その5
最終更新:
homuhomu_tabetai
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翌日
「さて、ほむほむは眠ったようだし」
「買出しに行くか」
ガチャ
スタスタ
街中
「相変わらずだな」
台風経過後の街は荒れていた
店とかは流石に綺麗だが道路とか公園とかがかなり・・・
少し注意しながら公園を歩いてみると、時々木の根元から小さな手が生えているのが見える
あれは察するに巣の中で死んでしまったほむほむだろう
巣が埋もれていてわかりづらくなっているが間違いない
最期まで生きようとしたけど結局駄目だったんだな・・・
まぁせめて安らかに眠ってくれればいいが
恐らく無理だろうな・・・
あんあん「アンアンー!!」
あぁやっぱり
あんあんが土に埋まったほむほむの死体を引っ張り出しにきた
あんあん「アン!」バサ
死骸ほむ「・・・」
あんあん「アン!アン!」ガツガツガツ
まぁ、そりゃそうだろうな
今回の台風でほ食種もだいぶ犠牲になったが
それ以上にほむ種が犠牲になったのだ
ということはほ食種の食料が足りない
こういう事態は予想がつく
「・・・いつまでも見ているものじゃないな」
スタスタ
ちなみにほ食種の食料が足りないだけではない
ほむ種の食料も足りない
ほむ種全体の数は減ったが、前にも語ったようにこの台風で町の中で見つけられる木の実は殆ど全滅だろう
ゴミを漁るくらいしかほむ種には食料を得る方法は残っていないが、実はこれは非常に難易度が高いのだ
ゴミ捨て場にはゴミ漁りするほむほむを狩りに来たほ食種や人間たちがいる
他にもゴミの中にほむほむにとって有毒な薬が混ぜてあったりする
これも人間のいたずらだ
まぁ食料を得るのは難しいってことだな
だから人間にねだりに来るほむほむも当然出てくる
ほむほむ「ホム!ホム!」コシフリフリ!
ほむほむ「ホムムー♪」コシフリフリ!
こんな風に・・・
「餌がほしいのか?」
ほむほむ「ホム!」コクン
普段ならば、そういうほむほむが居たら、少し脅かしてやる
そうしたらほむほむは逃げてくれる
人間に食料をねだるという行為はとても危険だから、脅かして危険な行為だと教えるのが良いと思っている
それが理想的だと思うし、ほむほむに餌をあげている所を見つかったら近所のおばさんに怒られる
しかし今回は、食料を渡さないと死ぬかもしれないな
野良に餌をやるのはよろしくないと思ってはいるが
ん~こういう時甘くなるな・・・
「・・・ほら」つ飴玉
「悪いな、そんなものしかもっていない」
「体中べたべたになるとは思うが我慢してくれ」
ほむほむ「ホムン♪」アリガトウ♪
ほむほむ「♪~」
渡してしまった
大事そうに抱えながら木陰のほうに向かっていった
体中ベタベタになるだけで済めばいいが・・・
まぁあとは成り行きに任せるしかないな
うまくやれよ、食料がなくて困っているのはお前だけじゃないからな
ほむほむ「♪~」アマイ~
ペロペロ
ほむほむ「ホム~」シアワセ~
ペロペロペロリ
ほむほむ「ホムン♪」オイシ♪
ザザザ
ほむほむ「ホム?」
ほむほむ1「ホムム」ウマソウダナ
ほむほむ「ホム!?」エ!?
ほむほむ2「ホムー」ジブンダケ・・・
ほむほむ3「ホムウ!」ヨコセ!
ほむほむ「ホムウウウ!」イヤダ!
ほむほむ1「ホム!」コノ!
ほむほむs「ホムホム!」ポカスカポカスカ
ほむほむ「ホビャ・・・」ボロ・・・
ほむほむ1「ホムン♪」
ペロペロ
ほむほむ2「ホムム~♪」
ほむほむ3「ホム!」オナカイッパイ!
ガサガサ
ほむほむs「?」
さやさや「」ギュウグルルー
ほむほむs「!!」
さやさや「」ニヤリ
さやさや「サヤアア!」
スタタタタ
ほむほむs「ホ・・・ホビャアアアアア!」
スーパーマーケット
「うん、今日は果物がお得だな」
「果物を中心にしたケーキでも作ってやろうかな?」
スタスタ
???「ホビャアアアアアア!!!」
・・・この叫び声
ほむほむ試食コーナーか
~ほむほむ試食コーナー~
男「良い泣き声だな」
男1「美味しそうだな」
おばちゃん「♪~」
ジューーー
ほむほむ「ホビャ!ホヒャ!!」
トテテテー
男「おお!鉄板から逃げるのか」
男1「随分と活きがよさそう」ジュルリ
おばちゃん「♪~」ハシデオサエツケ
ジューー
ほむほむ「ホヒホヒホビャアアアアアア!!!」
男「本当に良い泣き声だ・・・」
ほむほむ「ホムウ!ホムウ!ホムウ!」アツイ!アツイ!アツイヨ!
男1「全然気絶しないとは・・・」
ほむほむ「ホミュウウウ・・・」クルシイ・・・ヨ・・・ポロポロ
男「まだ泣くだけ元気があるのか」
おばちゃん「♪~」オサエツケ
ほむほむ「ホ・・・ホビィ・・・・」
ジュー
ジュー
ジューーーー
ほむほむ「・・・・」
ジューーー
こんがりほむ「・・・・」
男「良い感じに焼けたようだ」
男1「ひとつ貰おう」
あむり
ガブ
こんがりほむ「ホギャ・・・」
男「お!まだ生きているのか」
男1「これは良い食用ほむほむだ!」
男「まとめて買ってこうぜ」
男1「ああ!」
男「食用ほむほむはこのショッキングな光景を見ないよう」
男「離れた場所にあるんだったな」
男1「あったあった、ここだ!」
男「よし!いっぱい買うぞ~」ヒョイヒョイ
食用ほむs「ホムン♪」ワーイ♪
食用ほむs「ホムホム!ホムン♪」ゴシュジンサマ!オセワニナリマス♪
男「ははは、相変わらず人間に対する警戒心0だな!」
男1「調理しやすくて便利だよな」
男「よし!じゃあいこうぜ」
男1「ああ!」
食用ほむ「♪~~~」
スタスタ
「食用ほむほむか・・・」
食用ほむ「ホム♪」
「まったく嬉しそうにして」
生まれたときに不幸が決められたほむほむだ
・・・
まぁ仕方がない事なんだ
・・・
私が買いたいものは買ったことだ
家に帰ろう