ワールドビルディングWiki
アイデアの広げ方
最終更新:
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最初の一歩でまずスタート地点となるコアアイデアを考えた後、どのようにアイデアを広げていけばいいかを紹介していきます。
アプローチ
アプローチにはワールドビルディングで紹介したトップダウン式とボトムアップ式の大きく分けて二つの方法があります。コアアイデアが世界のマクロ面であればトップダウン式、ミクロ面であればボトムアップ式に従って空白を埋めていきます。例えば、コアアイデアが主人公というキャラクターであれば、まずは主人公の性格はどうかというキャラクター自身を考え、その後家族、住んでいる街、住んでいる街がある国、というように段々と視点を大きくしていけばいいわけです。コアアイデアがストーリーであったならばちょうどトップとボトムの中間に位置しているので、そのストーリーに必要なキャラクターを考える方向(トップダウン方向)に行ったり、そのストーリーが展開する国を考える方向(ボトムアップ方向)に行ったりできます。
方法
アイデアの広げ方にはいくつも種類がありますが、ここでは二つを紹介します。
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これはやることは最初の一歩で書いたことと一緒です。「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」から始まる質問をいくつも書き出し、それに対して答える形で穴を埋めていきます。ハードワールドビルディングならばできるだけ具体的に、ソフトワールドビルディングならばストーリーに必要な部分だけを埋めていけばいいです。
マインドマップ
これはブレインストーミングの一種で、一つのアイデアから派生する形で複数のアイデアを連想して、そこからまた次のアイデアを派生させていく、そしてそれを図にするということです。Xmindなどのアプリが便利ですが、ノートに書き出しても同じことが可能です。これは基本的にトップダウンの考え方に基づいていますが、ボトムアップ式であっても時々立ち止まって一つのアイデアから下方向に一つの派生しかないなんてことがないようにすることは大事です。
アイデアを広げていく際に「このトピックにはどういった具体的要素があっただろうか」と迷った時は、本サイトの資料セクションにおけるそれぞれのカテゴリを参考にしてみてください。
覚えておくこと
アイデアを広げていく際に必ず覚えておかなければならないのは、「リアルさ」で扱った通り、「一貫性」が重要だということです。
その世界のルールに登場人物や作者自身が従うこと。
その世界のトーンや雰囲気にフィットしない要素は持ち込まないこと。
トップダウン式にしろボトムアップ式にしろ、頻繁に振り返ってこの二つを守れているか確認しましょう。