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ローカパーラ・エレファント
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gensousyusyu
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ローカパーラ・エレファント/Lokapala Elephants/Locapàla Elephants
インド、ヒンドゥー教神話において、宇宙を守る8頭の象たち。ヒマーパンダラ(あるいはサールヴァバウマ、スーリヤバウマ)、スプラティーカ、アイラーヴァタ(あるいはヴィルーパクシャ)、プンダリーカ、ヴァーマナ(あるいはマハーパドマ)、クムダ、アンジャ(あるいはサウマナサ)、プシュパダンタだとされる。
それぞれが世界の守護神ローカパーラを背に乗せ、8つに分けられた宇宙を守っている。背で世界を支えており、それぞれに同じ大きさの妻象もいる。北の領域ではクヴェーラがヒマーパンダラ(サールヴァバウマ、スーリヤバウマとも)に、北東の領域ではプリティヴィー(シヴァ、ソーマ)がスプラティーカに、東の領域ではインドラがアイラーヴァタ(ヴィルーパクシャ)に、南東の領域ではアグニがプンダリーカに、南の領域ではヤマがヴァーマナ(マハーパドマ)に、南西の領域ではスーリヤ(ニルリティ)がクムダに、西の領域ではヴァルナがアンジャ(サウマナサ)に、北西の領域ではヴァーユがプシュパダンタに乗っている。
『マータンガリーラー』では、ブラフマーが卵を2つに割り、両手に持った。それに7つのマントラを唱えると8頭の純白の雄象が右手の殻から生まれた。その中で最初に生まれたのがアイラーヴァタだという。左手の殻からは8頭の雌象が生まれ、ブラフマーはこれらを世界を8つに分けた方位に配置し、世界を支えさせた。神々が乳の海を撹拌させた際に生じたラクシュミーに対しては、ガンジス川の聖なる水を注いだ。
それぞれが世界の守護神ローカパーラを背に乗せ、8つに分けられた宇宙を守っている。背で世界を支えており、それぞれに同じ大きさの妻象もいる。北の領域ではクヴェーラがヒマーパンダラ(サールヴァバウマ、スーリヤバウマとも)に、北東の領域ではプリティヴィー(シヴァ、ソーマ)がスプラティーカに、東の領域ではインドラがアイラーヴァタ(ヴィルーパクシャ)に、南東の領域ではアグニがプンダリーカに、南の領域ではヤマがヴァーマナ(マハーパドマ)に、南西の領域ではスーリヤ(ニルリティ)がクムダに、西の領域ではヴァルナがアンジャ(サウマナサ)に、北西の領域ではヴァーユがプシュパダンタに乗っている。
『マータンガリーラー』では、ブラフマーが卵を2つに割り、両手に持った。それに7つのマントラを唱えると8頭の純白の雄象が右手の殻から生まれた。その中で最初に生まれたのがアイラーヴァタだという。左手の殻からは8頭の雌象が生まれ、ブラフマーはこれらを世界を8つに分けた方位に配置し、世界を支えさせた。神々が乳の海を撹拌させた際に生じたラクシュミーに対しては、ガンジス川の聖なる水を注いだ。
参考文献
- キャロル・ローズ著/松村一男監訳『世界の怪物・神獣事典』原書房
- レイチェル・ストーム著/山本史郎,山本泰子訳『ヴィジュアル版 世界の神話百科 東洋編 エジプトからインド、中国まで』原書房