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その3

最終更新:

homuhomu_tabetai

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俺はその日適当に散歩していた
特に用事もなく昔のことなんかを思い出しながら

すると叫び声が聞こえてきた

「アギャアアアアアアアアアアア!!!」

修羅ほむ「!?」

あんあんの叫び声だ
そしてその場所はほむまど共がいる・・・あそこだ





ほむまど畜舎

修羅ほむ「酷いな・・・」

見張りあんあんの残骸「・・・」

見事なまでに木っ端微塵だ
そして畜舎に蓋をしている石が退かされている

「マドカァアアアア!」「マギャアアアアアア!!」

中からも叫び声

俺は危険なにおいを感じつつそこに足を踏み入れた

ほむs「・・・」ホネカラン

まどs「・・・」ホネカラン

ほむほむとまどまどが食われた形跡、
そして、

ほむほむ5「ホムァ・・・」タベナイデ・・・

「ウェヒヒ!」ムシャムシャ

ほむほむ5「ホヒィイイイイイイ!!」


――ほむほむを食べるまどまど



その威圧感は白まどなんかとは比べ物にならない

そういえば聞いたことがある

昔まどまどは非常に強力な種族だった
その様は王者とも言われていたのだとか
俺の目の前にいるそれはまさにそれな気がしてならない

王者まどというやつか

なぜこんなやつがここにいるのか・・・理由はいくつか推測できるが、そんなことはどうでもいい

王者まど「ウェヒヒ!ホムラチャアアアン!」トビカカリ

俺と目が合うや否や即座に飛び掛ってきた
ずいぶんと好戦的なようだ
俺はそのすさまじいスピードに避けるのは不可能だと悟り

左腕を王者まどの口に差し出した

王者まど「マドン!」ガブリィイ

王者まどはその左腕を噛み千切った

修羅ほむ「・・・酷いことをする」ヒュ!

そしておれは右手で首に手をかける
だが

王者まど「マドォオ!」ブンブン

羽をバタつかせて簡単に振り払った

そこで俺は壁を感じとった


ほむほむではどう戦っても勝てない壁というものを


王者まど「ウェヒヒ!ホムラチャン♪」

修羅ほむ「参ったね」

こちらは左腕を失っている
しかも、飛行能力を持ち、驚異的な身体能力をもつ王者まどを相手にしないといけない

逃げても良いが・・・こいつは殺さないと駄目だろう

下手をするとこの山のほむ種ほ食種すべて食べつくしてしまう可能性がある
だとするなら、俺はあの世に行く覚悟をしなくてはいけないな

修羅ほむ「別に良いんだけどな、死んでも」

王者まど「マドオオオ!」トビカカリ

修羅ほむ「このタイミングか!?」パァン

王者まど「マギョ!?」

俺は王者まどを仔まみの銃で撃った

いくらすばやくても瞬間移動するわけではない
正しいタイミングならカウンターが取れるはずだ

王者まど「マドォ!」ヒョイ

しかし王者まどは驚くべき反応を見せこちらの攻撃を避けてしまった
こいつは常識というものが通用しないのか? ありえないだろ・・・

王者まど「マギギ・・・マギョ!」フーフー!

王者まどは距離をとり弓矢を構えた

矢の速度は白まどより早いと聞く
初見で防げるとは到底思えない

修羅ほむ「おい、それで俺を・・・」

王者まど「マギィイイ!」キリキリ

俺の話なんて聞いていない
これでは、会話術で発射のタイミングを誘導したりすることはできないだろう
しかも俺の発砲に怒っているようだ・・・これは覚悟して弓矢の攻撃を見極めないとな

王者まど「マドォ!!!」シュババババババババ!



いや多すぎだろ!

さすがにこの弓矢は防ぎきれなかった
頭と心臓だけ守り残りすべてを喰らうハメになった

修羅ほむ「痛ぁ・・・洒落にならねえな」

王者まど「ウェヒヒヒ!」

もう俺の身体は、満足に動くことは出来なさそうだな
立つことも出来ず倒れこむ

銃も効かず、接近戦も通用せず、か
これだけ強いと笑えてくるな

王者まど「マドン♪」イタダキマス♪

そして王者まどは俺を喰らうつもりか

なんということだ・・・この俺が食われるなんて



笑いがこみ上げてくる・・・ 助かるよ

王者まどは、矢だらけの俺の肩辺りに噛み付く

王者まど「♪~」パクリ

修羅ほむ「俺が死んでもいないのにずいぶんと浮かれているな」ヒュ

俺はその瞬間、動きづらい身体を無理やり動かし、足で王者まどの首を固めた

王者まど「マギョ!?」

今度は完全に固めた
これならそう簡単に振り払われない

王者まど「マドマド!」ブンブン!

修羅ほむ「っち」

しかしそう長くは固定していられないだろう

修羅ほむ「とりあえず羽はつぶすぞ」

俺は右腕で羽をつかむ

王者まど「マ!?」

これでうまく飛べないはずだ

王者まど「マギョギョギョ~!」バタバタバタ

羽をバタつかせて抵抗する
さすがに力強い
はやくしないとこんな拘束すぐに解かれてしまう
だが今の俺は拘束するのが精一杯だ

しかし勝利は確信している



その時物陰から何かが出てきた

さやさや「サヤァアアア!」スタタタター!

さやさやである

王者まど「!?」

さやさや「サヤァ!」シュパ!

王者まど「マギャアアアアアアア!!」

見事王者まどの胴体を真っ二つにした

昨日の怪我で俺のことが心配になったのか、つけてきている事はわかっていた
しばらく俺と王者まどの戦闘を観察していたのだろう
だが、いくら心配でも感情的になって戦闘に加わるようなことはしない 俺が、そう教育したからな
状況を見極めて戦える優秀なやつだ

修羅ほむ「よくチャンスを待ったな、褒めてやってもいいぞ」

さやさや「サ・・・サヤ」ペロペロ

どうやら会話よりも治療を優先するらしい

そういえば俺は今、弓矢を浴びているんだったな
興奮していると痛みを忘れるというかそんな感じのあれだろう
そういえばなんか痛くなってきたな

修羅ほむ「矢は簡単に抜くなよ、下手に抜くとかえってだめだと聞いたことがある」

さやさや「サヤァ」コクコク
ペロペロ

しかしこの傷であれだけ動けたのはやはりほむほむの生命力のおかげとみるべきか

だが段々と視界がぼや~っとしてきたぞ


これはそういうことなのか?

まみまみ「マミ!?マミーー!!」スタタタ

ん・・・まみまみの声か

この場所に行くなんて一言も言ってないんだがな

なぜこの場所にまみまみが来たのかさっぱりだ

まみまみも心配して来たのか?

まみまみ「マミ!」ペロペロ

まどまどはほむほむを舐めて治癒するというがこいつらでも効果あるのか?



まぁいい、あれだけの強敵を二匹がかりとはいえ倒せたし、その上こいつらに見送られるんだからな

仔供がどう育つのか見てみたかったという思いもあるが、そこまで贅沢は言わない

この意識が途切れた後、再び目覚めることができるのかどうかはわからない
だが俺は満足して意識を手放した

{おしまい}





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