マスラオ MASURAO |
登場作品 |
機動戦士ガンダム00 |
型式番号 |
GNX-U02X |
全高 |
20.4m |
重量 |
61.5t |
所属 |
アロウズ |
武装 |
GNバルカン レーザー機銃 ビームチャクラム GNビームサーベル GNフィールド |
搭乗者 |
ミスター・ブシドー |
【設定】
地球連邦独立治安維持部隊アロウズの擬似太陽炉搭載試作型モビルスーツ。
擬似太陽炉は両腰のサイドバインダー内に1基ずつ計2基搭載されている。
元々は次期主力機候補として
アヘッドをベースにトランザム実験用試験機などの研究開発が進められていたが、ミスター・ブシドーが搭乗者として決定した事で計画を一旦白紙に戻し、彼が望む「最高のスピードと最強の剣」をコンセプトに残存していた
オーバーフラッグをベースに設計された。
アヘッドを優に超える機動性を持ちながらGNフラッグや
アヘッド・サキガケと同様に近接戦闘に特化しており、オーバーフラッグに備わっていた可変機構は廃されている。
設計者であるビリー・カタギリが恩師レイフ・エイフマンの遺したGNドライヴに関する手書きのメモを解析した事により、擬似太陽炉搭載としながらトランザムシステムの実現に成功した最初の機体となった。
しかし耐Gシステムはソレスタルビーイングの
ガンダムほど充実できていない様で、トランザムの際にはブシドーが吐血する程、パイロットに負荷がかかってしまう模様。
【武装】
GNバルカン
胸部に2門を内蔵する連射式の小型ビーム砲。
レーザー機銃
頭部に2門を内蔵する機銃。
粒子ビームではなく高指向性のレーザーを発射する。
ビームチャクラム
頭部左右のクラビカルアンテナの間に円環状のビームを形成して射出する試験武装。
他機に類を見ない武装だが、上記の武装共々使用される事は無かった。
GNビームサーベル
マスラオの主武装となる近接戦闘用ビーム兵器。
日本刀型のビーム刃を形成し、二刀流で使用する。
GNロングビームサーベル「ハワード」
左手用のGNビームサーベル。
その名は4年前に戦死したユニオンのフラッグファイターの名前が由来となっている。
GNショートビームサーベル「ダリル」
右手用のGNビームサーベル。
こちらも4年前に戦死したユニオンのフラッグファイターの名前が由来となっている。
GNフィールド
両肘と両肩の突起状のGNバーニアが防御用の小型GNフィールド発生器としての機能を併せ持つ。
こちらも使用される事は無かった。
【原作の活躍】
アフリカタワーに向かう
ダブルオーライザーの前に立ちはだかり、トランザムを駆使して互角に渡り合うも、他のガンダムが駆け付けた事と粒子残量が少なくなったことから撤退。
それ以降はトランザム関連の調整を加えられた様だが、ダブルオーライザーとの決戦直前に
スサノオへ改修されるまで戦闘する事はなく出番を終えた。
【搭乗者】
ミスター・ブシドー
CV:中村 悠一
地球連邦軍独立治安維持部隊アロウズに所属するパイロット。
陣羽織と仮面を身に付けた風貌から「ミスター・ブシドー」と呼ばれているが、本人はこの呼び方を拒否こそしないものの気に入ってはいない模様。
ダブルオーライザーを駆る
刹那・F・セイエイと決着を付ける事を生きがいとしており、そのためには
アヘッド・サキガケでは役者不足と感じていたのか、アロウズのMS開発主任に就任して次期主力候補機を開発中だった元ユニオンの技術者ビリー・カタギリの下に赴き、就任祝いにかこつけて試作中だった新型の機体を自分好みの専用機とする様に依頼した。
そして完成した本機をもって、クーデターを知った刹那なら向かってくると読んでアフリカタワー周辺で待ち受け、アロウズ勢としては初となるトランザムを発動。
圧倒的な速さで決着をつけようとしたが、他のガンダムの介入がある中ではまともに戦えないと判断して撤退した。
ワンマンアーミーっぷりは相変わらずで、その直後のアフリカタワー事件には居合わせなかった。
その後地球連邦軍がアロウズ傘下となり、MS部隊による襲撃時に刹那達がイノベイター勢力&
ルイス・ハレヴィ達と戦う様子を遠方から見ていたが、それを茶番と断じる。
邪魔を入れずに
真に決着を付ける舞台の用意をするべく、その場は一旦引き上げた。
【原作名台詞】
- 「勝手にそう呼ぶ…迷惑千万だな。」
- カタギリとの出会い頭に
ネタバレ「グラハ…いや、今はミスター・ブシドーだったね」と言われて。彼の名が他称だった事がここで判明した。
なおカタギリには「気に入ってるのかと思ったよ」と返されている。そりゃそう思う。
- 「貴官の開発主任就任の祝福を」
「…それと、試作段階のあの機体を、私色に染め上げて欲しい。最高のスピードと、最強の剣を所望する。」- カタギリに今日は何の用かと聞かれて。訪ねるまでカタギリが新型の機体を開発していた事を確信していなかった様だが、カタギリはそれを目当てに来た事をこの発言から見抜いていた。
- 「艦隊戦に興味は無いな。」
- カタギリに本来は部隊で作戦行動中のはずと聞かれて。本人曰く「心眼は鍛えている」との事。
実際に大気圏を離脱しようとするプトレマイオス2への砲撃戦が主戦術となっており、ワンマンアーミーの特権を乱用してサボりはするが、優れた戦術眼を見せている。
- 「フラッグの面影が垣間見える…見事な造形だ、カタギリ!」
- 完成したマスラオを見ての感想。この様子から彼がフラッグに強い思い入れがある事が窺える。
- 「アフリカタワーでの出来事を知れば、必ず会えると信じていた!」
- 刹那に邂逅した時に。かつては「そんな事(人命救助を行って去ろうとするガンダムへちょっかいをかける様な真似)をしたら、我々は世界の鼻摘みものだ」と言って部下を制していたものだが…。
- 「邪険にあしらわれるとは!ならば君の視線を釘付けにする!とくと見るがいい…盟友が作りし我がマスラオの奥義を!」
- 「奥義」ことトランザムを発動させる際の台詞。擬似太陽炉搭載型の機体が初めてトランザムを披露した瞬間だった。ちなみにこの時の台詞、当初は最後の部分は「いきり立て、私のマスラオ!」という台詞になっていたが、水島監督が猛反対し現在のものに変更されたとの事。
- 「あえて言うぞ少年! 覚えておくが良い!」
- 撤退時に。ビームの砲撃を躱しながらポーズまで取ってのこの発言の後に去って行った。
- 「とんだ茶番だ。あの様な温い戦い…私の好敵手である事を拒むか、少年! ならば…私にも考えがある。」
- 刹那達とルイス達の戦いを見届けて。トドメを積極的に刺そうとはしない戦い方に対してだろうか。そして彼が取った戦うための手段とは…。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2
CPU専用機体として登場。
性能はスサノオの下位互換のようなもので、前進ダッシュと受け身不可のサーベル攻撃を使用する。
トランザム(=覚醒)や、ビームチャクラム、レーザー機銃といった射撃武装は使ってこない模様。
【その他の活躍】
ロストヒーローズ
このゲームではMS自身が人格を持っておりパイロットという概念が存在しないが、その
キャラクターはブシドーに基づいている。
オーバーフラッグスの隊長という事になっているが、
マスターガンダムが主催する大会では単独行動をしており、大会本戦トーナメントではザムシャーとの激闘を繰り広げた。
最終更新:2024年05月13日 10:22