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レラカムイ
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gensousyusyu
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レラカムイ
日本のアイヌに伝わる風の神。
ある物語では、空飛ぶ船に乗り、カムイカッケマッ(神々しい淑女)と呼ばれる姿で現れる。人間の女性の兄と夫を奪おうと現れ、女性には代わりに神の首飾りを与えようとする。しかし女性は怒って首飾りを投げ返し、「神は神と、人は人と婚姻を結ぶべきなのに、人を奪おうとするとは極悪非道だ」と告げる。するとレラカムイはばつが悪そうな顔をして消えてしまった。それからしばらくすると、女性の兄と夫は帰ってきたという。
名の「レラ」は「風」の意。
ある物語では、空飛ぶ船に乗り、カムイカッケマッ(神々しい淑女)と呼ばれる姿で現れる。人間の女性の兄と夫を奪おうと現れ、女性には代わりに神の首飾りを与えようとする。しかし女性は怒って首飾りを投げ返し、「神は神と、人は人と婚姻を結ぶべきなのに、人を奪おうとするとは極悪非道だ」と告げる。するとレラカムイはばつが悪そうな顔をして消えてしまった。それからしばらくすると、女性の兄と夫は帰ってきたという。
名の「レラ」は「風」の意。
参考文献
- 朝里樹著『日本怪異妖怪事典 北海道』笠間書院