東アジア

東アジア(ひがしあじあ)は、アジア圏の東部を指す「国際的区分」である。

概要

東アジアは、アジアの中でインド半島以東を指し、島嶼部である東南アジアを含まない一帯を指す名称である。この名称は、1903年に開催された国際地理学会の採決により使用が開始された。地域の主要国家としては、日本中華民国朝鮮台湾中華王朝満州国マレーシアシンガポールタイなどを挙げることができる。タイ半島の内部には、独自に形成された民族集団が存在しており、国際的な国境枠組みの通じない地域も存在している。

国際的区分

政治学的区分

オランダ出身の国際政治学者であるディガン・ヴォルウォーターは、1931年に発表した著書「アジアの適性的政治分類」の中で「東アジアにおける政治的な価値は、創造主なき所に時代の旗手を生み出せることである」としている。
東アジア地域は、その長い歴史の中で被植民地域としての地位に甘んじてきた過去がある。タイ半島マレー半島といった旧イギリス主権を中心に、ヨーロッパによる支配が続いてきた。そのような中で、1800年代中頃に日本の急速な近代化が地域の被植民的思想を破壊した。
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最終更新:2025年04月22日 17:09