株式会社パンドラボックス(現:シャノン)
コーエーおよびブレイングレイのゲームクリエイターだった飯島健男氏が設立したソフトウェアメーカー。1989年に設立。
最初は『
BRAI』などのパソコンゲームに携わっていたが、次第にゲームボーイやスーパーファミコンなどの家庭用ゲームへとシフトした。
ゲームボーイで展開された『ONI』シリーズや、『
龍騎兵団ダンザルブ』、『
ソウル&ソード』などRPGのゲームを中心に開発を行った。
またサウンドノベル系のゲームも制作しており、特に『
学校であった怖い話』は現在でも非常に高く評価されている。
その後はプレイステーション用ソフトの企画・開発へと移行し、『
蒼天の白き神の座』などの意欲的な作品を作り出す。
1999年からは自社ブランドであるパンドラMAXシリーズを立ち上げ、定価が一律1980円という規格外に安い値段で発売し話題になった。
しかし財務への負担がやはり大きかったようで、このパンドラMAXシリーズの第6作目を最後にゲーム事業から撤退した。
これ以降パンドラボックスは休業状態に入り、その名はゲーム業界から姿を消すこととなった。
しかし2007年に飯島氏(飯島多紀哉に改名)が「シャノン」という社名に変更し再出発。パンドラボックス系列のゲーム作品を引き続きリリースしている。
音楽面はパンドラボックスには専属の作曲家が存在し、ほとんどの作品において作曲を担当している。
西澤洋氏や
渡部陽子氏といった優秀なサウンドクリエイターが集結し、音楽面での高い評価を持つ作品は多い。
作品
ONIシリーズ
パンドラMAXシリーズ
その他
主な作曲家
- 西澤洋※元パンドラボックス所属の作曲家。ONIシリーズ、龍騎兵団ダンザルブなどを担当。
- 渡部陽子※元パンドラボックス所属の作曲家。ONIシリーズ、学校であった怖い話(SFC)などを担当。
- 根本一郎※元パンドラボックス所属の作曲家。幕末降臨伝ONI、アラビアンナイトなどを担当。
- 田村大輔※元パンドラボックス所属の作曲家。魔法騎士レイアース、蒼天の白き神の座などを担当。
- 堀口貴史※元パンドラボックス所属の作曲家。晦-つきこもり、学校であった怖い話(PS)などを担当。
- 三垣敦史※元パンドラボックス所属の作曲家。パンドラMAXシリーズなどを担当。
最終更新:2024年09月29日 08:00