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ザクフリッパー

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MS-06E-3 ザクフリッパー

果てなき運命

UNIT
U-227 緑 1-1-0 C
解体
(戦闘フェイズ):《(0)》このカードが戦闘エリアにいる場合、敵軍手札1枚を無作為に選び、敵軍本国の上のカード1枚と置き換えることができる。
宇宙 地球 [0][0][2]


1国力で両適正かつ解体と敵軍手札の入れ替え能力を持つ、なかなか多機能なユニット。ただし、その代償なのか戦闘力には乏しく、そのままでは一切戦闘ダメージを与える事ができない。
この「ダメージを与える事ができない」という点は、ウィニーデッキに入れるユニットとしては大きな弱点。その上クイックブーストなどの展開補助能力も無い事から、無理に使おうとすれば主力ユニットの展開を阻害してしまうなど、打点を下げる要因にさえなってしまう。ウィニーデッキとは絶望的に相性が悪いユニットである。

手札入れ替え能力は、このカードが戦闘エリアにいる場合のみ起動できる。敵軍のキーカードを本国送りにし、そのまま戦闘ダメージで捨て山に流すという理想的な動きさえできれば、非常に強力な効果ではある。
しかし、手札は無作為に選ばなければならないため、キーカードを狙い撃ちする事はできないし、逆に本国から有効なカードをプレゼントする結果になる可能性もあるなど、リスクも非常に高い。無作為であるが故、敵軍手札をチェックできるなどの副次的効果も無いし、そもそもこのカード単体では捨て山送りまでをこなせないなど、アテにするには隙の大きい能力である。「この能力があるから、ウィニーデッキに採用する価値がある」と言えるかは些か疑問である。

ただ、「無作為入れ替えがアテにならない」というのは能力を使う側から見た場合の話。使われる側としては、「キーカードを捨て山送りにされるかも知れない」というプレッシャーを毎ターン受け続けるのはなかなか苦しいものがある。場合によっては、このカードに除去カードを撃たせる事で主力を守るという避雷針的な役目を発揮する事もあるかも知れない。
逆に、相手がこのカードを放置するようであれば、それは相手の手札に捨て山送りにされては困るようなキーカードが存在しないからだという見方もできる。その場合は敢えてテキストを起動せず、そのまま配備エリアに帰るのも有効な選択肢になるだろう。
このように、使い方次第では心理戦やブラフを仕掛ける事も可能。プレイヤーのセンスと読み次第で状況を動かす主役にもなり得る、なかなかトリッキーなカードと言えるかもしれない。


なお、解体を目当てに低速デッキに入れるのもアリといえばアリ。普通ならまともな戦闘力のあるザクII改18th》やブーストを持つユニオンリアルドホバータンクが優先されるところだが、このカードにも両適正かつ資源コストがかからないという利点がある。「所詮1国力ユニットの戦闘力などたかが知れているし、自軍本国に最も負担が掛からない解体ユニットが欲しい」という考えでユニットを選ぶならばこのカードの出番になるだろう。
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