「……あらあら。今日の第二将様は、随分弱っているのねえ」
登場話
第一部
第二部
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第三部 |
第三部
冒頭で語られる、幼いロスクレイの隣家で生まれた赤ん坊は恐らくイスカだと思われる。
女の子、婚約、父のいない家庭、と共通点が多い。
Web版では明言されてはいないが、ロスクレイがイスカの名付け親となったと思われる。
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略歴
「……ええ、そうね。それしか鍛錬していないのですもの」
CV - 牧野天音
黄都辺境、その川沿いの薄汚れた小屋に母親と二人で暮らす、体の弱い少女。
今年で十六になる。
「あなたの存在が誰かに知られるだけで、勝つこともできない」
父親を早くに失い、母親と共に奴隷に売られるところを、かつて
ロスクレイに救われた。
イスカとの語らいは、黄都最強の英雄を演じるロスクレイがただの青年に戻ることのできる数少ない時間である。
外見
栗色の髪と、同じ色の瞳。以前よりも少しやつれて見える。
彼の心の救いになれるなら、イスカはそれでよかった。
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――庭園の試合の夜 |
ロスクレイはイスカに、市場で買った珊瑚の指輪を贈る。
彼の立場を慮ったイスカは受け取りを拒否するが、ロスクレイは帰る時、その指輪を持ち帰るのを「忘れて」しまう。
今、珊瑚の指輪は彼女の左手の薬指にある。
――“彼方”では婚約の印に指輪を送るのだという――。
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ロスクレイ。誰よりも強くて、けれど誰よりも弱い、彼女だけの英雄。
最終更新:2025年02月14日 03:07