その1
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homuhomu_tabetai
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俺が巨大コロニーを壊滅させて大分時が流れた
俺は以前のように攻撃的になったり、何かを求めるように旅をしたりすることはなくなり、ただただ毎日を保守的に過ごすようになった
修羅ほむ「・・・変わったものだな」
もうなにか新しい発見をしたいとかそんなことは思わず、この一日が一秒でも長く続けば良いと思っている
修羅ほむ「大人になったというやつか」
まみまみ「♪~」ダキダキ
少し前はあれだけ鬱陶しかった抱擁も素直に受け止めることができるようになった
さやさや「サヤァ♪」ダキィ
一緒にコロニーに乗り込んだ仔さやは、家族の一員として育ててやった
共に訓練したり、俺の持っている知識を教えたりもした
純粋な戦闘なら、いま山で一番強いのはこのさやさやかもしれない
仔ほむ「ホミュ!」ワタチモ!
そして仔ほむ、俺の仔供だ
仔まみ「マミーー!」ミンナイッショ!
この仔まみも俺の仔供・・・
所謂「幸せな家族」を築いたわけだ
まさか俺が暖かな家庭を持つことになるとは、夢にも思わなかった
これが本能というやつか・・・
しかし幸せな家庭というのは築いてからが大変なのだ
それは、いつ崩壊してもおかしくない
俺は今まで、幸せな一家が突然崩壊していく様を、いくつも見てきた
というより俺が壊してやった
世の中何が起こるかわからないから、注意しておくに越したことはない、という話だ
そうだな、少し外の様子でも見てくるか
修羅ほむ「少し見回り行って来る」
まみまみ「マミ!」イッテラッシャイ!
家族との時間をたっぷり過ごした俺は、山を見て回ることにした
あんあん「アン!」コンニチワ!
修羅ほむ「おう」
巣から出るとあんあんと遭遇した
手にはいくつかの木の実があった
あんあん「アン!」ニコリ
修羅ほむ「おう、いつも悪いな」
これは我が家の食料の一部だ
俺はコロニーを壊滅させた後、英雄のような扱いを受けた
それは本当にすごいもので、巣の中で寝ているだけであんあん達が餌を持ってきてくれるほどだった
貢ぎ物は、昔はほむほむが多かったが、最近は仔ほむの事を考慮してか、栄養のある木の実を持ってくれるようになった
修羅ほむ「俺は少し家畜の様子を見てくる」
あんあん「アン!」オツカレデス!
修羅ほむ「あいあい」
そしてしばらく歩いた
以前巨大コロニーが存在していた場所、そこの一角にほむほむ、まどまどを家畜として育てる場所がある
ほむまど畜舎
修羅ほむ「通るぞ」
見張りあんあん「アン」ドウゾ
見張りのあんあんに挨拶して、出入り口にふたをしている石をどかし、俺は中に入った
ほむほむs「マドカァ//」
まどまどs「ホムラチャン//」
キャッキャ!ウフフ!ワイワイ!
そこでは常に性行為が行われている
修羅ほむ「お盛んだな」
ほむまどs「!!」ビクゥ
俺の一声に驚くほむほむ共
まぁ敵が来たわけだからな
ほむほむ「ホムゥー!」ナンノヨウダ!
まどまど「マドォ!」デテケエ!
嫌われたものだ
修羅ほむ「おいおい仲間じゃないか、仲良くしようぜ?」
ほむほむ「ホムホムー!」フザケルナアア!
まどまど「マドオオ!」ハヤクデテケ!
ほむほむたちに嫌われて心を痛めた俺は、散歩して心を癒すことにした
修羅ほむ「少し散歩したら出て行くさ」スタスタ
ほむほむ「ホ・・・ホムム」ウ・・・ソッチワ
様子がおかしいな・・・
そういえばいつもは俺が来てもみんな遠くに逃げるだけだ
こんなに反抗的なのはおかしい
こっちに見られたくないものでもあるのか?
ほむほむ1「ホムウウ!」ダメエエ!
トテテテー
修羅ほむ「あ?」
俺の横をほむほむがダッシュした
すごい勢いで
ほむほむ1「ホム!」ダキィ
そして影に隠れていた何かを抱きかかえると俺から離れていった
ほむほむ1「ホッム!ホッム!」トテトテ!
ほむまどs「ホムホム!マドォ!」コッチニオイデ!
ほむほむ1「ホムウ!」イマイク!
トテトテ
修羅ほむ「・・・?」
なにか様子がおかしい
いま奴が抱えているのは仔供であることは間違いない
それは雰囲気でわかる・・・
おかしいのは、群れ全体で「それ」を匿おうとしていることだ
「それ」が他のほむまどの仔供なら、むしろ進んで差し出したほうが我が仔を攫われずに済むわけだから
修羅ほむ「・・・」
ほむほむ1「ホッムホッム!」ハァハァ
ほむほむは必死に群れの中に隠れていった
修羅ほむ「気になる」
スタスタ
俺は群れの中に近づいていく
ほむほむ「ホムゥ!」チカヨルナ!
その群れの中からほむほむが行く手を阻む
まどまどs「マドォ」ダイジョウブダヨ
まどまど達は、仔供を抱えていると思われるほむほむを守るように囲う
なんとしてでも俺を近寄らせないというわけか
修羅ほむ「・・・どけ」
ほむほむ「ホム!」ヤダ!
修羅ほむ「話がわからないやつだな」ヒュッ
俺はほむほむの首を片手で掴み上げる
ほむほむ「ホ!?」
ほむほむ「ホ・・・ホヒ・・・」クルシ・・・イ
修羅ほむ「俺がどけと言ったらどくんだ、わかったな」ポイ
そして放り投げる
ブン
ほむほむ「ホビィイイ!」
まどまど「ホムラチャン!!」
修羅ほむ「さて、邪魔者は消えたな」スタスタ
ほむほむs「・・・」アセタラー
俺が近づくと勝手に道をあけるほむほむ
それで良い
俺は目的の地点にたどり着いた
ほむほむ1「・・・・」ガクガクブルブル
そして少しばかり驚いた
修羅ほむ「なるほど・・・」
仔白まど「ミャド?」ニコニコ
やつらが必死に隠そうとしていたもの
それは白まどの子供である
確かに、白まどが成長すればこの家畜生活から脱出できるかもしれない
その存在を隠そうとするのも頷ける
しかし妙だ、希少種なんてもういないはずだ
あの時、俺はコロニーの希少種をすべて殺したのだ
なのにこんなに簡単に希少種が生まれるのか?
・・・親の親が希少種なのかもしれないな
生化学をちゃんと学んだわけではないが、希少種の発現には親の親のDNAも大切なのだとか
修羅ほむ「・・・」
ほむほむ1「ホムホム」コロサナイデ
ウルウル
俺が仔供を眺めていると、ほむほむが涙ながらに訴えてきた
修羅ほむ「」ナデナデ
仔白まど「ミャド♪」
ほむほむ1「ホ?」