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ロギ(2)
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gensousyusyu
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ロギ/Logi
北欧神話に登場する巨人。巨人たちの国ウトガルドにあるウトガルド・ロキの館に住む。
トール一行は巨人たちの国ウトガルドに赴いて巨人討伐を成し遂げようとした。トールたちはウトガルドの王ウトガルド・ロキに対し、様々な勝負を挑んだ。ロキ(1)が大食い・早食いの勝負を申し込むと、ウトガルド・ロキは対戦相手として館の一番端の席に座っていたロギを指名した。玉座には切り刻まれた大きな肉の塊が、木の大皿に盛られた状態で運ばれてきた。木皿の一端はロキ(1)の席に、もう一端はロギの席の前に置かれ、ウトガルド・ロキの号令の下に対決が始まった。両者とも食べるにつれて椅子を前の方へ進めていき、ついに中央で両者がぶつかる形になった。しかしロギは肉についていた骨や木皿までも食べ尽くしていたため、ロキ(1)の負けとなった。
翌日、一行がウトガルドを後にする際、ウトガルド・ロキはこれらの勝負が自身の見せた幻影で、ロギは野火だったことを明らかにする。野火であるため、骨も木皿も焼き尽くしていたのだという。
フォルニョートの3人の息子の1人とされることもあるが、ロギ(1)と混同された結果だろうか。
名は古ノルト語で「炎」「熱情」の意。
トール一行は巨人たちの国ウトガルドに赴いて巨人討伐を成し遂げようとした。トールたちはウトガルドの王ウトガルド・ロキに対し、様々な勝負を挑んだ。ロキ(1)が大食い・早食いの勝負を申し込むと、ウトガルド・ロキは対戦相手として館の一番端の席に座っていたロギを指名した。玉座には切り刻まれた大きな肉の塊が、木の大皿に盛られた状態で運ばれてきた。木皿の一端はロキ(1)の席に、もう一端はロギの席の前に置かれ、ウトガルド・ロキの号令の下に対決が始まった。両者とも食べるにつれて椅子を前の方へ進めていき、ついに中央で両者がぶつかる形になった。しかしロギは肉についていた骨や木皿までも食べ尽くしていたため、ロキ(1)の負けとなった。
翌日、一行がウトガルドを後にする際、ウトガルド・ロキはこれらの勝負が自身の見せた幻影で、ロギは野火だったことを明らかにする。野火であるため、骨も木皿も焼き尽くしていたのだという。
フォルニョートの3人の息子の1人とされることもあるが、ロギ(1)と混同された結果だろうか。
名は古ノルト語で「炎」「熱情」の意。
別名
参考文献
- キャロル・ローズ著/松村一男監訳『世界の怪物・神獣事典』原書房
- K・クロスリィ-ホランド著/山室静,米原まり子訳『北欧神話物語』青土社
- クロード・ルクトゥ著/篠田知和基監訳/広野和美,木村高子訳『北欧とゲルマンの神話事典 伝承・民話・魔術』原書房
- ライナー・テッツナー著/手嶋竹司訳『ゲルマン神話 神々の時代 上』青土社
- 久保田悠羅とF.E.A.R.著『ドラゴン』新紀元社