参謀本部

参謀本部(さんぼうほんぶ)は、戦前(1875年-1945年)期陸軍の最高機関として軍令及び軍政の取りまとめを担ってきた組織である。
海軍における軍令部空軍における総監部がそれぞれ該当する。

概要

参謀本部は、隷下の師団連隊を管理し運営を補佐するための最高機関である。それぞれの機関は、軍事組織として独自の指揮命令系統が成立しているため、参謀本部自体に最高指揮機能はない。各指揮官は、参謀本部や各組織内での連携により作戦指揮を独自に行うことになる。日本の参謀本部は、衛士府が派生する形で今日の形に体系された。参考にされたのは、オーストリアの軍隊参謀本部制度であった。国費留学生として、軍事制度調査団の団長を務めた篠原義光(衛士府軍事参与・初代警視総監)を中心に、組織枠組みが決定された。当初の組織体系から長い時間をかけて組織体制は変更されてきた。1945年8月の終戦後も、1946年12月31日までその組織体系は継続され戦後の復員業務や終戦連絡事務などを取り纏めた。特に、陸軍設備の民間への売却などを行う陸軍民売の業務を担当した。

組織

参謀総長
参謀次長
参謀副長(2名)
第1部
総務課 主計課 主務課
文書課 人事課 組織編成課
第2部
兵務課 教育訓練課 動員計画課
兵員記録室 訓練評価室 軍事教練教材室
第3部
外交連絡課 同盟協力課 海外派遣計画課
翻訳課 条約課 国際審査室
第4部
軍需計画課 調達課 物資配分課
在庫監査課 物資需給分析室 兵站管理室
資源調査評価室
第5部
戦術通信課 戦略通信課 通信企画課
暗号課 周波数管理室 通信装備室
第6部
兵器課 開発課 基礎研究課
実験試験課 技術評価室 先端材料研究室
無人システム研究室 重火器性能分析室
第7部
集約課 防諜課 解析課
電子偵察課 暗号解析室 情報資料室
外的要因分析室 脅威評価室

歴代参謀総長

前職 後職 次長 副長
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最終更新:2025年07月23日 14:56