい展開になる。
曲もコーラスが一気に増えただけでなく、確かに原曲に近い曲調に変わってきていることが分かる。
そして更にHPを削ると、ジェノバBeat本体が瞬間移動し咆哮と共に最終段階に移行するが、この瞬間に聴き覚えのあるイントロに曲が変化する。
最終段階に至り曲は正にド直球というべき正当アレンジに変化する激熱な展開となっていたのである。
ジェノバBeatも強力な魔法で更に苛烈に攻め立ててくるが、それに負けないくらい曲がプレイヤーのテンションを引き上げてくれるだろう。
かつて 怪物がいた
その怪物は 人の心を読み 姿を変えた
恐れる顔 愛する顔を見せて 人を動かしたという
その怪物の名は―
ジェノバ
続編となる『
ファイナルファンタジーVII REBIRTH 』では、原作通りに連絡船内で「ジェノバBirth」との対決となる。
前作のジェノバBeatの時点で相当のグロテスクなデザインであったが、このジェノバBirthに至ってはもはや
バイオハザード シリーズ にいても違和感がないレベルのグロいデザインとなってしまっており、その手が苦手はプレイヤーにはかなりキツイ。
曲の「J-E-N-O-V-A -誕生-」についても、陰湿なメロディーとテンポの変化、そして女性のコーラスが印象深いものとなっている。
特にイントロの滅茶苦茶なテンポは完全にパニックホラーのそれであり、歴代屈指の尖りきったアレンジとなっている。
今回も第3段階まで曲が移り変わるようになっており、最終段階は原曲のフレーズで盛り上げてくれることだろう。
そして本作の最終局面において、遂に忘らるる都に「ジェノバLife」が出現し決戦となる。
この戦闘は第4段階まであるのだが、第1段階の曲はなんと「
エアリスのテーマ -白マテリア- 」の後半部分である。
27年前にゲーム史に残した悲劇をあろうことか曲もろともに
「再生」 ( REBIRTH ) する血も涙もない所業には絶句する他ない。
この第1段階のHPを4分の1ほど削ると第2段階に入り、曲も「J-E-N-O-V-A -生命」へと切り替わる。
この曲は最初から原曲を彷彿とさせる壮大で緊迫感を感じさせる曲調となっており、段階を経るごとに原曲のフレーズが追加されていくことになる。
ジェノバLifeも第2段階で翼を広げて視覚面からも凄まじい威圧感を放ってくる上に、第3段階ではまさかの空中戦となり回避困難な極大の
ジェノサイド レーザーを連発してくる。
そして全部位破壊を行うと、メンバー全員の連携攻撃を受けた上に、クラウド・ティファ・バレット三人の総攻撃で地に叩きつけられ驚愕の
9999 ダメージ。
ここに至り目を光らせ完全にブチ切れたジェノバLifeと雌雄を決する最終段階では、
ジェノサイド レーザーとブラッドフレイムの波状攻撃と青い光の連打という弾幕の雨嵐となる。
曲も原曲のメロディーを全て解放し、トランペットとエレキギターによる苛烈な演奏でこの展開を後押しする。
この先は
原作には存在しなかった展開 が待ち受けていることもあり、本作における原作ストーリーのラストボスにして、再びトラウマを刻み付けた張本人という立ち位置であると考えれば、これだけの凄まじい展開も納得がいくはずである。
過去ランキング順位
ファイナルファンタジーVII「J-E-N-O-V-A」
ファイナルファンタジーVII REMAKE「J-E-N-O-V-A -胎動-」
ファイナルファンタジーVII REBIRTH「J-E-N-O-V-A -誕生-」
ファイナルファンタジーVII REBIRTH「J-E-N-O-V-A -生命-」
サウンドトラック
FINAL FANTASY VII ORIGINAL SOUNDTRACK
FINAL FANTASY VII REMAKE Original Soundtrack
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最終更新:2025年04月25日 16:20