もういいよ4コマでとは、諦めの境地である。
概要
現代4コマの概念は絶えず進化し、その結果、従来の4コマとは異なる作品が強引に4コマと位置付けられる傾向が増している。
そして驚くべきことに、作者はその作品がなぜ4コマなのかを説明しないことが一般的だ。鑑賞者は、強引に4コマとされた際に「もういいよ4コマで」という諦めの境地に達する。
そして驚くべきことに、作者はその作品がなぜ4コマなのかを説明しないことが一般的だ。鑑賞者は、強引に4コマとされた際に「もういいよ4コマで」という諦めの境地に達する。
これは一種の悟りであり、仏教の教えにも共通する。何の根拠もないように見える4コマの認識は、あえて全てを4コマとして受け入れる姿勢によって新たな洞察が生まれ、視界に見えなかったものが明らかになる。諦めの境地とも言えるし、逆に4コマを諦めないとも言えるだろう。
全てを4コマとして受け入れる柔軟で開かれた姿勢こそが、新しい発見と繋がりを生み出している。