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サブ任務:夜の守り人 - (2024/02/04 (日) 19:53:16) のソース
テレサ うぅ……頭が痛い……ちょっと飲みすぎたようね。 ガチャ—— テレサ 誰っ!? 何だ……あなただったの。てっきり崩壊生物かと思ってしまったわ。ごめんなさい。1人での生活が長かったから、いつも崩壊生物の襲撃に備えているのよ。 姫子とブローニャは眠っているわ。あなたも休んで。ここでは体力を温存しないと生き延びられないわよ。 安心して。夜の警備はあたくしに任せてくれればいいわ。ちょうど外に出て、酔いを覚まそうと思ってたから……やっぱり何度飲んでも、あたくしの身体はアルコールに慣れないわね。 ■選択肢 ① 酔っぱらったまま外に出たら危ない。 ② 酔っぱらっているようだけど、あなたも休まないと。 テレサ ちょっと、ちょっと……顔を合わせるなりお説教なの。あたくしを子供扱いしないでよね!あたくしはもう—— あ、危うく口を滑らすところだったわ。やっぱりお酒が入ると、すぐミスするわね。ほら、心配しないで!これでもずっと1人で暮らしてきたのよ。あなたよりもたくさん危険な目に遭ってきたんだから、これくらい……。 バンッ! テレサ きゃっ!イタタ……このボロ扉、どうしてぶつかるのよ!ぶっ壊すわよ! いいから、いいから……あなたはもう寝なさい。安心してあたくしに任せ……。 ダンッ! テレサ う~、な、何よこの酒瓶!ほんと邪魔ね!どうして、あたくしの足下なんかに転がって来るのよ! うぐっ……そんな目であたくしを見ないでよ……。 はい、はい……分かったわよ。一緒に来なさい。それなら、安心でしょ? もう……本当にお節介なんだから。明日起きられなくなっても知らないからね。 テレサ ふぅ……本当に静かな場所ね。まるで世界中が眠っていて、私たちだけが起きているみたい。ゾンビさえいなければ、きっと素敵な夜になったでしょうね。 ほら!あたくしと一緒に見回りをするなら元気を出してちょうだい。火を追う蛾の新人として実力を見せてよね。 あなたたちがME社へと攻め込んだ時から、九霄には注目していたのよ。戦闘時の考え方や能力はまずまずだけど、経験不足が否めないわね! フフン……どうして、あたくしがそんなことを知っているのか疑問に思っているのね? ブローニャたちとは一緒にいなかったけれど、常に遠くから彼女たちを見ていたのよ。あたくしたちの理念は違っているけど、それでも彼女たちの無事を願っていたからね。 もしかしたら、あたくしも寂しいだけなのかもしれないわね……いつも1人になると昔のことを思い出すの。あの時、皆と一緒に努力していた光景や、どうすれば崩壊に対抗できるのか教えていた時のことをね。 いつも、それらがありありと目に浮かぶの。だけど、もう手の届かないものになってしまったわ……。 ふぅ……何でこんな話をしちゃったのかしら。あたくしが言いたいのはね、ブローニャたちの戦闘技術はあたくしが教えたものだってこと。あなたは本当にラッキーよ。我が[[聖フレイヤ]]学園最後の戦乙女になれるんだから! 行きましょう。今日はあたくしがあなたを鍛えてあげる。 グルルルッ! テレサ やっぱり、こいつら薄暗い場所に隠れるのが好きね。この付近にそう数はいないと思っていたけど、一気にこれだけたくさん出てくるなんて予想外だわ。 ちょうどいいわ!あなたに崩壊との戦い方を実演してあげる!見ていなさいっ! ガキンッ!! テレサ まだまだッ!! ザシュッ! テレサ ハァッ!! ザァンッ! テレサ どう?今の戦い方、マスターできた? ■選択肢 ① 普通の人があなたみたいな腕力あるわけないでしょ! ② そんな大きな武器、私には合わない。 テレサ ちょっと!ちょっと!ちゃんと見てたの?あたくしが言っているのは誓約の十字架の使い方じゃなくて、戦闘中に周囲の様子を観察するってことよ! あなたの腕はなかなかだけど、洞察力が足りていないの。戦闘中は周囲の状況を常に見ること。さもないと、簡単に劣勢に立たされるわよ。今だって、あたくしがあなたの背後にいなかったら、とっくにやられていたわ。 もし、まだ自分の戦友に背中を守ってもらおうと思っていたら大きな間違いよ。破滅に瀕したこの世界で生き延びたければ、自分自身がもっと強くならなくちゃ。 ▼選択肢分岐 ① 分かった。頑張るよ。 テレサ うん、いい覚悟ね。 ② やっぱり皆と一緒に戦う方が慣れてる。 テレサ そう……でも、そのうち自分の背後に立つ人間がどんどん少なくなっていって、最後にはあなただけになっていることに気がつくわよ。 ▲分岐終わり テレサ これはあなたのためだけじゃないわ。あなたの戦友のためでもあるの。もし、彼らを守りたいのなら、自分を守るすべを身につけることね。 ウォオオオオンッ! テレサ よ~し、中休みはここまで。ここからは、あなたの腕前を見せてちょうだい! テレサ 汗をかいたおかげで、頭がだいぶスッキリしたわ……久しぶりに身体を動かしたからか、身体のあちこちがサビついてたみたい。 ふぅ……あなたと一緒にいると昔のことを思い出すわ。アルコールのせいなのか分からないけど、何だか切なくなってきちゃった……。 あなたの能力なら、大崩壊がなければ聖フレイヤ学園で誰よりも優秀な戦乙女になれたでしょうね。間違いなく。 今のあなたの姿は、昔の彼女たちみたいだわ。目には迷いがなく、心の中の目標に一心不乱に突き進むその感じ。 だけど、今はあまりに多くの人が目の前の人や物のために、それまで追い求めていたものを諦め、荒野を彷徨い歩く屍になってしまったわ……そして、あたくしもその中の一人。 あなたみたいに目に希望が満ち溢れた人は、もう多くないわ……だから、あたくしはあなたにここで死んでほしくないの。あたくしの中にある生きるための知恵をあなたに教える……多少は役に立つはずよ。 うん、今夜はあたくしに付き合ってくれてありがとう。これまではいつも1人だったから、自分の気持ちを話すことなんて全然なかったの。少し話しすぎたかもしれないけど、気にしないでくれると嬉しいわ。 ほら、行きましょう。まだ夜は長いわ。あたくしたちの夢はそろそろ醒めるけど、あなたが歩むべき道はまだまだ長いわよ。