二日目荒熊家編

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haputea

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キッチンにて

ソーマ「♪~♪~~♪♪~~~~」

電波「ご機嫌だね、マリー」

ソーマ「……たった今、貴様のせいで私は不機嫌になった。私の名前は――」

電波「そうか!!‘マリー’だけじゃ味気ないか……何が、僕だけの愛称を……
う~ん、何がいい?マリーちゃん、マリーたん、マリリン……よし!!マリリンにしよう!!!!」

ソーマ「――あ、頭が……」

刹那「それは却下だ、アレルヤ・ハプティズム」

電波「刹那ッ!?」

ソーマ「誰だ?貴様!?」

刹那「隣に住んでいる、刹那・F・セイエイだ。回覧板を届けに来た」

ソーマ「そうですか……私は、マリー・ハプ……(汗)……いや、ソーマ・ピーリス中尉だ」

電波「マ、マリー(感涙)」

ソーマ「ま、間違えただけだ!!」

刹那「俺はお前たちの痴話喧嘩に興味はない。アレルヤ、お前の家内の愛称はマリリン以外にしろ」

電波「何故?何故なんだ?刹那」

刹那「こちらと被る」ギロ!!!!!!!!

電波「わ、解かったよ刹那」


電波「それよりマリー、何を作っているんだい?」

ソーマ「(コ、コイツは)……もう、つっこまんぞ。……ボルシチだ。かつての上官の好物だ」

小熊「これは良い匂い……中尉!生クリームを買って参りました」

ソーマ「そうか、よし、あとは煮込むだけだ。刹那と言ったな……昼食がまだならお前も食べていくが良い」

ブシドー「それは僥倖!」

匙「そうですか~」

喪神「お言葉に」

眼鏡「甘えるとしよう」

ソーマ「お、お前らは!?どこから出て来た!?」

ブシドー「御免下さい、と言った!!」

ソーマ(全く気配がしなかったが……)



8人「いただきます!!」パクッ

刹那(な、なんだこれは????)

ブシドー(これは!?)

匙(ま、不味い……)

喪神(穏やか……じゃ……ない)

眼鏡(ヴェーダが今すぐ吐き出せと警告している!!!!)

ソーマ「ん?口に合わなかったか?」

電波「い、いや美味しいよマリー(涙)」バクバク

電波inハレルヤ(い、いいかオメエラ、黙って喰え!!!!)キッ

刹那・喪神・匙・眼鏡・小熊 コクコク

小熊「ち、中尉。これは何を入れたのでありますか?」

ソーマ「何も変なモノは入れてないぞ……敢えて言えば……隠し味にココアパウダーと味噌ペーストを入れただけだ」

6人「ココアパウダーと味噌ペースト!?!?!?!?」

ソーマ「そう、ココアと味噌だ。先日ある古典アニメを見て発見したのだ。なかなかのコクと深みだろう。皆、二個中隊分はある。作り過ぎてしまったと思っていたところだ。たんと食べるがよい」ドーン!!(馬鹿デカイ鍋)


刹那(な、なんだこの劇物は?こんな‘食べ物のカタチをした何か’を食べなければならないのか……へ、減ってる気配がしない。逃げたいがハレルヤが見張っている……
せ、せめてもの救いは、マ、マリリンがここに居なかったことだけ――――)

ブシドー「…………こ、これは……美味い美味すぎるぞガンダム!!!!」

ソーマ「本当か!?」

ブシドー「ああ、私の舌の上で火花散るドッグファイトを繰り広げているようだ……
この料理は阿修羅すらをも凌駕する(*←間違ってない)」バクバクバク

ソ・ブ以外(こ、この男は……)


マリナ「あら、いい匂いね」

刹那(マ、マリナ!?)「逃げ――」

マリナ「みんな居ないと思ったら、こちらにお邪魔してたの?」

ソーマ「マリナか、貴女もどうだ?」

マリナ「それじゃお言葉に甘えて」アーン

刹那「マリリーン!!!!」

マリナパクッ「あら、美味しい!!」

ソ・マ・ブ以外(!!!!!!)

ソーマ「そうか!初めてだからどうなることかと思ったのだが……」モジモジ

ブシドー「ああ、素晴らしい料理だ……私が保障する!!
そして君は、素晴らしいお嫁さんになると、ここに宣言しよう!!」バクバクバクバクバクバク

ソーマ「……あ、余り人をからかうな!!」ポッ

マリナ「ウフフ、マリーさん、よかったらレシピを教えてくださらない?」

ソーマ「本来なら門外不出なのだが……いいだろう。皆も涙を流すほど喜んでいるようだしな」

ソ・マ・ブ以外(!!!!!!!!!!!!!!!)


刹那「か、神は――――――」




草木も眠る丑三つ時

アレルヤ「待ってよマリー、こんな深夜に一人で出歩くと危ないよ~
      それにここ、神社の前だしお化け出そうだし・・・・・」

ソーマ「一人で大丈夫だから、離れて歩け!大体私は、お化けなどという非科学的なものは信じていない」


カーン カーン カーン


アレルヤ「ねえ・・・、 何か神社から音が聞こえこない?」

ソーマ「こんな深夜に人がいるわけないだろう!お前は怖がりすぎなんだ」


カーン カーン カーン


アレルヤ「やっぱり・・・何かいるよ!お化けだよ、早く逃げようよっ」

マリー「じ、神社の、ひとだろう。お化けなんて存在するはず無い。わ、私が行って確かめてやる。」

アレルヤ「や、やめとこうよ~、呪われるよ~」

止めるアレルヤを尻目にソーマが神社の方に入っていくとそこには人影が・・・


???「・・ジョ・・・・・ルサ・・・イ、ク・・・・ウユ・・・ナ・・・」


アレルヤ「あの人何やってるんだろう・・・」

ソーマ「まともな行動ではないことは確かだ・・・」

そのポニテ男はひたすら何か唱えながら、改造したガンプラを木に打ち付けていた

アレルヤとソーマは、申し訳ない気持ちで一杯になった・・・

その後、二人は一言も話すことなく家路に着いた


こうして晴れた夜の丑三つ時には、改造ガンプラを木に打ちつけるポニテが現れるという都市伝説がごく限られた範囲で広まった





アレルヤ「おはよう、アンモニア」

アンドレイ「おはよう、O-157」

「「・・・・・・」」

ソーマ「朝からギスギスするな!」


アレルヤ「マリー!こいつがトイレットペーパーを
使い切ったのに、新しいのに換えてないよ!!」

アンドレイ「貴様もこの前換えてなかったじゃないか!おあいこだ!!」

ソーマ「気付いた人がやればいいだろう!」


アレルヤ「マリー!こいつのハンバーグの方が大きいよ!何で!?」

アンドレイ「そんな事より、中尉!
こいつのマカロニサラダの方が多い!どういう事ですか!!」

ソーマ「黙って食べろ!!」


ソーマ「ハァ…男というものはいつまでたっても子供だな…」

マリナ「あら、ソーマちゃん。大人の女性の発言ね」





アレルヤ 「はい!マリー。君のために僕の愛情やらその他もろもろをつぎ込んだクリームシチューを作ったよ」

ソーマ 「…待て、その他もろもろというのはスミルノフ家伝統のココア味噌の事だよな?もちろん」

アレルヤ 「あれはもう使わないほうがいいと思うんだ。それよりあーんして^^あーん」

ソーマ 「質問に答えろ!!というか絶対熱い!舌火傷するから!湯気凄いのいやああああああっ!」

アレルヤ 「僕たちのようにアツアツのシチューだよ!さぁ食べ…」

アンドレイ 「中尉から離れろ!」(パクッ)

アレルヤ 「ぱあああああああああああああああっ」



アンドレイ 「…報告します。中尉。ココア味噌は入っていませんが白ワインを使用していて実に美味しいですよ。
       とりあえずココア味噌含め身の危険を感じるようなものは入っていません」

ソーマ 「ああ、良かった。あいつ料理は上手いのに何か怪しい物体を入れたりするから侮れないな…。
     これからは1人でキッチンに立たせてはいけない」

アンドレイ 「中尉も人の事を言えた立場ではないような」

ソーマ 「ん?どうした?」

アンドレイ 「いえ、なんでもありません…」


ビリー 「お隣もシチューみたいだねぇ」

沙慈 「シチューをご飯にかけるなんて邪道だろ…別々にして食べちゃえよ…ポニテ」

マリナ 「沙慈君の作った筑前炊きシチューとっても美味しいですね」

刹那 「マッ!マリナの作ったのだって…」

ティエリア 「誰だ!僕のシチューに鶏肉を入れたのは!マジ万死!」

ブシドー 「マリナ!おかわりだ!」

刹那 「お前ら本当いい加減にしろよ!」







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