移り気なオゾネズマ

「――誰モガ。誰モガ英雄ノ素養ヲ、ソノ身体ニ持ツ」
‐逆理のヒロト その2

登場話

第一部

第二部

  • 「ギミナ市 その1」
  • 「第三試合 その1」
  • 「第三試合 その2」
  • 「第三試合 その3」
  • 「第三試合 その4」
  • 「第五試合 その1」
  • 「第五試合 その2」
  • 「第五試合 その3」
  • 「第八試合 その1」
  • 「第八試合 その2」
  • 「第八試合 その4」
  • 「その手に栄光を その3」

略歴

  • 読み:うつりぎなオゾネズマ
  • 種族:混獣(キメラ)
  • クラス:医師(メディック)

CV - 平田広明
六合上覧参加者。
逆理のヒロトと手を結び、彼のために働く見返りに六合上覧への参加権を得た。擁立者は光暈牢のユカ
かつては魔王に侵された地の外縁に住み、魔王討伐に向かおうとする英雄を止め、あるいは殺していたことが語られている。
+ その出自と来歴(第二部のネタバレのため格納)
「最初の一行」の一人である魔王自称者、色彩のイジックによって意図的に改造・調整された製作物、兵器。通常の混獣(キメラ)とは大きくその特徴を異にしており、どちらかというと魔族のそれに近い存在である。
英雄を狩っていたのも、主の命令による英雄の肉体サンプル収集のため。
三年前、漂う羅針のオルクトと出会い、「最後の一行」となった。
「勇者」と「魔王」の真実を知る一人。

外見

蒼銀の光を灯す毛並み、四対八眼*1に四対八脚を備えた巨大な体躯を有する狼に似た獣。
通常無秩序な生物の集合体である混獣(キメラ)とは思えない姿であるらしい。

能力

クラス「医師(メディック)」を名乗り、技術医療・生命科学に優れる。
逆理のヒロトと組んだのも、その技術力を提供するため。

また、「医師」スキルの応用として、相手の身体の特長、心理状態や攻撃動作を正確に読み取ることができる。
「誰にも英雄の素質がある」と語る。その通り様々な生物の「優れた部分」を解剖摘出し、混獣(キメラ)の種族特性によって自身に取り込んで来た。
選りすぐりの器官で形成されたその肢体は動物として最高のスペックを持ち、肉体性能で比較するならば並み居る修羅達に比肩するレベルにまで達している。
+ また、神経系や循環系を複数持つため致死の急所が存在せず、致命傷を負いにくい。(書籍版Ⅹネタバレ)
また、神経系や循環系を複数持つため致死の急所が存在せず、致命傷を負いにくい。使用不能になった部位を切除し、破棄することも可能。
さらに、色彩のイジックによって改造・調整された関係上、既存の毒や病は全くと言っていいほど通用しない。
+ 戦闘時には背中が開いて無数の「腕」を出し、武器を操る。(書籍版Ⅷネタバレ)
戦闘時には背中が開いて無数の「腕」を出し、武器であるメスや鉗子を操る。
後に黄都と協力関係となった際に、回収されていたある客人(  まろうど)の死体から腕を移植。その異能の行使が可能となった。
遠距離の敵に対して手術刀の投擲で狙撃し、肉体を破壊するほどの精密性と威力を持つ。
混獣(キメラ)の能力の応用として、意識的に身体を分割し、別行動させることができる。


確かに脅威の怪物ではあるが、客人(まろうど)のような「英雄」に匹敵するほどではない。
――と、読者には予想されていたが、無論、その差を覆す「本命の刃」を隠し持つ。
+ 「私ノ“特権”モ、イズレハ分カル」(第三試合ネタバレ)
――それは、“本物の魔王”であるということ。

「死体ダ」

「タカガ、蛋白質ノ塊。何ノ意味モ持タヌ」


すなわち、「本物の魔王」の死体から奪った「腕」である。

腕だけになっても生前と変わることなく恐怖をまき散らし、生物を発狂させる。
ただし、その影響範囲や恐怖の強度は生前よりもはるかに小さくなってはいるようだ。

余談

あからさまな怪物の姿をしており、殺人を厭わないものの、悪意があるわけではなくむしろいい人感が登場話のそこここから察せられる。
(善良よりの性格であると珪素氏からも語られている)

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最終更新:2025年04月02日 02:55

*1 書籍・コミカライズ版においては三対六眼に見えるが、アニメ版では四対八眼が確認できる