その他『異修羅』情報

珪素氏がX(旧Twitter)で稀にpostされる『異修羅』キャラや世界の情報を暫定的にメモしておくページです。

異修羅お得話

大一ヶ月はこっちの世界の一週間だよ。
小一ヶ月は約一ヶ月なので、小一ヶ月のほうが長いんだ。
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リナリス回で言及された「メートル原器」は、普通にステンレスのメートル定規のこと。
ヴィクトルさんが持ち込んできた定規を基準にしてこの世界の1mが決定されている。
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黄都二十九官の役職は、「卿」か「将」で分かれているよ。
卿が文官で、将が武官という区別なんだ。
同じ番号で卿と将が重複したりはしないよ。
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特化した詞術使いの名称は、それぞれ熱術士(イグナイター)、力術士(ルーラー)、工術士(アーキテクト)、生術士(クリエイター)。
単に「その分野が得意」というだけでなく、常人を遥かに超える術士でなければこうは呼ばれない。
逆に、満遍なく得意な場合は、実力の高低に関わらず詞術士(ウィザード)。
三系統や二系統しかできなくてもこう呼ばれる。
元ツイート(1)(2)

二つ目の名は正式な名乗りであるので、顔見知りや親しい仲では呼ばれないことが多い。
逆に初対面や正式な場である場合は、二つ目の名を名乗らないのはマナー的に不自然であるとされる(シロクがリナリスに不審を抱いたのはこのため)。
また個性を定義するものでもあるので、知人や有名人と被る二つ目の名はあまり名付けられない。
遠い昔の有名人にあやかって名付けることはある(ウハクなど)。
また、有名人でも、特に広く名の知られた者は、親しみを込めて二つ目の名を省略されて呼ばれることも多い(ロスクレイなど)
全ての王族には二つ名はない。
元ツイート(1)(2)(3)

9~12人目で当初予定されていた順番はウハク→メステルエクシル→ルクノカ→リナリスだったが、この順番だと3連続ババア週間になってしまうことに気づき、同じ連続週間なら3連続美少女週間のほうがよかろうと考え、後に出す予定だったツーをメステルエクシルの章と交換したのだ
元ツイート

この世界では、公転軌道に対する地軸の傾きがほとんど存在しないので、目に見える四季はない。寒い地域はずっと寒く、暑い地域はずっと熱い。
ただし、ほとんど存在しないとはいえ「僅かな地軸の傾きはある」ので、一年を通じた規則的な天候等の周期は見られる(サイン水郷の豪雨など)
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新たな詞術の修得難易度は、おおよそ(現代日本基準の)外国語の修得くらい。
ただしどの土地にもある「風」「水」「土」等の基本三属性は一から詞術を作る必要はないし、ルクノカのように「マリの風」を程近い「コウトの風」で代用もできる(なので、本来の出力はもう少し高い)
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0系統:客人とウハクのみ。
1系統:種族によって違うが、才能がない。砂人は半分くらいこれ。
2系統:普通に生きてるだけで修得できる。
3系統:しっかり勉強すればできる。“教団”の標準がこれ。
4系統:まあどこでも自慢できる程度の希少度。
5系統:クラフニルのみ。
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基本三属性は、どこにでもある詞術の焦点のこと。
土属性:工術と相性が良い。金属の生成もこれ。防御にも攻撃にも優れる。
風属性:熱術と相性が良い。見えにくい事が最大の強み。遠隔攻撃が可能。
水属性:生術と相性が良い。優れた溶媒になるので、霧や薬物など陰険。
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作中世界では奴隷の価格は高騰の一途を辿っており、感覚としては住宅の賃貸/購入を労働力に置き換えた形に近い。なのでかつてと比べれば遥かに奴隷の待遇はよくなっており、市民権や自由の極端な制限を除けば作中人物がイメージしているほど悲惨な扱いではない。
それでも「財産」に対する扱い次第で扱いの格差が非常に大きいことは確かであり、魔王自称者に購入された者は魔族生成材料にされるなどの悲惨な末路を辿るケースは今でもある。こうした極端な底辺層の噂が届くことで、「奴隷は一般に悲惨である」という認識が広まっている節がある。
元ツイート(1)(2)



異修羅一問一答

Twitter上で突発的に行われた一問一答のtogetterまとめ
その1
その2
その3
その4
その5
16修羅が読者の質問に答えるという形式の企画

その他

「砂人=リザードマン説について」
なかなか本編で説明する機会がないのですが、そうです(というかズメウを知っている読者が意外と少なかった)。トカゲみたいなつるっとした感じの連中ですね。明らかに人族とはルーツが違うのですが、人を襲わないので人族にカテゴライズされてます。
砂人は生まれつき腕力と器用さの高い種族で、マニア志向。一つの技術を極めやすい一方、詞術の適性はあまりない(文字の修得適性も低い) 高温・乾燥環境下での活動に少しのボーナス修正
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「『強化魔法』について」
より代謝を高める形での生術の身体強化はある(ロスクレイとかが使ってる)んですけど、構造強化はないんですよね。
鉄は鉄の構造以上の強度にはならないので、「破壊された端から修復する」みたいな形でなければ工術での強度ブーストはできない。
元ツイート

死体に生術をかけて鮮度を保つという手法は一般的で、特に畜肉の長距離輸送に用いられる技術です。
小数ヶ月以上のスパンで飼育している獣に生術を疎通することは容易な一方で、ほぼ完全に漁獲に頼ることになる魚介類は輸送で鮮度を保つことが難しいため、新鮮な魚料理はリチア新公国など川や海の近くの市でしか食べられない高級料理なのだ。
ちゃんと本編でも「生術で死体を保存する」手法は登場しており、各種屍魔がそうである他、リナリスもこれを使っていますね。
よって異修羅世界の牧場主は熟練の生術士であることが多く、医者を兼ねることもあります。喧嘩を売らない方がいい
元ツイート(1)(2)(3)(4)

これもどこかで描写しようかなと思ってたものの別に描く必要ないかな……ってなったところなんですが、異修羅世界の住人は大体生活レベルの「着火」がその場でできます。例えば常に石か何かを「点火用」に持っていて、それに対して熱術を作用させるなどの手法を取る。
こちらの世界で言えばライターを持ち歩く程度の感覚で「点火用」の物品を持ってる
元ツイート
(1)(2)

血鬼が屍魔に感染するかどうかですが、感染しません。もちろん骨格ベースの骸魔や構造物ベースの機魔も同じで、魔族に限っては感染するカテゴリのほうがイレギュラーになります。
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あの世界において特許権は客人や魔王自称者予備軍の力の独占を助長させると考えられているため、新技術を発明した場合、所属王国が買い切りの価格で買い上げ、それを一般に公開するという制度を敷いていました。ただし長期的な商業的価値の見極めが必要で、適正価格の設定は難しかったようです。
もちろん買い上げを拒否し続けることも自由でしたが、この場合、一般に技術が普及した後から申請しても買い上げてもらうことはできませんでした。買い上げを拒否し、利益の独占を目論んだ魔王自称者予備軍がギルド等のコミュニティを形成し、魔王自称者の発生を助長した側面もあったようです。
元ツイート(1)(2)

地走りは都市破壊活動にも有用ですが、特に強力なのは洞窟・迷宮等の入り組んだ閉所の攻略に使えることで、炎の性質を無視して最深部へと自力で潜り込ませることができるので、アルス自身は一歩も踏み込まずにダンジョン内の生態系を皆殺しにして目的の財宝だけを奪うみたいなことが可能だった。
閉所から逃げ出した奴には狙撃が降ってくる。
強いやつと力比べをしたいなどという考えが一切なく知能も高いので、星馳せアルスはそういうことを平気でやる。
元ツイート(1)(2)(3)

「強い剣士は基本的に魔剣を使う」というのが異修羅世界なのだ。 特殊能力のない剣を使ってるだけなら、普通に槍とか弓矢とか銃とか使った方が強いからね。
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十五修羅を単色と二色に分類した場合のカラーパイは
白  ロスクレイ
青  ルクノカ
黒  アルス
赤  ソウジロウ
緑  キア
白青 ヒロト
青黒 リナリス
黒赤 シャルク
赤緑 メレ
緑白 ウハク
白黒 ナスティーク
青赤 サイアノプ
黒緑 メステルエクシル
赤白 トロア
緑青 ツー
無理矢理当て嵌めたのでツーとかサイアノプは苦しい解釈かもとの事。
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書籍版Ⅲ後の一問一答で更新されたカラーパイだと
ソウジロウ 赤
アルス 黒
キア 白青黒赤緑
ナスティーク 白黒
シャルク 黒赤
メステルエクシル 黒緑
メレ 赤緑
トロア 赤白
リナリス 青黒
ロスクレイ 白
クウロ 青
ルクノカ 青赤
サイアノプ 緑青
ウハク 緑白
ツー 緑
ヒロト 白青
タレン 白青黒
ダカイ 青黒赤
ヒグアレ 黒赤緑
ニヒロ 白黒緑
レグネジィ 赤白黒
元ツイート(1)(2)(3)

異修羅ではドワーフは逆にデカめの種族で、成人しても人間の子供の背丈以上にはならない種族がレプラコーンと呼ばれます。人間との差異が最も小さく能力ボーナスも低いですが、ちょっとだけ素早くてちょっとだけ器用です。
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造人(ホムンクルス)は魔族と同じように主に魔王自称者によって生成される詞術生物ですが、カテゴリが異なることも分かるように、純粋な魔族ともちょっとだけ成り立ちが違う存在です。魔族が非生物を生物として生成するのに対し、造人は元となった生物を別の生物に生成し直すという工程を取ります。
これは専門技術が必要な上、普通に戦闘機能を追求する目的であれば機魔や屍魔などを生成するほうが遥かに強力なので、造人をわざわざ生成するケースは大抵あまり良い目的ではありません。
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血鬼や屍鬼となった生物でも血鬼ウイルス以外の病原菌やウイルスに感染したりそれ由来の病気に罹患することもある。
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野生の粘獣は知能は低いが油断ならない種族であり、肉体的なポテンシャルが低い種族ではない。未熟な冒険者が遭遇すると集団でのしかかってじわじわと圧死される事もある。
また、食料となる周辺の草に有害物質が含まれている場合、付近の粘獣は成長が悪い代わりに有毒になる場合がある。
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詞術は言語系の技術だけあってラップバトルみたいなもので、元々口が速く回るかどうか(種族、才能的差異)とかいう面も大きいし、基本的に自分のバースが多い(詠唱が長い)ほうが複雑な効果は見込めて、短くとも的確に相手の弱点にパンチラインを叩き込むことで(対象の理解)高い威力を発揮する。
地元ではイケイケなのに客が全然乗ってくれないアウェーのステージではまるでダメな時もある(地域による適正)。
人間が努力次第で竜のブレスと同じ威力の詞術を行使することは理論的には可能なはずだけど、普通の人がメチャクチャ頑張ったところでR-指定になれるのか?くらいの格差はある。
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ハルゲントの席順が上の方なのは、昔の中央王国時代は鳥竜討伐担当の役職の席順が上だったのが初期の黄都二十九官成立時にも引き継がれた為。
ハーディが二十番代なのは、一回引退したけどすぐ政治に戻ってきたタイプの人だかららしい。
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本編登場キャラで熱術士と呼んでいい連中は、燻べのヴィケオンとか惨夢の境のエスウィルダとか、あの辺のレベルです。
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金持ちはメチャクチャ強いやつを金で雇えるので強い、という話になると、黄都二十九官の中でもメチャクチャ金持ってる先触れのフリンスダだけが準修羅級の個人戦力の真理の蓋のクラフニルをほぼ私兵扱いで保有していて、派閥に所属しなくても許されている
各々の擁立修羅を除いて考えられる六合上覧前の序列としては、ロスクレイ→ハーディ(黄都軍+黒い音色のカヅキ)→ケイテ(軸のキヤズナ+現代兵器)→フリンスダ(真理の蓋のクラフニル) みたいな感じではありますね 二十九官戦力上位は金に限らずやはり何らかの形で準修羅とのつながりがある
クラフニルは単体戦力としても極めて強力かつ、本人だけである程度数もカバーできるけど、やはり本物の軍が動員できる物量には及ばない ケイテもたくさん私兵はいたものの軍本体はさすがに動かせないので、それを補うメステルエクシルの大量生産を待つ必要があった
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虚実侵界線TIPS

2020年エイプリルフール企画である『虚実侵界線』に関する情報です。

カヌートに二つ目の名前がないのは幼いからでも弱いからでもなく、むしろ外の戦士に比べれば身体能力技能共に遥かに強い。これはゼーエフ群の文化として、二つ目の名は中許し以上の位階でなければ与えられないため。修行者はヘングのような兄弟子と共に行動し常に指導を受ける。
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電刃のネスネイトは蜘獣。切断糸の扱いに特に長ける。強大な力に反し、臆病。
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包のイクェナは旧王国主義者。年若い女性の将校。長杖の使い手で、近接戦に優れる。
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地群のユーキスは魔王自称者。
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それぞれの分岐世界はかなり前の時点から分岐している。
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台詞集
【B-2】「もしも奴らが、真にあちらの世界を救った英雄だというなら……あちらの世界の英雄は、こちらの世界をどうするんだろうな」「――憧れていたんです。“最初の一行”は、私よりも、ずっと本物の……」「……生きているんだ、皆が……!この僕に、やれというのか!」「ハハハハハハ!いいよォ!この俺が、力を貸してやろうじゃない!」「ああ。久しぶりだよなァ!サイアノプ!」「誰も、あえて考えないようにしていたのかもしれない。“最初の一行”が英雄になった世界があるとするなら……」「彼らが集わなければならなかった脅威は何だ?」
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【B-3】「我々が算出した敵兵力についてお伝えしましょう」「――“二千万”。よろしいですか?その軍勢がこの黄都へと飛来しているということです」「要は俺んとこの世界と同じだ……負けたってことなんだろ。あっち側の人間はよ」「……その群れには二つの傾向がある、ということか?」「人族を救うだと?――今更知ったことではない。私は殺す。殺す。殺す。殺す。一羽でも多くだ」「僕に王を討てというなら……貴様らクズ共が引き換えに差し出せるものが何か一つでもあるのか?」「……ふへへ。どこかの世界ではさ。君は歌っていたんだよ」「もう一度だけ、空に静寂をくれ」
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【B-6】「あァ!?言うまでもねえだろうが!最強の兵器を作った“魔王”が世界を統べるんだ!国盗りだよ!」「ふふふふふふっ。――いやだなあ。こっちの世界のきみは……お父さんを悲しませるの?」「俺は正気さ。“彼方”で望まれなかった戦争こそが、この世界では望まれていた。俺を必要とする世界だ」「大丈夫。ヘルネテンのことなら、私が誰よりも知っているさ」「……だから、きみのお父さんはずっと戦い続けてたんだ。戦いを……止めるために、戦っていた」「……怪談か。きっと魔王は、誰も怖がったりしないんだろうな」「私の、名、名――ジ、ジンナ、グラス――」
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【B-7】「……自分の親のことを、考えたことがある?」「どれだけ旅をしたんだろう……ずっと……魔族だけが、不滅だ」「こんな私に、妹がいた世界があるなら。本当に、嬉しく思う」「……さあね。結局俺は、自分のことだって大して分かっちゃあいないんだがな」「俺の名はシャルク。――屍魔だ」
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【B-9】「何が起こっただと?逆だ。何が起こらないのかを、もはや聞きたい」「本当に、最後の策を聞きたいですか?……滅びを受け入れることです」「今回の世界は、最悪です。これまで我々が対峙してきたどの世界よりも」「……どこで、何故、そうなってしまったの?」「【全員消えて】」「私は……ずっと不思議で仕方がなかったんだ。心持つ生命がこれだけの歴史を生きて、誰も、何故、真剣に向き合うことがなかったのか」「……つまり、彼女にも“不可能なこと”があるのではないのか?」「歴史上、ただ一人。その魔王自称者のみが……」「――“死者を蘇らせる”ということ」
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【B-10】「だから俺たちは考えたのさ」「恐ろしいものは、何もかも撃ち落としてしまえばいいんだってね!」「さあ、次は世界を墜とそう!」「こんにちは!サイン要塞都市は初めてかしら?」「オーカー、装填」「オーカー、照準入力!」「オーカー、冷却よし!」「オーカー!地平咆オーカー……発射!」
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【B-15】「……海が、赤いわね」「打つ手がないのかもしれません。敵の膨大さという……ただそれだけのことで」「ずっと一緒だって約束したからね。人じゃなくなっても……心がなくなったって、私はそうしてるだけ」「間違ってはいないだろ?もはやこの世界では奴自身が『最大の多数派』だ」「俺達は仲間だった!ずっとそうだろォ!」「世界を書き換える。それが“客人”の本質だ」「……本当に、思いたくないんですよ。私が切り捨ててきたものが正しかっただなんて」「大陸全てがそうなっていると考えるべきです」「まっだぐ、そう思います。ぎっと……あの日に我々が死ぬべぎだっだ」
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【C-1】「魔なる眼、とも呼ばれている。それは見えないものを見る眼だからだ」「俺の天眼がそうだったように、こういう殺し合いには有利な能力だったんだろう」「だが……理論上、最弱の魔眼がこの世に存在するとしたら」
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【C-2】「天使が、あなたたちの世界の始まりだったの?」「ウッフフフフ!それなら、私と一緒に行きましょうか?」「……きみはずっと、天使サマを探していたのかい?」「うん。だって……天使が、まだ生きているなら」「――きっと私の敵だから」
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『B』はBranch(分岐)、『C』はCollaborationのCだと思われる。C1が空葬テラー、C2が天使公害スカンダリゾアとコラボした世界線。


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最終更新:2025年03月31日 03:28