三日目荒熊家編

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haputea

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『拝啓、大佐。
こちらは日が経つごとに寒さを増し、風も冷たくなり本格的な冬の到来を感じさせます。
そちらはこちらよりも大分寒いので、風邪でもひいておられないか心配です。
こちらでの生活も一ヶ月が経ちました。初めはどうなる事かと思いましたが、なんとか無事にやっております。
以前と比べ、私の周囲は大分賑やかになりました。』

マリナ「ソーマちゃ~ん。おはようございま~す。今日もいい天気ですね☆」

ソーマ「おはよう、マリナ。今日はお布団を干すには最適だ」

『こちらは隣に住んでいるマリナさん。とても優しい気さくな方で、休みの日などは一緒に料理をしております』

刹那「マ、マリナ。みんなの分は俺が持ってきた。重いだろうから後は俺がやる」

マリナ「こんなのたいしたことないわよ。でも、ありがとう。刹那は優しいわね☆」

刹那「マ、マリナ(照)」

『こちらは同じく隣に住む刹那・F・セイエイ。一見無愛想で、無表情で、無神経ですが、
根は良い人間でマリナさんのことを大切に思っているのが感じられます』

匙「ソーマさ~ん、これ、いつもの筑前炊きで~す。」

ソーマ「そ、そうか。ありがたく頂く」

『こちらも同じく隣に住む沙慈・クロスロード。こいつも良い人間ですが……
料理のレパートリーが足りないようです。私のレシピを教えてあげた方がいいかもしれません』

ビリー「僕は酒をやめようと思う。ついてはこれを貰ってくれないか?」つスピリタス

ソーマ(ス、スピリタス!!アルコール度数96%!!!!)
   「あ、ありがとう、私は飲まないが料理に使わせてもらう」

『こちらも、(多過ぎないか?この家族は?)隣に住むビリー・カタギリ。
根は良い奴だと……思います』

眼鏡「ソーマ・ピーリス。君は純愛に興味はあるか?」

ソーマ(な、何をいきなり)「ま、まあ、興味はなくもない」

眼鏡「そうか、ならこれをプレイするといい」つエロゲ

ソーマ「はあ(パッケージの裏面を見る)ヒッ、な、なんだこれは!?幼女としか思えない女が……こ、こんなことを……」

『コ、コイツも隣に住む……ティエリア・アーデ。少々特殊な趣味を持っているようです』




ブシドー「セイヤ!セイヤ!セイヤセイヤセイヤセイヤ!!!!」ドドンガドン

ソーマ「ご、御精がでますね……」

ブシドー「ああ(汗をぬぐう)収穫祭で太鼓を叩くことになった。私は祭りに弱く、ふんどしを愛する男だ」ヒラッ

ソーマ「は、はあ……」

『……………………』

『り、隣人にも恵まれ(?)以前とは違う穏やかな毎日を過ごしております』

小熊「中尉のパジャマは、この気品を漂わせるシルクのネグリジェだ!!」

電波「マリーは可愛いものが大好きなんだ!!パジャマはこのくまさん柄だ!!」

小熊「ネグリジェ!!」

電波「くまさんパジャマ!!」

2人 ドタバタ ポカポカ

ソーマ「……は~~~、私は手紙を書いている。うるさいから隣の部屋でやってくれ。
…………あと20分でカレーが出来るから、それまでに終わらせろ」

2人 ピタッ「「は、は~い……」」

『アンドレイとアレ……いや被検体も一応……仲良く……やっています』

『どうやら私は、私は……』

ピンポーン

マリナ「ソーマちゃん!こんばんわ。御夕飯お呼ばれに来ました。……ほらみんなも早く!!」

刹那「こ、こんばんは」ガクガク

匙「こ、こんばんは」プルプル

ビリー「きょ、今日は気分が悪いので――」ガシッ 刹那に腕を掴まれる。

刹那(逃げるな!!) ビリー(涙)

眼鏡「し、失礼する」ブルブル

ブシドー「御免下さ~い、と言った。……今宵はカレーか……嗚呼、楽しみだ!!」

ソーマ「よく来た。さっ、早く上がるといい。丁度出来たようだ」

『どうやら、私は、もう一人ではないようです。今はそれがとても嬉しく思います』

賑やかな食卓

『何時頃戻られますか?私の料理の腕も、とても上達しました。
お戻りになられた際は、腕を振るって御馳走を作ることをお約束します。
最後になりましたが、お身体に気をつけて。お早いお帰り待っています。

         貴方の娘  ソーマ・ピーリスより親愛を込めて』

荒熊(笑みを浮かべる)

士官「大佐、明日の予定ですが……」

荒熊(突然立ち上がり)「帰る」

士官「えぇ!?今、何と?」

荒熊「帰ると言ったのだ」(荷物をまとめる)

士官「困ります!!まだやることが山ほど――」

荒熊「私は帰ると決めたのだ。残りの仕事はすべて君に一任する。  では、失礼」スタスタ

士官「た、大佐~」




マリーに萌える電波の前に立ちはだかる、特性カレー

彼女の気を引くため、電波は再び立ち上がった。

次回「親熊の帰還」

電波、小熊と共闘する──



リジェネ「リボンズ、何をやってるんだい?」

リボンズ「予言の練習」




マリナ「ソーマちゃんこの前は林檎をありがとう。
     まだあるから良かったら一緒にアップルパイでも作らない?」

ソーマ「丁度時間もありますからいいですよ。」


マリナ「ソーマちゃんパイ生地を練るの上手ね!」

ソーマ「大佐にピロシキを作るのを教えてもらいましたから。
     ところでマリナさんに前から聞きたい事があったのですが・・・」
マリナ「何かしら?」

ソーマ「どうしてあの刹那という人が良いのですか?マリナさんならもっと良い人も選べるでしょうに。」

マリナ「うーん最初声をかけたのは私の方だったけど、同郷の人と思ってだしその時は弟のようだったかしら。
    その後ガンダムで追ってくるし、夜這いに来てすぐに帰るし、遺書をメールで送ってくるし。」

ソーマ(うわっ・・・普通引くでしょ)

マリナ「でも、でもね。」

ソーマ「?」

マリナ「一生懸命私を救出してくれた姿を見ると弟ではなく一人の男性として尊敬するし、何より刹那は優しいのよ。
     色々あれで気を使ってくれているしね。できればこのまま刹那と一緒にずっと・・・
     それにね私はこの生活を気に入っているのよ。刹那、ブシドーさん、ビリーさん、ティエリアさん、匙君、
     もちろんソーマちゃん達と過ごす充実した楽しい毎日を。」

ソーマ「マリナさん・・・」

マリナ「餃子の時はソーマちゃんが味付けしたけど、今度は私がするわ。
     アレルヤさんとアンドレイさんに食べさせてあげてね。」

ソーマ「了解です一緒に食べます!」


~おやつの時間~

ビリー「うーん、このアップルパイをクジョウと一緒に食べたいね」

匙「じゃ、僕はルイスと」

ティエリア「う、美味い」

刹那「マリリンの手作りが美味いのは当然だ!最後の1個を・・・」

ブシドー「失礼!うむ美味。」

刹那「俺が取ろうとしたのに・・・俺のアップルパイを返せ!」

ブシドー「失礼だと言った!」

マリナ「ふふっ好評のようね。また作ってあげますからね。」




アンドレイ「中尉、聞いてください!」

ソーマ「何だ?」

アンドレイ「被験体O-157は腸兵なだけにO-157。なんちゃって」

ソーマ「超兵を馬鹿にするなあああっ!」

バキッ

アンドレイ「おぶっ!…す、すみませんでした」

ソーマ「下らない冗談はやめろ、少尉」

アレルヤ「そうだよ、やめなよ
     マリー、こいつには一週間便所掃除をやらせようよ」

ソーマ「お前にも少しは原因があるんだからな。自重しろ」

アレルヤ「あ…うん、ごめんね…」

ソーマ「まあ、分かってくれたらいいんだ」

アレルヤ「ところで、僕は殴ってくれないの?」

ソーマ「このド変態!!」

ガスッ

アレルヤ「いだっ!…マリー…脛を蹴るのは反省だよ…」

アンドレイ「フッ、ざまあみろ」

ソーマ「頼むから少尉も自重してくれ…
   (大佐、早く帰って来てください…
    もうこやつらの面倒を見るのが辛いです!)」



ある日のA熊家

Sーマ「マリナさんは今の生活、楽しそうですね」

Mリナ「そうね。今までずっと私はおうきゅ…家で一人ぼっちだったから嬉しのねきっと」

Sーマ「そうですか。…私も大佐と出会うまでは回りに人がいても孤独でした。
    だから、あいつらがほんっとに煩くても、…それでも独りよりはずっといいって感じるんです」

Mリナ「Sーマちゃん…」

Sーマ「あ、あいつらには口外しないでください。図に乗りますから」

Mリナ「ふふっわかったわ」

Sーマ「Mリナさんは…あの無口な人のどこがよくて付き合ってるんですか?」

Mリナ「うふふ。Sーマちゃん、私たち付き合ってはいないのよ」

Sーマ「そうなんですか?どう見ても向こうはMリナさんにべたぼれですけど」

Mリナ「だけど彼からはっきり思いを伝えられたことがないのよ。
    今まで何度もティエリアたちが私たちを2人きりにしてくれたりしたけれど
    彼から何も言ってくれたことはないわ」

Sーマ(…やろうとしていつも鼻血の海になってるだけなんじゃ…)

Mリナ「だから刹那にとって私は恋愛対象なのではなくて
    ブシドーさんたちと同じ同居している家族みたいなものなのかもしれないわ…ふぅ」




眼鏡「という口コミ情報がはいってきたわけだが」

匙「なにそのすんごい個人が特定できる情報」

ポニテ「というかこれって盗聴なんじゃないのかな?おだやかじゃないねぇ」

眼鏡「ヴェーダからの情報だ。発信源は知らん」

匙「うわ、責任放棄した」

ブシドー「今話すべき内容はそんなことではなかろう、
     マリナが刹那のじれったすぎる行動で勘違いをし始めているということだな」

眼鏡「そういうことだ。どうも自信がないのは刹那だけじゃなかったらしい」

ポニテ「サポート…だね?」

眼鏡「強力なバックアップでお互いの気持ちを改めて実感してもらうのが今回の任務だ」

「「「らじゃ」」」




アレルヤ「ま、マリー!!隣の部屋から血が流れ込んできたよ!!!」

ソーマ「マリーって呼ぶな!つか、またか…。毎日毎日、よく失血死
    しないものだ」

アンドレイ「今度の闇鍋パーティには、ほうれん草とレバーとミキプルーンを
      持っていきましょうか」

ソーマ「鉄骨飲料も忘れるなよ、少尉!」




小熊「よし、中尉に頼まれた買物はこれで全部だな。早く帰還せねば被検体が何をするか・・・」

ドンッ

ルイス「きゃ!」

ドサァ!(ルイスが買い込んだフリスクの山が散らばる)

小熊「こ、これは失礼!」

ルイス「あ、い、いえ!大丈夫です」

二人でフリスクを拾い集める

小熊「本当に済みませんでした・・・お怪我はありませんでしたか?」

ルイス「はい。こっちこそ拾うの手伝ってもらっちゃって、ありがとうございます」

小熊「いえ、それはこちらに非が・・・」

ルイス「あ、そうだこれ・・・」つ名刺

小熊「?」

ルイス「私、そこのお店で働いてるんです。お礼代わりっていうとアレですけど、よかったら来てください」

小熊「は?いや、しかし、あの・・・」

ルイス「それじゃ、ホントにありがとうごさいました!」


小熊「・・・・乙女だ」


匙「(ゾワッ)!!?」

眼鏡「どうした?」

匙「いや・・・今、すごく嫌な予感が・・・」

眼鏡「なんなことより、君の選んだ愚かな選択肢のせいでバッドエンド直行だ!どうしてくれる!!」

匙「だ、だって・・・僕はこれが一番いいと思ったんだ・・・・」

刹那「どうした?」

眼鏡「彼の愚かな振る舞いで僕の嫁が不幸のどん底に叩き落とされてしまった!!」




マリナ「サジ君、何を作っているの?」

サジ「アンドレイさん仕様の筑前煮です。彼、ちょっと変わった嗜好らしいから
   それに合わせて青汁で煮込んで豆板醤と練乳で味付けしてみました
   出来上がったんで、早速届けに言ってきまーす!」

マリナ「いってらっしゃい。アンドレイさん用の
    筑前煮を作ってあげるなんて、仲が良いのね」

サジ「はい。とっても!」




アンドレイ「乙女パスタに感動…つまり乙女はパスタが好き!
      と言うわけで、イタリアのパスタ職人に弟子入りしてきます」

ソーマ「え…ああ、うん。まあ、何だ…頑張れ」

アンドレイ「はい!その間は奴との二人暮らしになりますが、気を付けてください」

ソーマ「少尉、絶対に行くな。これは命令だ」

アンドレイ「そんな殺生な!」




電波「わああ!!また隣の家から血がああ!!アンモニア、早くモップを!」

アンドレイ「O157、そこにあるティッシュでまずは拭けよ!」

ソーマ「よく鼻血を噴く男だな。また特製ボルシチでも作って持っていってやるか。」



※四日目より

その頃ヴァスティさんち

イアン「ゆっ、床が血で!ど、どうなっているんだこのマンション!?」

ミレイナ「パパ落ち着くですぅ。床から血が湧き出るなんてことは現実にはないですぅ。
     パパは疲れているだけですぅ」

イアン「そ、そうだそんな事あるわけがないよな・・ハハ引越しで疲れているだけだな
    じゃあミレイナ先に休むから後は頼むぞ」

ミレイナ「ハーイおやすみなさい。さてと片付けますかぁ。
     ソーマお姉ちゃんに対処法聞いといて良かったですぅ」






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