概要
キメラ。
神話的にはライオンとヤギとヘビの三位一体だが、異修羅世界においては死体に寄生し胞子で繁殖する粘菌のような生物種。
他の動物の死骸の断片を取り込んで成長し「体」を形成する奇妙な生態を持つ。
あちこちから取り込んだ結果として、複数の動物種のパーツをあわせ持ついわゆる「キメラ」に成長するというわけである。
ごく新鮮な死体を取り込んだ場合は神経を接続して生前の力のまま動かすこともできる為、竜族などの強力な種族の新しい死骸を取り込めばそのまま強力な個体となる。
だが、死体を取り込むのにも限度があり、取り込み過ぎると自分の肉体を制御出来なくなるのでそうなった個体は大変危険である。
野生では様々な動物の頭部や四肢といったパーツを無秩序につなぎ合わせた怪物になる事が多く、知能が低い個体だとパーツを取り込みすぎて自壊するといったこともあるとか。
繁殖は胞子を飛ばして行う。胞子が死後間もない生物に付着すると活動可能な状態の混獣が発生する。
自然界において混獣が活動不能な状態で単体で存在する様子は滅多に見られず、魔王自称者が培養でもしない限り見られない形態と思われる。
見た目の恐ろしさから多くの種族から忌諱され殺される事が多い種族だが、実際は死体の接合面から養分を吸収して生きているので、まともに理性があってサイズが大きくなければそこまで脅威ではないらしい。
以上は作中では描写されておらず、質問コーナーなどの作者の解答による。
また全身が後付なためか、器官の切除も自在かつ容易で負担も少ないらしい。
オゾネズマの自己改造能力は、純粋な技術に加えてこの特性もあるとのこと。
該当する登場人物
最終更新:2025年04月28日 13:52