リード アングル

LEAD ANGLE / DEAD ANGLE / GANG HUNTER

機種:AC, SMS, NS, PS4
作曲者 (AC):M.KANNO, H.SUENOBU, H.MORIYA
開発元:セイブ開発 (AC)、セガ (SMS)
発売元:テクモ (AC)、セガ (SMS)
発売年:1988年7月5日 (AC)、1990年 (SMS)、2024年9月5日 (NS, PS4)

概要

セイブ開発から1988年に発表された3Dシューティング。海外ではDEAD ANGLE, GANG HUNTERの名称で稼働した。
特別捜査官ジョージ・フェニックスを操作し、攫われてしまった恋人ジェーンをかつて自分が逮捕に追い込んだ暗黒街の帝王ロバート・キングから救出すべく立ち向かう。

1986年に同社が開発しタイトーから発表された『エンパイアシティ:1931』の実質的な続編で、アレンジ曲が使用されていたり、ストーリー上も繋がりがあるかのような記載がある。 *1 *2
発表当初はオペレーターの評判が良かったらしく、ゲームマシン338号 (1988/08/15) に掲載の Best Hit Games 25 ではテーブル型TVゲーム機部門に初登場で5位 (評価6.29/10) に輝いている。
余談だが、ステージ4, 8にはロケテストまででお蔵入りになった同社の『ユカイツーカイ』の絵が飾られている。

前作同様、楽曲はオーケストラジャズ風のもので雰囲気重視。
タイコをあまり積極的に使用しておらず、基本的にリズムはブラシスネアかハイハットといったところ。ベースがグイグイ引っ張る曲も魅力的。
時おり胃の痛くなるような不協和音が挟まれ、その残響がストーリーや銃撃戦の緊張感を高めてくれる。
なお、前作の作曲者である Y・K氏 *3 はクレジットされていない。

海外でのみ販売されたセガ・マスターシステム向けの移植ではステージ2, 5が削除されている。スタッフロールがなくサウンド担当者も不明。
また、エンディング曲が本家とはまた違った哀愁が漂うラテンものに差し替えられており、こちらも一聴の価値あり。


収録曲 (仮曲名)

曲名 作・編曲者 補足 順位
Credit
Demo 1 ステージ 1 開始デモ
BGM 1 ステージ 1 NAPOLI - ENRICO FAMILY
ステージ 6 CHICAGO - VINCENTO FAMILY
ステージ 8 THE BOSS
Stage Clear BONUS (ステージクリア)
GAME OVER
Demo 2 ステージ 2, 4, 6, 8 開始デモ
アトラクトデモ
BGM 2 ステージ 2 THE ATLANTIC - PIETRO FAMILY
ステージ 4 NEWYORK (AT THE HOTEL) - ORAZIO FAMILY
ステージ 5 KANSAS - TOMMASO FAMILY
ステージ 7 THE HALL
後半部分は前作より BGM 1 のアレンジ
Demo 3 ステージ 3, 5, 7 開始デモ
BGM 3 ステージ 3 NEWYORK (AT THE PORT) - SALVATORE FAMILY
STAFF~THE END~ネームエントリー
イントロを除く前半部分は前作より BGM 2 のアレンジ
Last Scene ジェーン救出デモ
SMS版差し替え曲
Ending ジェーン救出デモ~エンディング文章表示~THE END

関連動画

アーケードアーカイブス リードアングル

+ タグ編集
  • タグ:
  • AC
  • 1988年
  • M.KANNO
  • H.SUENOBU
  • H.MORIYA
  • セイブ開発
  • テクモ
  • SMS
  • 1990年
  • セガ
最終更新:2024年09月05日 00:05

*1 フライヤーによれば、キングは1931年に逮捕され、その後保釈金を積んで出獄したことになっている。

*2 しかし『エンパイアシテイ:1931』のボスは狙撃されて死亡(DEAD BY SHOOTING)したので、お互い別人か。

*3 『タイトー・ゲーム・ミュージック』ブックレットより