ワールドビルディングWiki

覚えておくこと

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目的

「何のためにワールドビルディングをするのか」という目的・ゴールを定めることにより、どういった方向に進めばいいのか、どういったメソッドでどのような密度のワールドビルディングをすればいいのかという道筋が見えてきます。「小説を書くため」「架空のゲームを作るため」「『善 vs 悪』をテーマにしたストーリーを書くため」などのゴールがあれば、一つの道で行き詰まっても、同じゴールに繋がる新しい道を見つけることができるでしょう。

雰囲気・世界観

「どういった雰囲気・世界観の世界を創りたいか」ということをはっきりさせることで、新しい要素を加える際に「これはこの世界にフィットするか、浮いていないか」というように照らし合わせる指標ができます。ジブリ作品のような統一された世界観を創り出すためには一貫性([[「リアルさ」とは]] 参照)が大事になってきます。例え、様々な要素が詰め込まれた世界であっても、ビジュアルであったり作品としてのテーマ、街に溢れる魔法の存在感など、世界のどこを切っても見えてくるような核があると、パッチワークではないまとまった世界観を演出できるでしょう。

Unique Selling Propostion (USP)

USPとは「この世界・作品はどういった部分がユニーク・強みなのか」ということです。言い換えれば、「なぜ読者は他の作品ではなくこの作品を読もうと思うのか」という他作品との差別化です。「ワンピースとスター・ウォーズを足して2で割ったような作品」「ハリー・ポッターの舞台が日本だったら」というような文章での説明や、A、B、C...というような要素の羅列でも構いません。ワールドビルディングが進むにつれて、USPが微妙に変わって行くこともあります。時々、振り返って「この作品のユニークなところは何だろう」と考えてみることで、ありきたりではない面白い世界・作品へとブラッシュアップすることができるでしょう。

リストと優先順位

創造世界に加えたい要素や説明を考えなければならない要素などをリストアップし、それぞれに優先順位をつけておくことで、意図しない設定の穴を減らし、ワールドビルディングの効率をあげることができます。世界構築には数え切れないほどの項目があり、どこから手をつけていいかわからなくなったり、何をどの程度まで考えればいいかわからなくなることが多々あります。そういった時に、リストアップと優先度付けをしておけば、選択肢の多さに圧倒され逆に何もできなくなるということがなくなるでしょう。

視点

世界を構築する「神」としての視点に加えて、その世界に実際に住んでいる「住民」としての視点を持つことで、より住み込まれた迫真性のある世界を創ることができます。「神」視点で見ただけでは「ここにAがあり、ここにはBがある」というように要素が点在しているだけになりがちです。そこで「住民」レベルの視点を持ち、「この要素はこの世界の住民に対しどのような影響を与えるか、どのような意味を持つか」という因果関係を考えていくことで、点と点が互いに結びつき影響を与え合う密度の高いワールドビルディングをすることができるでしょう。

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