概要
「黙示録の皇獣(アポカリプティック・ビースト)」
グレートレッドと並んで黙示録で語られる、
獣の数字(666)の大元となった伝説の生物。
- グレートレッドを上回る巨体
- 「獅子」「熊」「豹」「龍」などに似た「7本の首」と「10本の角」
- そして、あらゆる生物の特徴を有する体を持つ獣
- 人型というよりは霊長類のような前のめりの姿勢
- 極太の腕を4本生やす
- 2本の足は腕以上に太い
- 翼は無いが空を飛ぶことは可能
- 体表を黒い毛が覆っている
- ところどころ血のような赤色をした鱗状の硬質化している部分も覗かせる
- 全身のあらゆるところから赤い角のようなものが生えている
- 臀部からは長く太い、それぞれ形状の違う「あらゆる獣(蠍やドラゴンなど)」の特徴を有する「7本の尾」を生やしている
能力
- 禁手化したヴァーリの攻撃でも皮膚すら傷つけられぬ防御力
- 軽く火炎を噴いただけで地形を変えるほどの攻撃力
- 様々な世界を瘴気で汚染できる影響力
など桁違いの力を持っている。
最強の魔獣に相違ない力を持ち、完全に滅ぼすことのできる存在は
オーフィスかグレートレッドのみとされている。
「
聖書の神」でも命を懸けてようやく封印できたほどであり、自分専用に開発された強力な束縛結界ですら一時的に動きを止めるので精一杯で、しかも術式への耐性が生じるため2度は通用しなくなる。
最大で頭の数である7体まで分裂することも可能であり、首は1つずつで尾も1本になっている。
分裂した1体でも、
神クラスを遥かに上回る。
ただし、活動限界が存在していると推測されており、北欧世界では戦闘3日目に急に撤退している。
経歴
存在はするものの居場所は謎とされていたが、
「聖書の神」によって禁呪の術式を含めた何千もの封印を施された状態で忘れられた世界の果てで眠りについており、
リゼヴィムたちの探索によって発見される。
クリフォトが異世界侵略のためにその封印を解除してトライヘキサでグレートレッドを倒そうと目論んだことで、世界の果てから秘密裏にアグレアスへ移送され、
- 聖杯と聖十字架を用いる
- 獣の数字について研究している魔法使いの中で異説である616の方で研究している者たちを誘拐して利用する
- 生命の実を使って活性化させる
- アグレアスの動力源であり悪魔の駒の原料を生み出す巨大結晶体と融合させる
など、あらゆる手段で
アザゼルの目から見ても異常なスピードで封印解呪が進められていた。
最後は死亡したリゼヴィムの魂をエネルギー源として一気に封印を解いて復活、クリフォトが用意した「
偽赤龍帝」軍団とともにあらゆる勢力に対して攻撃を仕掛け、「
邪龍戦役」が始まる。
「
グリゴリ」「
天界」「
北欧勢力」への襲撃を終えると、7体に分裂して同時攻撃を行なう。
各神話の領域に現れた個体ごとに頭部と尾の形が異なり、日本近海に現れたトライヘキサは頭がドラゴンの形をしている。
ロスヴァイセが発動させたトライヘキサ専用の束縛結界で7体同時に本体の動きを停止させられ、他の場所でも「神クラス」で対応に当たったものの倒しきることができなかったため、「
隔離結界領域」に封印され各勢力の首脳陣と永きにわたる戦いを始めることとなる。
トライヘキサの核(コア)
トライヘキサの意識、その集合体が形を成したもの。
頭部に10本の角を持った白く光り輝く少年の姿をしている。
背中には、鳥やドラゴン、コウモリなど、あらゆる獣の翼を6枚生やす。
特筆すべきは異常なまでの再生力で、肉体を粉砕されても肉片さえ残っていれば全身元通りになるほど。
結界で本体の動きを封じられたことで、体から分離する形で出現する。
日本を襲撃した個体の核はオーフィスとグレートレッドの力に引き寄せられるようにして
イッセーの前に現れ、驚異的な再生力により
ドライグの絶技である「燚焱の炎火」や救援に来た
サーゼクスの滅びの魔力ですら決定打とはなりえない。
さらに各勢力の領域に現れたどのトライヘキサも核が大暴れしていて、本体も動き出しそうになる。
そのため、日本近海ではサーゼクスが束縛術で核の動きを封じ、ヨーロッパ方面ではアザゼルがセフィロトの樹のような形となった11個の魔法陣で核を完全に停止させられ、本体とともに「隔離結界領域」に封印される。
最終更新:2024年01月30日 15:07