ロー・ヘッド・アンド・ブラディー・ボーンズ - 幻想用語データベース @ ウィキ

ロー・ヘッド・アンド・ブラディー・ボーンズ／Raw Head and BloodyBones

　イングランドのランカシャー、リンカーンシャー、ヨークシャーの民間伝承に登場する悪霊。
　顔から血が滴れている人間のような姿をしており、骨の山の上に坐っている。淀んだ池や泥灰岩の採石場、家の階段の下にある戸棚などに棲み、そこから言うことを聞かない子供を引きずり込んで殺そうと機会を窺っている。オールド・ブラディー・ボーンズと呼ばれる際は精霊としての力が弱くなっていることを示し、コーンウォール州バルデュー近くの「ノッカーの地下杭」と呼ばれる地域に棲んでいた。
　「ブラディー・ボーンズかランスフォード(17世紀イギリスの市民戦争においてベッドフォード伯爵側の軍についた大佐)くらい恐ろしい声音で話して、子供達を逃げ出させろ」という成句がある。

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別名

オールド・ブラディー・ボーンズ／トーミー・ロー・ヘッド／ブラディー・ボーンズ

参考文献

• キャロル・ローズ著/松村一男監訳『世界の妖精・妖怪事典』原書房