ひょんなことから女の子
名無草 1-10
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hyon
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245 :名無草 :2007/03/02(金) 23:15:05.08 ID:wgy3zgh40
朝、とこからか迷い込んだ風が俺の頬をふわりと撫でて、目を覚ました。
見ると姉貴が窓を開け放っていた。
時計を見ると午前の8時を指していた。
俺「姉貴、何やってんの?」
伸びをした姉貴はこちらに振り返りながら言う、
姉「今日は大事な日でしょ」
そう言って近づいてくる。
姉「ちょっと気合入れていかないとね」
未だに布団から出られない俺の額に軽くキスをして、着替え始める。
見ると姉貴が窓を開け放っていた。
時計を見ると午前の8時を指していた。
俺「姉貴、何やってんの?」
伸びをした姉貴はこちらに振り返りながら言う、
姉「今日は大事な日でしょ」
そう言って近づいてくる。
姉「ちょっと気合入れていかないとね」
未だに布団から出られない俺の額に軽くキスをして、着替え始める。
朝食を終えて、俺も着替えることにした。
姉「あれ、学ランで行くの?」
俺「ん、なんか学校行くなら制服かなと思ってさ」
姉「それなら……ちょっと待っててね」
言って姉貴は俺の部屋から出て行った。
ズボンを穿いて、シャツを着る。
俺「あー、やっぱだぼだぼだなぁ」
なんて言ってると姉貴が帰ってきた。
姉「じゃーん!これなんてどう?」
差し出されたのはセーラー服。
俺「いや、違う学校のだし、それ夏服じゃん。今冬だろ」
冷静に切り捨てる、なんだか俺も大人になってきたんだろうか。
姉「あれ、学ランで行くの?」
俺「ん、なんか学校行くなら制服かなと思ってさ」
姉「それなら……ちょっと待っててね」
言って姉貴は俺の部屋から出て行った。
ズボンを穿いて、シャツを着る。
俺「あー、やっぱだぼだぼだなぁ」
なんて言ってると姉貴が帰ってきた。
姉「じゃーん!これなんてどう?」
差し出されたのはセーラー服。
俺「いや、違う学校のだし、それ夏服じゃん。今冬だろ」
冷静に切り捨てる、なんだか俺も大人になってきたんだろうか。
そんなこんなで昼食を終えて、食器を洗い終わった頃に“男”と“友”は到着した。
249 :名無草 :2007/03/02(金) 23:38:09.56 ID:wgy3zgh40
友「さて、それじゃぁ行きますか」
俺「悪い、姉貴がついて来ることになったんだ……」
友「お、“俺”のお姉さん?初めて会うn
そこで“友”はフリーズしてしまった。
姉「初めまして、“俺”の姉です」
猫を被った悪魔……もとい姉貴もなにやら固まっている。
姉「あんた、この前の……」
俺&男「え……?」
姉「ナンパ野郎じゃない……」
俺「悪い、姉貴がついて来ることになったんだ……」
友「お、“俺”のお姉さん?初めて会うn
そこで“友”はフリーズしてしまった。
姉「初めまして、“俺”の姉です」
猫を被った悪魔……もとい姉貴もなにやら固まっている。
姉「あんた、この前の……」
俺&男「え……?」
姉「ナンパ野郎じゃない……」
どうやら3日前、“友”は街で姉貴を見かけてナンパしたらしい。
2、3度アタックしていると姉貴がブチギレて、
病院送りとまでは行かないまでも“友”は戦闘不能になってしまったとのことだ。
友「その節は、申し訳ありませんでした!!」
腰をほとんど直角に曲げて頭を下げる“友”。
凄い、“友”がこんなに下手に出るところは見たことがない。
さすがは姉貴だ……。
姉「まさか“俺”の知り合いだったとはね……、ちゃんと躾しておきなさい」
俺「俺がっ!?何でだよ!」
2、3度アタックしていると姉貴がブチギレて、
病院送りとまでは行かないまでも“友”は戦闘不能になってしまったとのことだ。
友「その節は、申し訳ありませんでした!!」
腰をほとんど直角に曲げて頭を下げる“友”。
凄い、“友”がこんなに下手に出るところは見たことがない。
さすがは姉貴だ……。
姉「まさか“俺”の知り合いだったとはね……、ちゃんと躾しておきなさい」
俺「俺がっ!?何でだよ!」
ギャーギャー騒いでいる内に30分が経過した。
男「あの……そろそろ行きませんか」
見かねた“男”が急激に軌道修正してくれたおかげでなんとか出発できた。
男「あの……そろそろ行きませんか」
見かねた“男”が急激に軌道修正してくれたおかげでなんとか出発できた。
5 名前: 名無草 2007/03/03(土) 00:20:48.99 ID:HzGYCDXL0
4人で騒ぎながら移動、学校に到着した。
だが、この姿で学校に入ることに少し躊躇った。
俺「む……」
姉「どうしたの?」
俺「いや、いざ学校まで来ると緊張して……さ」
友「あー?らしくねぇな、覚悟決めちまえよ」
男「大丈夫だよ、行こう」
“男”が俺の手を握る。
俺「ちょ、お、“男”!」
そのまま手を引かれて学校に入る。
入ってしまえばいつもと変わらない学校の風景。
ただ生徒の数は少なく、そのほとんどが体操服や部活のユニフォームを着ている。
そんな中で俺たちは生徒の視線を集めている。
俺たち、と言うか普段着を着ている姉貴が、ではあるが。
だが、この姿で学校に入ることに少し躊躇った。
俺「む……」
姉「どうしたの?」
俺「いや、いざ学校まで来ると緊張して……さ」
友「あー?らしくねぇな、覚悟決めちまえよ」
男「大丈夫だよ、行こう」
“男”が俺の手を握る。
俺「ちょ、お、“男”!」
そのまま手を引かれて学校に入る。
入ってしまえばいつもと変わらない学校の風景。
ただ生徒の数は少なく、そのほとんどが体操服や部活のユニフォームを着ている。
そんな中で俺たちは生徒の視線を集めている。
俺たち、と言うか普段着を着ている姉貴が、ではあるが。
姉「へぇー、これが“俺”が通ってる学校、か」
言いながら校舎を眺める姉貴。
俺「変な形だろ?」
校舎は上から見ると歪な五角形をしていて、
しかもグランドと校舎はそれほど広くないとは言え、公道で分かたれている。
折角なので校舎を見て回る事にした。
姉貴は、ふんふんとか言いながらもの珍しそうに校舎を眺めている。
姉「中庭は完全に校舎に取り囲まれてるんだ」
姉貴の言うように校舎に囲まれた中庭の中央辺りには、
よく分からないそこそこ大きい木が生えている。樹齢は30年以上なのは確実だろう。
姉貴は、折角だから俺たちの教室も見てみたいと言った。
言いながら校舎を眺める姉貴。
俺「変な形だろ?」
校舎は上から見ると歪な五角形をしていて、
しかもグランドと校舎はそれほど広くないとは言え、公道で分かたれている。
折角なので校舎を見て回る事にした。
姉貴は、ふんふんとか言いながらもの珍しそうに校舎を眺めている。
姉「中庭は完全に校舎に取り囲まれてるんだ」
姉貴の言うように校舎に囲まれた中庭の中央辺りには、
よく分からないそこそこ大きい木が生えている。樹齢は30年以上なのは確実だろう。
姉貴は、折角だから俺たちの教室も見てみたいと言った。