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貴族共和主義
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The New Order
貴族共和主義 | ||
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英名 | Aristocratic Republicanism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 専制主義 | |
主要なイデオローグ |
国民性とは美しいものだ。庶民を抑圧し、外国資本のために奴隷として働かせようとする外国人王族との戦いから生まれたものなのだ。しかしこうした庶民の手により、ささいな争いは闇に投げ込まれ、炎は弱まってしまった。そして今、資本家、地主、政界エリートといったほとんど貴族のような集団が、その聖火を新たな高みへと昇らせようとしている。
外部からすれば、良く言えば素朴、悪く言えばあからさまに矛盾する存在に見えるだろう。共和国建国の父の忠実な息子たちからすれば、その崇高な犠牲から最も多くの恩恵を受けたものが、共和主義革命を継承するのは当然のことだ。社会の成員を階級や信条に関係なく団結させることができるのは、攻撃の機会をうかがう歴史的な抑圧者に対抗してきた彼らだけだからだ。彼らだけが、飢餓や貧困からの保護を保証し、帝国主義によって地に落ちた文化や言語を維持し、国民一人一人がその地の富に関わられるようにできるのだ。
しかし、行動は言葉よりも雄弁だ。生まれつき金持ちな大家の甘い言葉が、その貸家で思い悩む8人家族の食卓を支えることはない。理想主義的な闘争に見せかけた民族虐殺を祝う愛国的な歌や踊りに、生き残った者たちの子孫への愛情は感じられない。むしろ、生存者は疎外され、演説で寄生虫として非難されている。この種の民族主義者は、そうした懸念や、自らの神聖な旗の下で成し遂げられた国家統一を愛するということをまだ理解しておらず、暴徒の先導者や裕福な貴族の些細な屁理屈として無視している。しかし、異論を唱える新聞の見出しでこうした懸念が取り上げられたり、日々の政権運営に支障が出るようになると、その権限に疑問が生まれる。この団結が、分裂を生む以上に問題を解決するかどうかは、時間が経たねば分からない。
(TNO日本語化Modより引用)