花咲く乙女(後編) ◆gry038wOvE






「飛んだお涙頂戴だったな……面白かったぜ、ダークプリキュア!」


 姉の亡骸を抱えた私の前で、エターナルは私を嘲笑った。
 コイツがいま私を殺さなかった理由は、ただこの私を嘲笑う為……だけだったらしい。
 私の中で感情が燃え上がる。
 倒れそうな体さえ、いまは全く重くない。
 いや、重さを忘れるほどの怒りと憎しみ────そうした感情が、私を支配したのである。


「…………貴様だけは絶対に!!!!」

「やってみろ。傷だらけのその体でな!」

「刺し違えてでも……!!」


 ……その先を言おうとした瞬間、なぜか誰かに押しとめられるような感覚が私を襲う。
 私は、その先をいう事が出来なかった。
 激昂する私の感情に、何かもっと安らかなものが入ってくる。
 私を止めているのは、ゆりか? キュアマリンか? キュアサンシャインか?


「どうした、刺し違えてでも……どうするって言うんだ?」


 エターナルは煽る。
 …………だが、不思議とそれを何とも感じなかった。
 私の体の中に流れ込んでくる力を感じたのである。
 これは、今までの私に無かった力。


「……これは……」


 ゆりを抱きしめたときに、私の手に在ったのだろう。
 ココロポット、それにプリキュアの種である。
 とんだ偶然だった。だが、これが此処に在るだけで、私はゆりと共に戦っていける気がした。


「……成る程。お前も俺と同じっていうわけか」

「何?」

「俺がエターナルに選ばれたように、お前もそいつに選ばれた。そいつは本当はお前の力を欲していて、お前はいまその力を感じ取ったんだ」

「何を言ってる……私がこれに選ばれる筈がない……これはゆりのものだ!」


 そう否定しつつも、私に何か聞き覚えのある声が語りかけている。
 エターナルと会話するのとは、別のところで私に語りかけてくる声が聞こえて、私はそれに心のどこかで答えている。


『ダークプリキュア……僕の声を覚えているかい?』


 ──ああ、覚えている。だが、私たちはお前を殺したはずだ。
 何故、いま私に力を貸そうとしている……?


『確かに君たちは僕を消滅させた。けど、今はかつての君とはどこか違う。それに、僕だって彼女の事は哀しいんだ。……彼女の仇を取って、この男も救って欲しい』


 そこまで他人を思い遣るならば、何故お前はゆりを止めなかった?
 奴を最後まで真のプリキュアでいさせてやることは、おまえにはできなかったのか?


『それは僕の力の及ぶところじゃない…………それにきっと、彼女にはもう、僕の声は聞こえなくなっていたんだと思う』


 …………そうか。
 だが、私もこの男を倒した先はわからん。
 ゆりの為に殺し合いに乗るか、それとも────。





 ……あの妖精は何ひとつ答えなくなった。
 なるほど、私もゆりも本来の使命から外れたところで戦っていた。だが、それを止めることは今の奴にはできないのか。
 ムーンライトが戦う理由はサバーク博士であり、あの妖精であり、私だったと知った時──私は少しだが、その目的を止める言葉を失った。
 奴もまた私と同じだった。だから、奴は力を与えることを拒めなかったのだろう。
 そして、今も私に力を与え続けることを躊躇いながらも、結局は力を貸している。
 この力を使わない手はない。たとえゆりのものだとしても、ゆりが欲する物のため────


「…………いいだろう。やってみせてやる」

「随分と僅かな時間で気が変わったらしいな、ダークプリキュア! 見せてみろ、本当にお前がそれを使えるのか見届けてやる」

「プリキュア・オープンマイハート!」


 いままでプリキュアを名乗っていた私が初めて口にした言葉であった。
 白いベールが翼ごと私の体を包む。
 ……きっと、まるで私には似合わない姿であろう。

 更に、その直後に私の体をキュアムーンライトの衣装が包んでいる。
 そして初めて実感する。
 私はキュアムーンライトになっているのだと。


「……まさか、こんな形で私がムーンライトになるとはな」


 かつて望んでいた、私がキュアムーンライトと成り代わる夢。
 しかし、皮肉にもそれを望まなくなった今になり、私はキュアムーンライトとなっている。
 そう、今こそ私とゆりは────本当の意味で一つになったのだ。


「月光に冴える一輪の花! キュアムゥゥゥンライト!!」


 …………はっ! 気づいたら、ゆりと同じセリフを口にしている。
 なんだ? このセリフはつい自動的に言ってしまうものなのか?
 いや、それとも私自身のゆりを継ぐ思いが口にしたのか……まあいい。


「なるほど。見かけは少し違うが、お前がキュアムーンライトであることには違いない。そいつはお前の姉を見捨てて、お前に乗り換えたわけだ」


 ゴタゴタと煩い仮面ライダーだ。
 ゆりの仇である以上は、絶対にこの減らず口を、二度と利けなくしてやる。
 だが、こいつの間違いは訂正させてもらう。真実を知らぬままに消え行くのはいくら何でも可哀相というものだ。


「…………違うな。今もこの力は、ゆりを選んでいる」

「ほう。なら、どうして今お前がそいつに変身してるんだ? そいつが月影ゆりを見捨て、お前が選ばれたからに違いないだろう」

「それは、私はあいつだからだ! 二つに分たれた月が一つになったに過ぎない」

「……意味がわからん」


 わからなくても良い。この男にあの妖精の声は聞こえないのだから。
 伝わらないのなら、この漠然とした何かを知らないままに死んでもらっても一向に構わない。
 先ほどまでふらついていた体も、なんだか妙に力がわいてくる。

 ゆりやあの妖精が、今こいつを倒せと囁いて、私を支えてくれているのだろうか。
 …………なるほど。
 プリキュアが馴れ合う理由が、私にも何と無くだがわかってきた。


「ムーンライト・リフレクション!」


 私の掌から銀色の円盤が放たれる。
 エターナルを狙い打つべく、二つの円盤が素早くエターナルの体へと吸い込まれていった。


「無駄だ!」



 奴のマントがはためき、その攻撃を吸収する。
 私は、そんなエターナルの懐まで跳び、ローブが覆わない顔面を殴り飛ばした。
 だが、それをものともしないままに、私の顔に向けて、勢いよく頭突きをかます。
 頭部が痛んだが、まだ戦意は失せない。


「はぁっ!」


 私は高く跳びあがると、今度はその顔面に向けて回し蹴りを放つ。
 回し蹴りか…………厭な技だ。
 この技がゆりを葬った。だが、だからこそこの男にはその痛みを味あわせる。


「何っ!?」


 私は体を強くひねり、回し蹴りのスピードを加速させる。
 人間離れした身体能力がこんな荒技を可能とする。
 エターナルの体は真横へと吹き飛んだ。奴の体が地面に転がる。


「ムーンライト・シルバーインパクト!」


 エターナルの転がる地面に向けて、膨大なエネルギーを放つ。
 奴のマントは地面と奴の体の間にあり、これを吸収することはできない。
 仰向けに寝そべる奴の腹に、強烈な一撃を叩き込む。


「ぐあぁぁぁっ!!!」


 そのまま、エターナルの真横に降り立つと、奴のマントを掴み、エターナルの体ごと前方の巨大な岩場に向けて投げつける。
 そういえば、この場所はグロンギ遺跡という場所に近い。
 これが、その遺跡である可能性は高い。
 何にせよ、奴のマントは掴んで投げやすいという特徴も兼ね合わせているわけだ。
 とにかく、いま投げ出されたことで、奴は綺麗に受身を取って立ち上がることができたらしい。
 エターナルは私に語りかける。


「…………クソッ。何でそんな力が出る? お前はボロ雑巾みたいに汚く傷ついてたはずだ」

「……これまでお前が見てきたのは、月の半身に過ぎない」

「何だと……?」

「そして、二つの月は一つになった。……光が闇を飲み込んだのか、闇が光を飲み込んだのかは私にもわからない」

「わけのわからないことを言うな」

「……私をダークプリキュアと同じに考えることも、キュアムーンライトと同じに考えることも許されないということだ。お前はその二つが合わさった力を前にしているのだからな」


 そう言うなり、エターナルは笑った。
 見事なまでの高笑いである。……何がおかしいのか。


「……なるほど! お前らも二人で一人のプリキュアっていうわけか……だが、その程度で威張ってるつもりかよ? たかだか二人じゃねえか」

「何?」

「ハッ。俺はお前らの力が倍になったところで負けはしない。……パーティの続きをしようぜ、プリキュア!」


 そう言って、エターナルはナイフを構えて走り出す。
 このスピードにはもう慣れた。
 目視すれば、既にどのタイミングで近付くかがわかってしまう。


「そこだっ!」


 私はエターナルの右腕を掴むと、そのまま近付いてくる顔に左腕でパンチを放つ。
 奴に刺された左腕は少し痛む。全身のあらゆる部位で、最も激痛が走っている場所だ。
 だが、確かにその一撃はエターナルの顔にダメージを与えた。


「ぐっ!」

「……二人で倍になるという考え自体が軽薄だ、仮面ライダーエターナル!」

「何だと?」

「一人が二人になるだけでは、確かにこの力は倍にしかならないだろうな。だが、そこに奴の思い、そして私の思いが加わる時、力は何倍にでもなる。……それに、これは元々、奴だけの力ではない!」


 そう、此処にはゆりだけでなく、サバーク博士の英知や、あの妖精の力もある。
 そのうえ、ゆりの仇を討ちたいという気持ちや、奴から授かった不思議な感情が私を駆け巡っているのだ。
 そう、これは感情というやつだ。



「……そうか。それでも俺はお前如きに負けるつもりはない。俺の存在を永遠に刻み続ける為に、絶対になぁ────!!」


 エターナルが右腕を振り払い、数歩後退する。


『エターナル! マキシマムドライブ!』


 先ほどゆりを葬った音声が流れた。
 なるほど。あの強力な技を再び使うというのか。
 だが、今の私には到底負ける気がしなかった。


「花よ輝け! ムーン・シルバーフォルテウェイヴ!」


 私も、同じようにムーンライトの放つ強力な技を放つ。
 二つの光が光り輝いていく。
 奴の力を、私の光が飲み込んでいる。
 そう、これは最早、相殺されるほど均等な力ではなかった。
 私は何ともない。
 バースト、否、これは空中のエターナルを私が吹き飛ばしたに過ぎない。


 そして私は、此処に立っている。
 ムーンライトの圧倒的な力で、私はエターナルに勝ったのだ。 



★ ★ ★ ★ ★



「…………クソッ」


 無様に、仰向けに倒れる俺の前にキュアムーンライトは歩いてくる。
 歩きながら、その変身を解いてダークプリキュアに変わるが、結局は変わらない。
 俺もエターナルの変身が解けており、ロストドライバーもメモリも俺の手元から消えていた。
 そのうえ厄介なのは、時間の経過と過度のダメージが原因で、既に俺の細胞が────俺の体が崩壊を始めていたことだろうか。一回の変身で二度もマキシマムドライブを発動するのは、体には結構な負担がかかるらしいっていうのも一つの原因だろう。


「エターナル……」


 何かを言おうとしたが、その言葉を遮り、俺が質問する。


「……最初の質問の続きだ。俺だけは……刺し違えてでも……どうするつもりだったってんだ?」

「………………殺すつもりだ。……だが」

「だが?」

「私にはゆりが望んだことなどわからない。奴は私が殺し合いをすることを望まなかったかもしれないし、逆に意思を継いで家族を蘇らせることを望んだかもしれない」


 ………………なるほど。
 この姉妹は互いが望むことさえわからないほど、浅い絆の連中だ。
 まあ、それはNEVERの仲間も同じかもしれない。俺が望んでいることなんて、あいつらにはわかっちゃいないのだろう。
 人と人との絆なんてそんなものだ。互いを理解し合うことなどできない。


「なら、お前の運命を決める方法を俺が教えてやる」

「何?」

「ロストドライバーとメモリを使って変身してみろ。……お前の姉や加頭は赤い姿になったが、俺は青い姿になる。『赤』になるか、『青』になるかで、お前のこれからの運命を決めろ」

「お前の指図を受ける気はない」

「やってみろよ。エターナルは以前、俺の思いに答えた。お前が真に未来を見つめている人間なら、『青』になるはずだ」


 そう、たとえこのまま朽ち果てるとしても、俺の事を永遠に刻み続ける夢だけは手放さない。
 終わってみると、案外このダークプリキュアとかいう奴は面白い奴かもしれない。
 死ぬのは元から怖くないが、コイツが俺と同じ運命なら……俺のエターナルに殺されるなら、俺もまた────


『エターナル!』

「変身!」

『エターナル!』


 …………で、こいつ、結局やってやがる。
 まあ、俺にもエターナルがどういう人間を青にするのかはわからない。俺だけなのか、どうなのか。
 これは占いみたいなモンだ。


「……その姿は、『どっち』だ? 殺し合いに乗るのか、それとも────」



 一瞬だけ、赤。
 ────だが、青。
 メモリはダークプリキュアに、青と答えた。
 エターナルローブもちゃんと装備されてやがる。
 エターナルが運命を感じたのは、俺だけじゃなかったらしい。
 ……いや、もしかすると俺が死ぬという運命を悟って、エターナルはコイツに全てを託したのか?
 それとも、コイツに俺以上の何かを感じたのか?


「ああ……。私はゆりやサバーク博士のために殺し合いに乗る事になったらしい」


 そうか。コイツは俺と同じで、未来を見つめてる。
 月影ゆりと同じ願いを持ちながら、奴と同じ過去を持っていない。
 ……そもそも、コイツはあいつと同じように家族の団欒というのを経験してないんじゃないか? あるいは、俺と同じで記憶っていうものが欠落しているのかもしれない。
 だから……コイツは見るべき過去そのものが存在してないから、蘇らせたい存在も優勝して初めて得られるものなんじゃないか?
 まあいい、死ぬのは二度目だ……。恐怖ってものも過去に置いてきちまった。
 死ぬっていうなら、俺が望むことは一つだ。


「そうか。……なら、その力で俺を殺し、俺とお前の存在を永遠に刻み続けろ。仮面ライダーエターナル、大道克己が過去に刻んできたものを未来永劫、お前が紡げ」

「……私の姉を殺した挙句、最後には私に命令までするというのか。そんな奴の力を借りるのはご免だ」


 そう言って、ダークプリキュアがエターナルの変身を解除し、俺の体にドライバーとメモリを投げる。
 痛んだ体には随分な負荷がかかるが、NEVERには慣れた痛みだった。


「……だいたい、同じように殺し合いに乗っている以上、お前と私が潰しあうことはない。確かにお前は強いが、私より格下であることももうわかった。お前が他の連中を潰してくれれば、それだけ私もラクになる。お前は本当に使えなくなってから殺せばいい」

「……あ?」

「近い未来、月影ゆりは必ず蘇る。だから、お前に殺された事実など、結果的には関係のない話だ。今は復讐などを考えるよりも、お前を泳がせた方が効率的だろう」


 俺はダークプリキュアが、過去ばかり見つめた月影ゆりとは対照的な存在であることを感じた。
 まるでNEVERみたいに冷徹な感情の持主だ。感情自体が人間のものとは少し違っている。
 死んだ人間は蘇ってはならない……なんていうルールもコイツには通用しないし、結果的にゆりが蘇るのならその過程はどうでもいいとさえ考えている。
 結果が見えれば、先ほど見せた強い怒りの感情さえ、その場に捨てちまっている。

 そう、コイツは本質的には俺たちと同じだ。
 こんな場所じゃなければ、絶対仲間に引き入れるほど面白い奴だ。


「……まあいい。とにかく俺を生かす、っていうわけか。後で後悔しても知らねえぞ」

「私はゆりの生きる未来のためにゲームに乗った。だから、後悔や……過去を見つめるような真似は二度としない」


 そう言うと、ダークプリキュアはゆりの死体を抱えて去っていく。
 どうやら、デイパックを取っていったりする気はしないらしい。
 まあ、これだけ体力が残ってれば、酵素打つくらい問題ないだろう。


「……馬鹿な奴だな」


 俺は無様に……だが必死に這いながら、転がっていたデイパックを掴む。
 俺が生きるためには、徹底的に抗ってやる。たとえどんなに無様にでも、だ。
 奴は他人の為に殺し合いに乗ろうとしている。
 どんなに未来を見つめて生きてようが、俺と奴の生き方は全く別物に違いない。


「他人の為に生きていく……そんな生き方、長続きしねえよ」


 俺は酵素を打ち、何とか細胞を維持した。ダメージの負いすぎで酵素が大量に必要になったが、まあいい、途中までは奴の思い通りに、適当に参加者を殺して回る。
 だが、最後に奴を勝たせるような真似だけはしてやらない。
 最後に勝つのはこの俺だ。



「エターナル、お前の本当の主はちゃんと生きてるぜ。もう他人の為に力を貸す必要はない」


 ふと、気づく。
 奴が変身したエターナルが「赤」だったら殺し合いには乗らないということだ……だが、その場合、奴は俺を殺すつもりだったのか?
 アイツは「殺し合いに乗る」という選択をしたから、俺を殺さなかった。
 なら、逆の「殺し合いに乗らない」という選択をしたら、俺は殺されたのだろうか。
 殺し合いに乗らないからこそ、奴は俺のように邪魔な存在を消すのだ。でなければ、あそこでエターナルに変身して運命を決めるという選択をする事はない。


「……ハッハッハッ、なるほどぉ。お前はハナっから奴に運命なんて感じちゃいなかった……そういうことか。やっぱりコイツは俺を選んだ──俺の『運命のガイアメモリ』だったみたいだな!」


 エターナルが決めたのは、ダークプリキュアの運命である以前に俺の運命だった。
 つまり、エターナルはダークプリキュアに力を貸したわけじゃない。
 運命の相手である俺を生かしたのだ。
 ……まあ、実際のところこのメモリが何を意図したのかはわからないが。


「ハッハッハッハッ。てっきり、あれが俺の二度目の死に時って奴だと思ったが、どうやら俺はまだ戦う運命らしい。面白えじゃねえか!」


 あいつに、もう未来は渡さない。
 たとえ、二度敗北したとしても、三度目が同じとは限らない。


「三度目の正直っていう奴だ……いずれ、また会えるといいな、プリキュアぁ」


 ああ、やってやる。死ぬのは怖くねえが、二度も死ぬ運命なんかには、何度だって抗ってやるさ。
 そうだ、まだまだ俺には、いくらでも抗う術がある。
 抗える限り、俺はダークプリキュアにも、キュアムーンライトにも…………全てのプリキュアや仮面ライダーどもに抗ってやる。




【1日目/昼前】
【D-6/森 グロンギ遺跡付近】

【大道克己@仮面ライダーW】
[状態]:疲労(大)、腹と背中を中心とするダメージ(中)
[装備]:ロストドライバー@仮面ライダーW+エターナルメモリ、エターナルエッジ、昇竜抜山刀@侍戦隊シンケンジャー
[道具]:支給品一式×3、プリキュアの種&ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア!、破邪の剣@牙浪―GARO―、ランダム支給品1~5(十臓0~2、えりか1~3)、細胞維持酵素×2@仮面ライダーW、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、歳の数茸×2(7cm、7cm)@らんま1/2
[思考]
基本:優勝し、自分の存在を世界に刻む。
1:とりあえずダークプリキュアは無視し、他の参加者を殺す。
2:T2ガイアメモリを集める。
3:京水と会ったら使ってやる。もしくはメモリを奪う。
4:プリキュアや仮面ライダーは特に優先的に殺害する。
[備考]
※参戦時期はマリア殺害後です。
※良牙を呪泉郷出身者だと思ってます。
※プリキュアは食事、水分の摂取を必要としない可能性を考えています。ダークプリキュアの一件から、プリキュアはただの人間だと考えていない可能性もあります。




★ ★ ★ ★ ★




 ゆり…………これはお前が殺した友の墓だ。
 この女がお前を許すかはわからないが、せめて今はお前はここに埋めてやる。
 これからもし、他のプリキュアを葬ったのなら、全部この場に埋めてやろう。
 嬉しいかどうかはわからないが、せめて全てが戻るまではここで一緒にいるといい。


「……いずれまた会おう、ゆり」


 叶えられる願いの範囲がどのくらいだかはわからないが、もしゆりの他のプリキュアたちも蘇らせることができるなら、私はこのキュアマリンも、これから死ぬキュアブロッサム、キュアサンシャインも蘇らせてやろう。
 NEVERになる……? 関係ない。
 第一、サバーク博士は生きているはずが、お前の来た時間では死んでいる。
 そんな事があるのだ。お前が死ぬ前から、お前を連れてくればいい。


「そうだ、悪いがコレはまだ使わせてもらう。これからまだ使えるかどうかはわからないが……」


 ココロポットとプリキュアの種。
 これは本来、ゆりの物だが……私を知るあの妖精は私に全て託した。
 力を貸したのは、僅か一度に過ぎないのかもしれない。

 あともうひとつ。奴の支給品にはガイアメモリもあった。
 Bの字が模されたガイアメモリである。ゆりの死体を運ぶ時に、ゆりの体から落ちたのだ。
 これがゆりの持っていたメモリらしい。

 ……とにかく、私はしばらく体を休めることにした。
 エターナルとの連戦は私にも厳しかったし、結果的に勝ったとはいえ、傷は多い。


 ここでしばらく休もう。
 ここは、なんだか、少し、落ち、着、く…………。



 ────そう思いながら、ダークプリキュアは、しばしの眠りについた。



【1日目/昼前】
【C-8/森 えりかの埋葬地】
※ゆりの死体はえりかの埋葬地に一緒に埋められました。

【ダークプリキュア@ハートキャッチプリキュア!】
[状態]:疲労(極大)、ダメージ(極大)、右腕に刺し傷、気絶中
[装備]:T2バードメモリ@仮面ライダーW
[道具]:ゆりの支給品一式、プリキュアの種&ココロポット@ハートキャッチプリキュア!、ランダムアイテム0~2個(ゆり)
[思考]
基本:キュアムーンライトの意思を継ぎ、ゲームに優勝して父や姉を蘇らせる。
0:今は休む。
1:もし他のプリキュアも蘇らせられるなら、ゆりのためにそれを願う。
2:つぼみ、いつきなども今後殺害するor死体を見つけた場合はゆりやえりかを葬った場所に埋める。
3:エターナルは今は泳がせておく。しばらくしたら殺す。
[備考]
※参戦時期は46話終了時です
※ゆりと克己の会話で、ゆりが殺し合いに乗っていることやNEVERの特性についてある程度知りました
※時間軸の違いや、自分とゆりの関係、サバーク博士の死などを知りました。ゆりは姉、サバークは父と認めています。
※筋肉強化剤を服用しました。今後筋肉を出したり引っ込めたりできるかは不明です。
※キュアムーンライトに変身することができました。衣装や装備、技は全く同じです。
※エターナル・ブルーフレアに変身できましたが、今後またブルーフレアに変身できるとは限りません。





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最終更新:2013年07月26日 23:27