イングヴィルド・レヴィアタン

人間との間に生まれた初代魔王「レヴィアタン」の末裔にして、隔世遺伝で悪魔の力を持って生まれた混血児

紫色の長い髪とオレンジ色の瞳の少女。
新規上位神滅具終わる翠緑海の詠」の所有者。

レヴィアタンの血族が人間の女性との間に作って人間界へ置いていった子供の子孫。
ヨーロッパにある海辺の町で生まれ育つが、17歳の時に悪魔特有の「眠りの病」に倒れる。
自分を救うために両親が召喚したレヴィアタン派の貴族悪魔に引き取られ、純血主義者から危害を加えられないよう密かに匿われていた。

それから100年以上眠り続けたが、神滅具の力に覚醒したことで眠りから覚める。
神滅具の力が手に負えないと分かった貴族悪魔からの連絡で、グリゴリの協力を受けた悪魔側が能力の解析を行っていたが、その最中に女神ニュクスに誘拐されて洗脳を受ける。
魔王レヴィアタンの魔力による耐性で術が正常に機能していない状態ながら、遠隔操作で無意識にドラゴンを封じるように命令を受けていた。

眠っている間に知り合いは全員死んでしまい独りぼっちになったが、誘拐後に保護されたときにイッセーと友達になる。
洗脳で友人に迷惑をかけることを気にして、眠っている間にまた知り合いがいなくなることが怖いという本音を隠して自分を殺すように頼むが、必ず助けると約束したイッセーを信じることに決める。

ニュクスとの決戦では結界の中で保護されながらも「乳音拡声」によってグレモリー眷属の能力を向上させ、神の撃破に貢献した。

術が解けた後は「兵藤一誠眷属」の「女王」に転生し、ヒュプノス神とオネイロス神のもとで病の治療を受けている。
真2巻より駒王学園の2年生に転入、オカ研に入部している。

聞いているだけで癒されるようなキレイな歌声の持ち主。
神滅具の2つの特性の内、海を操る能力はまだ未熟だが、ドラゴンに対する影響力の方は非常に高く、力に覚醒して間もないにも関わらず、既に「魔王クラス」とされる真『女王』形態のイッセーの動きさえも歌声だけで封じられる。
また、「ドラゴン系神器」の所有者のことが何となく分かるという能力も持つ。
ただし、制御面はまだ未熟であり、敵と味方を区別して効果を発揮することができず、無力化を例に挙げれば周囲にいるドラゴンを無差別に行動不能にしてしまう。

初代魔王の血族だけあって、内に宿す力、才能の類は普通の悪魔とは一線を画し、「アザゼル杯」の基準では「兵士」換算で駒価値7を記録し、転生直後にはいきなり8枚の翼が生える。
オーラの総量だけなら既に「魔王クラス」以上あり、魔力の扱いに関しては天才的な上に成長速度も速く、短時間で水の属性を中心にあらゆる属性の素養を発現させ、訓練開始後まもなく水でできた巨大なドラゴンを操る応用技まで習得、それから間もない修学旅行の頃には圧縮したオーラで数段強力な30メートルはある巨大な水の龍を10体以上も創り出して、初の実戦で上級悪魔以上のオーラを持つ人工悪魔の一群を丸ごと一掃している。

故郷にいた頃は浜辺を走り回っていたので、体力も一定基準ある。
ただ、訓練期間が短いせいで、「現在の実力と比べて駒価値のコストが高すぎる」という点から、「アザゼル杯」には未参加。
加えて、膨大すぎる魔力を制御しきれていないため、魔方陣で転移すると、相手先でオーラが暴発する恐れが高いので、初期のイッセーとは逆の意味で単独での転移が困難。
また、「眠りの病」の後遺症で日常生活の中でたびたび睡魔に襲われるらしく、会議などの時は大抵うとうとしている。
なお、魔王の血筋ということで冥界政府からは少なくとも最上級悪魔クラスの扱いを受けているが、「悪魔の駒」の授与はされていない。

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最終更新:2022年05月21日 19:18