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浪鳥(ろうちょう)
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gensousyusyu
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浪鳥/ろうちょう
中国の伝説に登場する怪鳥。
人を食う巨鳥で、北宋代『太平広記』巻463に引く唐代の張鷟『朝野僉載』によれば、真臘国(現在のカンボジア)の葛浪山の中の洞穴に棲むという。鳶のような形で、大きさは駱駝ほどあり、人が通ると捕まえて食い、空中に舞い上がって飛び去る。これに人々は困っていたが、真臘王が牛肉の大きな塊を用意し、中に先が二股の鋭い小剣を仕込み、これをある者に命じて頭に載せて歩かせた。浪鳥が肉を飲み込むと、小剣が刺さって死んでしまったという。
人を食う巨鳥で、北宋代『太平広記』巻463に引く唐代の張鷟『朝野僉載』によれば、真臘国(現在のカンボジア)の葛浪山の中の洞穴に棲むという。鳶のような形で、大きさは駱駝ほどあり、人が通ると捕まえて食い、空中に舞い上がって飛び去る。これに人々は困っていたが、真臘王が牛肉の大きな塊を用意し、中に先が二股の鋭い小剣を仕込み、これをある者に命じて頭に載せて歩かせた。浪鳥が肉を飲み込むと、小剣が刺さって死んでしまったという。
参考文献
- 袁珂著/鈴木博訳『中国神話伝説大事典』大修館書店