戦闘!ロケット団
概要
ジョウト地方のロケット団残党との対決で流れるBGMであり、
シリーズ初となる悪の組織の専用曲である。
なお、ロケット団は
前作の舞台であるカントー地方から登場しているが、初代は専用曲が存在しなかったため一般トレーナーと同じBGMとなっている。
これは初代のリメイク作である
FRLGと
LPLEも同様である。
一般トレーナー戦BGMと比べて明らかにアンダーグラウンドな雰囲気を醸し出す曲調である。
これに加え、リメイク作のHGSSでは後半フレーズでギターを掻き鳴らす、疾走感の中にダークな雰囲気が混在する曲となっている。
ロケット団との対決は、これ以降の悪の組織でも恒例となるしたっぱによる物量戦のため何度も聞くことになり、自然と印象に残る曲である。
なお金銀では、幹部との対決は一般トレーナー戦BGMが流れるのだが、HGSSではこの曲が流れるのでよりロケット団の曲としての統一感が強くなっている。
ちなみにHGSSでは映画館で配布されたセレビィを連れていくと、ロケット団のボスであるサカキと対決できるが、その時の戦闘もこの曲である。
『
ポケモンスタジアム金銀』では意外なことに、リトルカップのセミファイナルでこの曲のアレンジが流れる。
64の音源だけあり、オーケストラ調の重厚な曲に仕上がっており緊張感が増している。
なおジムリーダーの城のロケット団戦の曲は、これまた意外なことに「ロケットだんアジト」のアレンジである。
この作品においてロケット団は壊滅し解散となっているが、
ウルトラサン・ウルトラムーンでは平行世界より歴代のボスを束ねた最強最悪な悪の組織「レインボーロケット団」が襲来。この曲も大幅アレンジされ復活を果たした。
したっぱとの対決で流れる曲は、イントロがなんと金銀の電子音の原曲そのまんまであり、更にHGSSを思い起こさせる「視線!ロケット団」のイントロフレーズが流れた後、終始エレキギターがメインを張る荒々しい曲であるが、前半でのピアノの音色の意外性もあり、別世界の存在であることも感じさせる。
そして今作ではレインボーロケット団のボスであるサカキとの対決では、したっぱ戦とは別に専用曲が流れる。
サカキの戦闘曲は「
戦闘!ジムリーダー(カントー)」のイメージが強いが、意外にも悪の組織のボスとして個人専用曲が用意されるのはシリーズ初である。
この曲はしたっぱ戦と同様イントロは金銀の原曲だが、その先は曲を構成する楽器が大幅に増えたスローペースの威圧感全開の曲調だった。
ティンパニーの重い音でリズムを取りながら、エレキギターだけではなくバイオリンやトランペットも使用したオーケストラ調の曲構成となっており、したっぱ戦との格の違いをはっきり示している。
曲の後半では「視線!ロケット団」だけではなく
初代の「ロケット団アジト」のフレーズまで入っており、古参のトレーナーにとっては懐かしさも感じられるだろう。
この凄まじい曲調に違わず、歴代の悪の頂点であるサカキが切り札として繰り出してくるのは、なんと元祖最強のポケモンとして名高きミュウツー。しかもメガシンカのオマケ付きという暴挙である。
殿堂入り後のストーリーに相応しい歯ごたえのある曲と戦闘であると言っていいだろう。
過去ランキング順位
収録サウンドトラック
ポケットモンスター ハートゴールド&ソウルシルバー ミュージック スーパーコンプリート
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最終更新:2025年03月15日 09:04