その1
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homuhomu_tabetai
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「ホミュゥー♪」「ミャロロォー♪」キャッキャ トテトテトテ…
「ホムムゥー…」マテェー… トテ…トテ…
「マドドォ///」ココマデオイデ/// トテトテトテ…
「元気だな……」スタスタ
俺が部屋に戻るとほむほむの家族が部屋の中を走り回っていた……さっきまでずっとペットショップの水槽に居たので、広い空間が嬉しいのだろう。
この家族は今日、俺が一人暮らしを紛らわせるために仕事帰りに買ってきた家族だ。
最初はほむほむ一匹でいいかと思っていたのだが、思い直して家族買いしたのだ。
「さてと……風呂の用意ができたからこっちにこい」
持ってきた洗面器を床に置き、俺は家族を呼んだ。
「ミャロー♪」ハーイ♪ トテテテ…
「ホミャミャー♪」オフロー♪ トテテテ…
人間によく懐いている為か、何の疑いも無く仔まどと仔ほむが駆け寄って来る……俺は襟首をつまんで洗面器に二匹を運び入れる。
「ホムゥー…ホッ…ホホッ…」ツ…ツカレ…タ… ホヒッホヒッ… トテ…トテ…
「ホムラチャン♪マドマド♪」オツカレサマ♪ トテトテ…
ヨタヨタと歩くほむほむにまどまどがねぎらいの言葉をかけながら並んでこちらに来た。
「ほら」スッ
「ホムホムゥ///」ヨイショ/// コロリン
「マドマドー♪」ヨイショット♪ コロリン
やはり差し出された手に素直に転がり込む番……そのまま仔達が待つ洗面器に運び入れる。
「それじゃあ風呂場に行くか」
「「「ハーイ♪」」」
異口同音に返事をする一家……俺は一家の入った洗面器を持って風呂場に向かった。
________
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__
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「ホミュゥ…ホミュゥ…」「ミャロォ…ロォ…」Zzz…
「マドォ…マドォ…」「ホムゥ…ホム…」Zzz…
風呂から出た後に水槽に入れてやると一家は寝床に潜りこみ、しばらくすると抱き合って眠ってしまった。
「……幸せそうに寝てるな……明日から新しい一日が始まるからな……おやすみ」パチン…
________
_____
__
_
…ホムーホムー…マドドー…
…ホミュー…ミャロロー…
「ふあ…ぁ……もう起きてるのか、こいつら……」ムクッ…
ベッドから起き上がって水槽を見る……
「ホムホムー」「マドマドー」ペロペロ
「ホミュミュゥ///」「ミャロン///」キャッキャッ///
寝床の上で、番が仔を一匹ずつ抱いて顔を舐めているのが見えた。
「ホム!?ホムホムホムー///」アッ!?オハヨウ、ゴシュジン/// ペコリ
「マドマドー///」イイオテンキネ/// ペコリ
「ホミャア///」「ミャロロ///」オハヨー/// テフリフリ
俺に気づいた家族が挨拶してくる。
「あぁ……」ゴソゴソ… スタスタ…
着替えながら挨拶を返し、俺はキッチンに向かった。
・・・・・・・・
「ちょっと焦げたな……」スタスタ…
目玉焼きを乗せた食パンとコーヒーを持って再び部屋に戻り……
「よっこいしょっと」コトッ
カップと皿を机に置き、早速食べ始める……すると……
「ホミュウ♪」オナカチュイタ♪ ニコニコ トテテ…
「ミャロオォ♪」アタチモー♪ ニコニコ トテテ…
仔ほむと仔まどが走ってきて水槽の壁際に並びこちらを見始めた。
「ホムホムホム///」オイシソウネ/// トテトテ…
「マドマド///」ホントネ/// トテトテ…
その後ろを番がついてきた……しかし俺はそれに構わず朝食を続ける。
やがて……
「ホミャミャアアァァ…?」ゴハンマダァ? ジワァ… ペチペチ…
「ミャロロオォォ…」ジュルイヨオォォ… エグエグ… ペチペチ…
「ホムゥ…」「マドォ…」ナデナデ…
仔達が我慢しきれず壁を叩いて泣き出し……番は仔をあやしながら俺に話しかけてきた。
「ホムホム…ホムムー…」アノ…ゴシュジン…
「マドマド…ティヒヒ…」ワタシタチノゴハンガ…マダ…
「ホミュゥー…」「ミャロォ…」ゴハンー… エグエグ…
「ん? あぁ、忘れてた……」モグモグ…
俺はパンを片手に立ち上がり、水槽に近づいた。
「ホムーホムー♪」モウスグゴハンヨ♪
「マドン♪」サァ、ナキヤンデ♪ ナデナデ
「ホミュゥ///」ヤッタァ/// ギュウ
「ミャロロォ♪」ハヤクハヤクー♪ ピョンピヨン…
『やっと餌にありつける』と、喜びだす家族だが……
ヒョイ!
「ホムホム…ホマァ!?」オイシソ…エッ!? コロン…
俺はパンを持っている手と反対の手で水槽を持ち上げる。
「マドッ!?」「ホミャッ!?」「ミャロッ!?」コロンコロン…
水槽が揺れて一家は水槽内を転げまわるが、俺はそのまま窓から庭に降りた。
・・・・・・・・
「……さてと……」ヒョイ!
「ホマァ!?」エッ!? プラーン…
庭に水槽を置いてほむほむをつまみあげる。
「今日からお前らの餌はほむほむが持ってきたものだけになるからな。餌が不自由なく貰えたのは昨日までだ」モグモグ…
「ホッ!?ホムムッ!?」エッ!?エェッ!? プラーン…
「マドドッ!?」ドウイウコト!?
「ホミュ?」「ミャロ?」キョトン…
俺の言葉に驚く番……まぁ、予想通りの反応だが、自分達が人間と同じものを食えると思ってたのか?
片手に持っていたパンの残りを口に押し込んで言葉を続ける。
「何を驚いてるんだ? もうお前らは俺が買ったんだから、今日からは俺のやり方で飼うからな」
「…ホムゥ…」…ソンナァ… プラプラ…
「…マドォ…」…ナンデ… フルフル…
「ミャロカァ?」オカーサン?
「ウェヒッ?」ドチタノ?
「それに野良や野生は、ほむほむが餌集めするのが普通だし……一応、お前もほむほむだろ?」
「…ホムホム…」…ソウダケド… エグエグ…
もうほむほむは今にも泣き出しそうだ……めんどくさいな……
「なら問題ないだろ?」ポトン…
「ホビャッ!?」ポテン!
「ほら、餌探しに行ってこい! ちゃんとお前が帰ってきた時に水槽に入れるようにしといてやるから」カチャカチャ…
そう言って水槽の外側だけにハシゴを取り付けてやった……これなら外からは入れるが、中からは出られない。
もっとも、登ってから中に飛び降りないといけないが、それは俺の知った事ではない。
「それじゃあ俺は用意して仕事に行くからな」スタスタ…
「ホム…ホムゥ…」ポロポロ…
「マドー!!ホムラチャーン!!」ガンバッテ!! ペチペチ…
「ホミャミャ!!」「ミャロロ!!」オナカチュイター!! ペチペチ…
背後からほむほむの泣き声と、家族の水槽を叩く音が聞こえてきた。
・・・・・・・・
「さて、そろそろ行くか…『ガチャ!』……ん?」
俺が玄関のドアを開けると……
「…ホムゥ…」ピエェェ…ン…
ドアの横でほむほむがうつ伏せになって泣いていた……
「どうした? 餌探しに行かないのか?」
そう言うと……
「…ホムゥ…ホムホムホムゥ?」…ゴハン…ドコニアルノ? エグエグ…
ほむほむは顔を上げてそう答えた。
「はぁー……餌探しをやった事ないんだな?」
「…ホムムゥ…」コクコク ポロポロ…
「その辺を探したら草や虫がいるだろ?」
「ホムホムーッ!!」ソンナノムリ!! ブンブン エグエグ…
……どこまで箱入りなんだよこいつは……
「仕方ないな、餌があるところに連れて行ってやるよ……どうせ通り道だし」ヒョイ
「ホムゥッ!?」プラプラ…
俺はまた、ほむほむをつまみあげて歩き出した。
「帰れるようにちゃんと道を覚えとけよ……と言ってもすぐそこだけどな」スタスタ…
「…ホムーホムー…」キョロキョロ… プラプラ…
ほむほむは言われたとおりに周りを見渡し始めた。
・・・・・・・・
ほむほむをぶら下げて歩く事、十数メートル……
「着いたぞ」
「ホムム?」ココ? プラーン…
目的地に着いた……もちろんそこはゴミ置き場だ。
「「「ホムッ!?ホムムーッ!!」」」ワラワラ…ガサガサ…
俺が出した声に驚いて、ゴミ漁りに来ていた野良ほむ達が一斉に隠れた……見慣れた光景なので特に気にならない。
「ほれ」ポイ!
「ホムウゥゥゥ…」ポスッ!
ゴミ置き場の横の草むらにほむほむを投げた。
「今度こそじゃあな! ちゃんと餌を持って帰ってやれよ」スタスタスタ…
「ホ…ホムム…」ガサガサ… キョロキョロ…