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ローカパーラ
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gensousyusyu
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ローカパーラ/Lokapāla
インド神話における、世界を守る神々の総称。
内訳は出典で異なり、『アタルヴァ・ヴェーダ』では東をアグニ、南をインドラ、西をヴァルナ、北をソーマ、『ブリハドアーラニヤカ・ウパニシャッド』では東をスーリヤ、南をヤマ、西をヴァルナ、北をソーマ、上をアグニ、『マヌ法典』『マハーバーラタ』では北をクヴェーラ、西をヴァルナ、東をインドラ、南をヤマ、北西をヴァーユあるいはマルト、北東をソーマあるいはイーシャーナ、南西をニルリッティあるいはスーリヤ、南東をアグニが守るとされる。仏教ではドリタラーシュトラ(持国天(じこくてん))、ヴィルーダカ(増長天(ぞうちょうてん))、ヴィルーパクシャ(広目天(こうもくてん))、ヴァイシュラヴァナ(多聞天(たもんてん))の四天王が東方、南方、西方、北方を守護する。
『マハーバーラタ』では、8柱のそれぞれはローカパーラ・エレファントという神象に乗っているという。仏教、チベット仏教においてはダルマパーラに影響を及ぼした。名は「世界を守る者」の意。
内訳は出典で異なり、『アタルヴァ・ヴェーダ』では東をアグニ、南をインドラ、西をヴァルナ、北をソーマ、『ブリハドアーラニヤカ・ウパニシャッド』では東をスーリヤ、南をヤマ、西をヴァルナ、北をソーマ、上をアグニ、『マヌ法典』『マハーバーラタ』では北をクヴェーラ、西をヴァルナ、東をインドラ、南をヤマ、北西をヴァーユあるいはマルト、北東をソーマあるいはイーシャーナ、南西をニルリッティあるいはスーリヤ、南東をアグニが守るとされる。仏教ではドリタラーシュトラ(持国天(じこくてん))、ヴィルーダカ(増長天(ぞうちょうてん))、ヴィルーパクシャ(広目天(こうもくてん))、ヴァイシュラヴァナ(多聞天(たもんてん))の四天王が東方、南方、西方、北方を守護する。
『マハーバーラタ』では、8柱のそれぞれはローカパーラ・エレファントという神象に乗っているという。仏教、チベット仏教においてはダルマパーラに影響を及ぼした。名は「世界を守る者」の意。
別名
参考文献
- 菅沼晃編『インド神話伝説辞典』東京堂出版
- レイチェル・ストーム著/山本史郎,山本泰子訳『ヴィジュアル版 世界の神話百科 東洋編 エジプトからインド、中国まで』原書房