現在の時刻は夜の1時半を少し過ぎたくらいだろうか
ハイラル駅を出発した列車は、神栖駅へと到着していた。
列車から降りてきたのは、二人の男。
もっとも、列車の中から出てきたのではなく、列車の外側から出てきたのだが。
「ひゅ~、やっと極寒地獄から解放されたぜ」
自慢のリーゼントを揺らしながら、未だに身体を震わせている男の名は、東方仗助。
ぶどうヶ丘高校に通う高校生だ。
「東方、あれを見ろ」
そんな仗助の名を呼ぶ目つきの悪い男の名は、小野寺キョウヤ。
不老不死の能力を持つ彼は、自身が持つ再生能力と、仗助の持つクレイジーダイヤモンドの治癒能力によって、右手や全身に負った傷が完全に治っていた。
そんなキョウヤは、仗助の名を呼ぶと、とある一点を指さした。
「『注意書き』?」
「この項目を見てみろ」
キョウヤの指示に従い、仗助はいくつかある注意書きのうちの一つを見る。
そこに書いてあったのは、
- 切符を使わず車体にしがみつくなどして不正乗車を行った場合、未使用切符を所持していれば切符を消滅。持っていなければ警告ののちに首輪を爆破させる。(1駅ごとのカウント)
ただし、5分以内に降車すれば上記ペナルティを受けない。
「なにっ!?」
仗助は慌てて荷物を確かめる。
そこにあるはずの切符は…
「なんだ、切符あるじゃねえか!…って、なんだこれ?」
「なにか貼ってあるな」
仗助とキョウヤの切符には、紙切れがくっついていた。
そこにはこう書いてあった。
『始発列車の為、今回の不正乗車に関しては特例として不問とする』
「どういうことだ?」
「…なるほどな」
両者の反応は、正反対のものだった。
仗助が首をひねる中、キョウヤは納得の表情を見せていた。
「東方、この列車はおそらくこの殺し合いゲームが始まってすぐ出発した。…これがどういうことを意味するか分かるか?」
「い、いや…何が言いてえんだよ」
「誰も乗れないんだ、始発列車に。運よく最初に飛ばされた場所がハイラル駅でもない限り。そうなると、最初のハイラル駅~神栖駅間の列車は誰も乗れないただ走ってるだけの無意味な物体と化す」
「なるほどな。つまり、そうなるくらいなら、いっそ途中乗車だろうが不正乗車だろうが最初だけは認めてやろうってことか」
『まもなくゴロツキ駅行きの列車が発車いたします。お乗りになる方は切符を切り、
ルールを守ってご乗車ください』
「そろそろ列車が移動するが…東方、どうする?」
「次の駅の近く、知ってる場所が地図に書かれてるんすよね」
「山岸由花子、だったか」
「ああ、それに杜王駅もここより近いし、乗っときてえとこだな」
「分かった、俺は特にはっきり目指す場所もないし、付き合おう」
こうして仗助とキョウヤは、再び列車に乗った。
今度はちゃんと切符を使い、車内に入って。
【B-7とB-8の境界/列車内/一日目 黎明】
【東方仗助@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:左腕凍傷、腕にダメージ
[装備]:クローショット@ゼルダの伝説トワイライトプリンセス
[道具]:基本支給品(切符消費)、ランダム支給品(×0~2 未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:乗るつもりはない。
1.列車でゴロツキ駅へ移動。
2.バツガルフへの対策の考案。
3.マリオと言う人物、或いは本当のバツガルフの腹心に警戒。
4.仲間を探す。不安と言う意味で由花子か生き返ってる重ちー、一般人の早人を優先したい。
5.吉良吉影を探す。乗ってるかどうか関係なしにぶちのめす。
6.佐々木ユウカ、鶴見川レンタロウに警戒。
7.クローショットがちょっと楽しい。
※参戦時期は少なくとも最終決戦、億泰復活以降です。
※キョウヤから無能なナナの情報を得ました。
※別の世界の存在があると理解しました。
※この殺し合いが強力なスタンド使いを作るため、と言う仮説を立ててます。
【小野寺キョウヤ@無能なナナ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品(切符消費)、ランダム支給品(×1~3 未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:主催者が何を考えてるのか。少なくとも乗る気はない。
1.列車でゴロツキ駅へ移動。
2.バツガルフへの対策の考案。
3.マリオと言う人物、或いは本当のバツガルフの腹心に警戒。
4.知人の捜索。優先順位は佐々木=鶴見川>犬飼=柊。
5.東方仗助は信用してもよさそうだ。
6.吉良吉影、柊に警戒。
※参戦時期は少なくとも犬飼ミチルの死亡を知った時期より後です。
※不老不死の再生速度が落ちています。少なくともすぐには治りません。
※死亡した場合一度死ぬと暫くは復活できません。
※仗助からダイヤモンドは砕けないの情報を得ました。
※別の世界の存在があると理解しました。
※この殺し合いが強力なスタンド使いを作るため、と言う仮説を立ててます。
※切符を介さない不正乗車については、切符or首輪によるペナルティが課されます。(今回は特例)
5分以内に降車すればペナルティを受けません。
最終更新:2021年07月05日 14:14