時短派とは、現代4コマにおける動向のひとつ、あるいはそのように振る舞う流派や作家のこと。時短主義。
概要
作品の作成時間やコストを削減するためにさまざまな手段を用いる。既存の作品や概念にほとんど手を加えず、現代4コマ作品として再定義したり(再定義4コマ)、新たな文脈を組み入れたりすることが時短派の主要なアプローチである。特に「現代4コマ」アカウントによる投稿祭や企画展(朝までそれ4コマなど)の際に台頭してくる。以下は用いられる表現方法の一例。
おもな表現方法
・4ミュレーショニズム(シミュレーショニズム)
・レディ・4コマ(レディ・メイド)
既製品の文脈を書き換える行為。時短派においてはいら○とやの画像の題名を変えたり、組み合わせただけで新たな作品に仕立て上げたりするなどの手法がとられる場合が多い。並べ派とも関係が深く、いら○とやの画像などを4つ並べて4コマとして発表されることもある。
・純粋4コマ主義
当該記事によれば純粋4コマ主義とは「4コマの枠内に何も描かれていない純粋な空間だけを見せることで、視覚的な空間の演出を極限まで追求する運動」なのだが、その空間から意味を見出したという体で題名を与えることで新たな文脈を追加することができる。難解なテーマの記号化を一手に引き受ける、現代4コマ界きっての便利屋である。
・白紙ズム
桜桃が提唱した現代4コマの周辺概念のひとつ。無の表現。白い画像に題名をつけることで、純粋4コマ主義と同様にあらゆる文脈を付与できる。