漢字の大海
2011-12-03
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更新
「豕」と言えば、「遼東の豕(りょうとうのいのこ)」という言葉があります。
遼東という名の地において、頭が白いブタが生まれ、
「これは珍しい!河東に住む人々に見せて驚かせてやろう!」と意気込んだ主人が、
いざ河東に着いてみたら、まわりには頭の白いブタだらけだった、というお話。
「これは珍しい!河東に住む人々に見せて驚かせてやろう!」と意気込んだ主人が、
いざ河東に着いてみたら、まわりには頭の白いブタだらけだった、というお話。
この主人はさぞかしがっかりしたことでしょう(^^;
「世間ではありふれていることを知らずに得意げになってしまうこと」のたとえとして、
現在でも残っている言葉なのでした。
「世間ではありふれていることを知らずに得意げになってしまうこと」のたとえとして、
現在でも残っている言葉なのでした。
クイズ解答
解答いただいた方、惜しくも不正解でした(><;
選択肢に挙げた熟語は以下の通りでした。
六韜三略(りくとうさんりゃく)
七種菜羹(しちしゅのさいこう)
五蘊皆空(ごうんかいくう)
狡兎三窟(こうとさんくつ)
七種菜羹(しちしゅのさいこう)
五蘊皆空(ごうんかいくう)
狡兎三窟(こうとさんくつ)
六韜三略とは、兵法の極意、虎の巻、奥の手のこと。
中国の兵法書の古典に「六韜」と「三略」があることに由来します。
中国の兵法書の古典に「六韜」と「三略」があることに由来します。
七種菜羹とは、七種の菜の羹(あつもの)。つまり、中国の七草がゆのことです。
日本の七草がゆのルーツが、この七種菜羹なんだとか。
日本の七草がゆのルーツが、この七種菜羹なんだとか。
五蘊皆空とは、仏教用語で、人間の心身は定まった本体がなく無我であることをいう言葉。
五蘊は環境を含めて人間の心身を五種に分析したもので、
「色」「受」「想」「行」「識」の五つがあるそうです。
「色」は、色即是空、「識」は阿頼耶識(あらやしき)、なんかで耳にしたことがあるなぁ。
五蘊は環境を含めて人間の心身を五種に分析したもので、
「色」「受」「想」「行」「識」の五つがあるそうです。
「色」は、色即是空、「識」は阿頼耶識(あらやしき)、なんかで耳にしたことがあるなぁ。
狡兎三窟とは、素早い上に用意周到に準備をし、難を逃れることが巧みなこと。
「狡兎に三窟あり」ということわざを縮めたもので、
警戒心の強いウサギは、敵に襲われた時に備えていくつもの逃げ穴用意しているということ。
「狡兎に三窟あり」ということわざを縮めたもので、
警戒心の強いウサギは、敵に襲われた時に備えていくつもの逃げ穴用意しているということ。
一通り調べてると、「六韜にはどんなことが書いてあるんだろう」とか、
「中国版の七草がゆの食材はなんなんだろう」とか、
新しい疑問がいろいろでてきてしまってすぐに時間がなくなってしまいます(^^;
「中国版の七草がゆの食材はなんなんだろう」とか、
新しい疑問がいろいろでてきてしまってすぐに時間がなくなってしまいます(^^;
まぁ、そうやって色んな事を少しずつ知っていけるのが、
漢字を学ぶ魅力の一つでもあるんですがね(^^
漢字を学ぶ魅力の一つでもあるんですがね(^^
クイズ
Q.「古菱花」とはある道具を表す言葉です。
それは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外)
それは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外)
今適当に探してきたばかりの問題なので、
どういう由来があるのかは、明日調べてみようっと。
というわけで、正解はまた明日ー。
どういう由来があるのかは、明日調べてみようっと。
というわけで、正解はまた明日ー。