ひょんなことから女の子
ちぎりパン(バニラチョコ)9
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572 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [ちぎりパン(バニラチョコ)] 投稿日: 2006/09/24(日) 21:40:27.57 ID:lQrVQQgWO
「何でも好きなもの言っていいよ」
ワタシたちはデパートに来ていた。彼氏の誕生日を祝うために。ホントはサプライズに
したかったが、何をプレゼントしたら良いのかが分からなかった。そこで、本人に決めて
もらうことにしたのだ。
「じゃあ…………万年筆」
「……万年筆でいいの?」
「うん。持っていて助かることはあっても、困ることはないからね」
「ならいいけど」
「それに、大学にいてもキミと繋がっていられるから」
「…………///」
「万年筆なんてなくても心はいつも繋がっているよ」と言いたかったが、想像しただけ
で恥ずかしくなってしまった。顔が熱い。多分、茹でダコのように真っ赤だと思う。
「じゃあ万年筆買いに行こっか」
「…………ぅん///」
数か月前までは男だったのに、今では完璧に女の子だ。しかも、自分で言うのも何だけ
ど、かなり純情。そのうえ、男に恋してる。ホントに男だったのか怪しく思える。
「……あのさ、オレ、男だったよな?」
「うん、当然だよ」
「そっか。なら、いいんだ。」
「どうかしたの?」
「ちょっと不安になっちゃって…………ワタシってさ」
「私の彼女だよ」
「…………」
「それじゃあダメ?」
「……ううん、充分だよ。ありがと」
「ユアウェルカム。さ、早く買い物済ませよ」
「うん」
昔なんて関係ない。ワタシは今女の子で、この人の、大好きな彼氏の彼女なんだ。今は
それだけでいい。その事実だけで幸せだから。
「何でも好きなもの言っていいよ」
ワタシたちはデパートに来ていた。彼氏の誕生日を祝うために。ホントはサプライズに
したかったが、何をプレゼントしたら良いのかが分からなかった。そこで、本人に決めて
もらうことにしたのだ。
「じゃあ…………万年筆」
「……万年筆でいいの?」
「うん。持っていて助かることはあっても、困ることはないからね」
「ならいいけど」
「それに、大学にいてもキミと繋がっていられるから」
「…………///」
「万年筆なんてなくても心はいつも繋がっているよ」と言いたかったが、想像しただけ
で恥ずかしくなってしまった。顔が熱い。多分、茹でダコのように真っ赤だと思う。
「じゃあ万年筆買いに行こっか」
「…………ぅん///」
数か月前までは男だったのに、今では完璧に女の子だ。しかも、自分で言うのも何だけ
ど、かなり純情。そのうえ、男に恋してる。ホントに男だったのか怪しく思える。
「……あのさ、オレ、男だったよな?」
「うん、当然だよ」
「そっか。なら、いいんだ。」
「どうかしたの?」
「ちょっと不安になっちゃって…………ワタシってさ」
「私の彼女だよ」
「…………」
「それじゃあダメ?」
「……ううん、充分だよ。ありがと」
「ユアウェルカム。さ、早く買い物済ませよ」
「うん」
昔なんて関係ない。ワタシは今女の子で、この人の、大好きな彼氏の彼女なんだ。今は
それだけでいい。その事実だけで幸せだから。
573 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [折角の休みだから頑張ったんだけど……] 投稿日: 2006/09/24(日) 21:41:41.58 ID:lQrVQQgWO
「…………なんでこんなに発泡酒をカゴに入れてるのかなぁ~?」
「だって今日で二十歳でしょ? 二十歳なんだから飲まないと。祝二十歳記念」
「そうだとしても、私はこんなに飲めない……」
「心配しなくても余りはワタシが飲むから」
「ちょ、ちょっと待ってよ」「大丈夫大丈夫。未成年の飲酒なんてよくあることだって」
「捕まっちゃうよぉ……」
彼氏はカゴに入った6缶セット×2の発泡酒を見ながら溜息をついた。
「一応ウーロン茶も買っておくってば。それよりさ、他に何がいるかな?」
「……じゃあお菓子でも買っておく?」
「そうだね」
そしてワタシたちは、どう考えても二人じゃ食べきれない量のお菓子を買った。
「…………なんでこんなに発泡酒をカゴに入れてるのかなぁ~?」
「だって今日で二十歳でしょ? 二十歳なんだから飲まないと。祝二十歳記念」
「そうだとしても、私はこんなに飲めない……」
「心配しなくても余りはワタシが飲むから」
「ちょ、ちょっと待ってよ」「大丈夫大丈夫。未成年の飲酒なんてよくあることだって」
「捕まっちゃうよぉ……」
彼氏はカゴに入った6缶セット×2の発泡酒を見ながら溜息をついた。
「一応ウーロン茶も買っておくってば。それよりさ、他に何がいるかな?」
「……じゃあお菓子でも買っておく?」
「そうだね」
そしてワタシたちは、どう考えても二人じゃ食べきれない量のお菓子を買った。