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笑い地蔵(わら-じぞう)
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gensousyusyu
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笑い地蔵/わらいじぞう
日本にいくつか伝わる、地蔵が笑うという怪異。
大阪市淀川区大願寺では、推古天皇の時代に長柄橋の建設のため、垂見郷の岩氏という者が人柱となった。彼を祀る為に寺が建立され、寺は寛政2年に再建され、古い橋杭で地蔵を作った。藤原公任(ふじわらのきんとう)が「長柄江や藻に埋もれし橋ばしらまた道かへて人にわたすなり」と歌を詠むと、地蔵が笑ったという。後に岩氏の娘が京都府八幡市の講田寺に父を祀る地蔵を作った。
岐阜県墨俣町にも似た話があり、西行が「朽ち残るまさこの下の橋はしら又さまかへて人わたす也」と詠むと地蔵が笑ったという。
千葉県長南町では、長南城が落ちた際に2体の地蔵の1体が泣き、もう1体が笑ったという。
鳥取県鳥取市では、笑い地蔵の周りを3回周ると笑うという。
大阪市淀川区大願寺では、推古天皇の時代に長柄橋の建設のため、垂見郷の岩氏という者が人柱となった。彼を祀る為に寺が建立され、寺は寛政2年に再建され、古い橋杭で地蔵を作った。藤原公任(ふじわらのきんとう)が「長柄江や藻に埋もれし橋ばしらまた道かへて人にわたすなり」と歌を詠むと、地蔵が笑ったという。後に岩氏の娘が京都府八幡市の講田寺に父を祀る地蔵を作った。
岐阜県墨俣町にも似た話があり、西行が「朽ち残るまさこの下の橋はしら又さまかへて人わたす也」と詠むと地蔵が笑ったという。
千葉県長南町では、長南城が落ちた際に2体の地蔵の1体が泣き、もう1体が笑ったという。
鳥取県鳥取市では、笑い地蔵の周りを3回周ると笑うという。
参考文献
- 小松和彦監修『日本怪異妖怪大辞典』東京堂出版
- 志村有弘,諏訪春雅著『日本説話伝説大事典』勉誠出版
- 乾克己,小林正胤,志村有弘,高橋貢,鳥越文蔵著『日本伝奇伝説大事典』角川書店