ひょんなことから女の子
ID:71Q8fq+v02-2
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hyon
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855 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [今起きたので続きを] 投稿日: 2006/08/31(木) 06:39:09.93 ID:Hb4gwafj0
私「あらぁ~、もう服無いのかしら?」
段ボールの中を覗き込んで確認
どさっといただいたお洋服がもう無い
幼「やった、やっと終わった……」
流石に何時間も服を着ては脱ぎ、着ては脱ぎを繰り返したら疲れてしまったようだ
私「それじゃ、お昼にでもしましょうか」
床にうつ伏せになってぴくりとも動かない彼の上をまたぎ台所へ向かう
身長はあの人の方が大きくって今こうやって見下ろしてみるとちょっと優越感
なんて思ってると男のときより明らかにのびている髪を踏んづける
幼「いたーぃ」
顔も向けず消え入るような声
やっぱりあんだけやるのはハードワークだったかしら
ここはおいしいご飯で精をつけてもらわなくっちゃ
可愛い娘を思う母親
ま、あの人が父親なら息子でも何の問題も無いけどね
私「あらぁ~、もう服無いのかしら?」
段ボールの中を覗き込んで確認
どさっといただいたお洋服がもう無い
幼「やった、やっと終わった……」
流石に何時間も服を着ては脱ぎ、着ては脱ぎを繰り返したら疲れてしまったようだ
私「それじゃ、お昼にでもしましょうか」
床にうつ伏せになってぴくりとも動かない彼の上をまたぎ台所へ向かう
身長はあの人の方が大きくって今こうやって見下ろしてみるとちょっと優越感
なんて思ってると男のときより明らかにのびている髪を踏んづける
幼「いたーぃ」
顔も向けず消え入るような声
やっぱりあんだけやるのはハードワークだったかしら
ここはおいしいご飯で精をつけてもらわなくっちゃ
可愛い娘を思う母親
ま、あの人が父親なら息子でも何の問題も無いけどね
ジャー、とそばを冷ますために水を流し続ける
あの人小さいから私より少ないくらいの量で大丈夫なはず
水を通し終えたそばを何度か振り水を飛ばしてから食卓へともっていく
私「……あなた?なにしてるのかしら?」
びくっとこっちを見ながら揚げ物を手づかみでつまんでいる女の子
私「いつもいただきますまで待ちなさいって言ってるでしょ!」
幼「ご、ごめんなさい。お腹すいちゃって…」
かじりかけのエビをお皿に戻しつつさりげなく服の端で油を拭っている
やっぱりこの人は女の子に生まれるべきだったのよ
そうすると今までの行動が恐ろしいほど無理の無い展開
私としては非常に複雑な気持ちですけど……
あの人小さいから私より少ないくらいの量で大丈夫なはず
水を通し終えたそばを何度か振り水を飛ばしてから食卓へともっていく
私「……あなた?なにしてるのかしら?」
びくっとこっちを見ながら揚げ物を手づかみでつまんでいる女の子
私「いつもいただきますまで待ちなさいって言ってるでしょ!」
幼「ご、ごめんなさい。お腹すいちゃって…」
かじりかけのエビをお皿に戻しつつさりげなく服の端で油を拭っている
やっぱりこの人は女の子に生まれるべきだったのよ
そうすると今までの行動が恐ろしいほど無理の無い展開
私としては非常に複雑な気持ちですけど……
856 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/31(木) 06:51:32.46 ID:Hb4gwafj0
がちゃがちゃと食事を終えたお皿を流しへとおく
本当だったらあの人が食べ終わるまで待ってるんだけどちょっとこのあと用事がありまして
彼に後片付けを任せてもいいんだけど今はちっちゃいからちょっと不安だったり
私「私ちょっとこの後やることがあるから先に片付けさせてね」
大好物のエビを最後に残し、残った少量のそばで丸々一匹半を楽しもうとしている
それだったらなんでさっきエビかじったのよ
そんな食卓を離れてトイレに直行
携帯電話の入れていないあの人のしらない番号へとかける
がちゃがちゃと食事を終えたお皿を流しへとおく
本当だったらあの人が食べ終わるまで待ってるんだけどちょっとこのあと用事がありまして
彼に後片付けを任せてもいいんだけど今はちっちゃいからちょっと不安だったり
私「私ちょっとこの後やることがあるから先に片付けさせてね」
大好物のエビを最後に残し、残った少量のそばで丸々一匹半を楽しもうとしている
それだったらなんでさっきエビかじったのよ
そんな食卓を離れてトイレに直行
携帯電話の入れていないあの人のしらない番号へとかける
私「あのお姉様、今日お暇ですか?面白いことが……」
義姉「うーん、いつも暇だよー」
私「きょう、あの人つれて貴女の所に向かってもよろしくて?」
義姉「…そんな敬語を使うってことは『あれ』かしら?」
私「ちょっと違うんですけど、似たようなものです」
義姉「そう…じゃ待ってますわ。たしかあなたのお家からは…」
私「30分ほどで伺います」
義姉「分かりました。それではお待ちしております」
義姉「うーん、いつも暇だよー」
私「きょう、あの人つれて貴女の所に向かってもよろしくて?」
義姉「…そんな敬語を使うってことは『あれ』かしら?」
私「ちょっと違うんですけど、似たようなものです」
義姉「そう…じゃ待ってますわ。たしかあなたのお家からは…」
私「30分ほどで伺います」
義姉「分かりました。それではお待ちしております」
素晴らしいあの人の家族関係
全員が全員彼を女の子らしく育てることになった要因ですもの
家の家庭もちょっと歯車ずれてますけど
OK、あとはあの人を連れて行くだけ
……倒れないでね?あ・な・た
全員が全員彼を女の子らしく育てることになった要因ですもの
家の家庭もちょっと歯車ずれてますけど
OK、あとはあの人を連れて行くだけ
……倒れないでね?あ・な・た
857 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/08/31(木) 07:02:53.51 ID:Hb4gwafj0
私「あなたー、ちょっとでかけるわよー」
幼「え″」
あきらかに不満そうな濁点まじりの驚きの言葉
私「そのために着替えさせたに決まってるじゃない」
幼「…この格好で僕に外へ出ろと……」
私「大丈夫よ。十分可愛いから」
幼「でも、こんな服装やだぁ」
私「OK、じゃこっちに着替えましょ」
こっちも約束があるので目にも留まらぬはやさで着替えさせていく
不満が出ることなどお見通しよ
それに下着だけ男物、なんて可愛くないもの
これを機とばかりにすべてを着替えさせる
全体的にすべすべした肌
うー、『襲ってしまいたい衝動』
そんな感情全てを振り切って一気に着替えさせる
私「あなたー、ちょっとでかけるわよー」
幼「え″」
あきらかに不満そうな濁点まじりの驚きの言葉
私「そのために着替えさせたに決まってるじゃない」
幼「…この格好で僕に外へ出ろと……」
私「大丈夫よ。十分可愛いから」
幼「でも、こんな服装やだぁ」
私「OK、じゃこっちに着替えましょ」
こっちも約束があるので目にも留まらぬはやさで着替えさせていく
不満が出ることなどお見通しよ
それに下着だけ男物、なんて可愛くないもの
これを機とばかりにすべてを着替えさせる
全体的にすべすべした肌
うー、『襲ってしまいたい衝動』
そんな感情全てを振り切って一気に着替えさせる
私「これなら文句無いでしょ」
幼「うぅ、足下がすーすーする」
私「大丈夫、大丈夫。スカートは永遠の女の子の憧れよ。ちょっとこれ古いやつだけど貴方なら問題なく可愛いわぁ」
幼「男なのに…男なのに…」
私「だったら文句いわないで男らしく覚悟を決めなさい」
幼「うぅ、足下がすーすーする」
私「大丈夫、大丈夫。スカートは永遠の女の子の憧れよ。ちょっとこれ古いやつだけど貴方なら問題なく可愛いわぁ」
幼「男なのに…男なのに…」
私「だったら文句いわないで男らしく覚悟を決めなさい」
涙ぐんでいる女の子を後ろから抱けあげお姫様だっこ
女に持ち上げられる恥ずかしさか、妻に抱いてもらえるうれしさか
いい感じに赤く染まった顔
私もちょっと無理してるけど更に無理をしてキス
誰かに見られたら私ロリコンな上に百合
うーんちょっとヤバいわね
女に持ち上げられる恥ずかしさか、妻に抱いてもらえるうれしさか
いい感じに赤く染まった顔
私もちょっと無理してるけど更に無理をしてキス
誰かに見られたら私ロリコンな上に百合
うーんちょっとヤバいわね
858 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [改行大杉errorがでないかヒヤヒヤです] 投稿日: 2006/08/31(木) 07:15:41.38 ID:Hb4gwafj0
昔、高校の学芸会で私は王子様役をやった
実はその時お姫様役をやったのがこの人だったりする
組織票か、ホントに適任だと思われたのか…
そう悩むくらい可愛かった彼
そして明らかなクラスの女子の策略で王子様になった私
昔、高校の学芸会で私は王子様役をやった
実はその時お姫様役をやったのがこの人だったりする
組織票か、ホントに適任だと思われたのか…
そう悩むくらい可愛かった彼
そして明らかなクラスの女子の策略で王子様になった私
あの時からこの人のことが大好きだったから
学芸会で起こった嬉しいハプニング
本番の時私は風邪気味だった
終劇が近づくにつれてぼんやりとしてくる意識
ラストシーン
彼を抱いて“フリ”をするはずだった
でも私は彼の方へ倒れてしまう
本番の時私は風邪気味だった
終劇が近づくにつれてぼんやりとしてくる意識
ラストシーン
彼を抱いて“フリ”をするはずだった
でも私は彼の方へ倒れてしまう
演技でなく、本当に重なり合った唇
それでも彼は倒れること無く、私を最後まで支えてくれた
幕が閉じていく時、ようやっと顔が離れる
ファーストキスを一番好きな人に捧げられた興奮と風邪の所為でぼんやりして
顔もものすごく赤かったと思う
それでも彼は倒れること無く、私を最後まで支えてくれた
幕が閉じていく時、ようやっと顔が離れる
ファーストキスを一番好きな人に捧げられた興奮と風邪の所為でぼんやりして
顔もものすごく赤かったと思う
彼は耳元でクスリと笑いながらこう囁いた
「責任とってくださいね、王子様」
「責任とってくださいね、王子様」
結局私たちの劇は優秀賞どまりだった
859 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [ひとまずココで休憩] 投稿日: 2006/08/31(木) 07:34:27.52 ID:Hb4gwafj0
小さくなった彼を抱き上げてキスをした
なぜか昔のことを思い出した
小さくなった彼を抱き上げてキスをした
なぜか昔のことを思い出した
あの時、この人が私をずっと支えてくれた
あれから数年経ってただ唇を重ねるだけではない、そんな仲になった
お互いがお互いをもっとも感じることができる
腕にだかれ涙も拭いきれてない彼
今度は私が支える番
お互いがお互いをもっとも感じることができる
腕にだかれ涙も拭いきれてない彼
今度は私が支える番
いつもならあの人が私の中に入ってきて、私の理性をどこかへやってしまう
いつまでも甘くて、優しくて、
いつまでも甘くて、優しくて、
今は逆。私が彼を思いっきり壊してやる
腰が砕けるくらい口づけて、
息が上がるくらい、呼吸が狂うくらい
焦点の合わない目
放心したようで、それでも私だけを見つめ続けている顔を真っ赤にした愛しい人
腰が砕けるくらい口づけて、
息が上がるくらい、呼吸が狂うくらい
焦点の合わない目
放心したようで、それでも私だけを見つめ続けている顔を真っ赤にした愛しい人
私が好きなのは容姿じゃなくて、あの人の全てなんだと再確認