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0号(プロトタイプ) - (2020/04/18 (土) 23:19:20) の編集履歴(バックアップ)
【種別】
人名(仮)
【CV】
小原 好美
【解説】
「ドリー」の通称で呼ばれる、『
才人工房』で生活している少女。
見た目は中学生くらいだが精神は幼く、裏表のない性格をしている。
手術衣の様な服を着ているが、当時の
食蜂操祈や
警策看取の着衣と同じく、
『才人工房』から提供されたものと思われる。
身体を維持する目的で体内に機械が埋め込まれており、
その機械の一部は腹部付近から体外に露出している。
また、背中に傷跡が3つ、左足首付近に大きな傷、
顔にも細かな裂傷のような跡が確認できるが、どのような経緯があったのかは不明。
その生活環境から人寂しいのか、抱きついたり、匂いを嗅いだりとスキンシップを好む。
上層の組織から『才人工房』に預けられていたもので、
その目的は「
クローンを長持ちさせるための実験データの採取」。
彼女自身の健康を顧みず、あらゆる薬物を投与してデータを採取されている。
また、クローン間での情報共有を行う
ネットワーク構築の実験体でもあり、
同時期に造られ、眠ったままの『妹』にドリーの記憶と経験がすべて転送されている。
「
量産型能力者計画」のプロトタイプだが、
データ採取の真の目的は『才人工房』には知らされていないようで、
ドリー関連の研究は「上から押しつけられた目的すらわからない人形遊び」の一環と称されていた。
なお、ドリーと『妹』は
ミサカ00000号(フルチューニング)とは別人の模様。
『才人工房』から宛がわれた警策を「みーちゃん」と呼び慕い、ただ一人の親友としていたが、
ある時、警策に体の傷と生命維持装置を見られてしまう。
彼女が
能力者開発施設の『才人工房』にいる理由を疑い、
機密データを調べあげた警策は、彼女の境遇に憤慨し研究者達に反逆するが、捕らえられてしまう。
そんな事情を知らない彼女は、
「埋め込まれた機械を気味悪がられ、避けられた」と解釈して強いストレスを抱えてしまった。
このストレスが0号の実験データに影響することから、『才人工房』は新たに食蜂を彼女に宛がう。
その能力で食蜂を「みーちゃん」と誤認した彼女は、
しばらく食蜂と共に過ごした後、肉体の限界を迎え倒れ、死に至った。
倒れた彼女が研究者に引き取られる直前、食蜂に「おなまえ、きかせて」と頼み、
友達になってくれた「みさきちゃん」に「ありがとう」と告げてから去って行った。
(以前に彼女が食蜂に抱きついた際、
その髪の香りから「みーちゃん」本人ではないことに気付いていた節がある。
また、食蜂自身も本人でないことがばれているだろうことは認識していた。)
後に、
木原幻生の記憶から食蜂が『妹』の存在を知ったことで、
警策と食蜂の二人の手で解放され、再会を果たした。
食蜂は「『妹』は記憶と情報を共有しているだけで本人ではない」としていたが、
大事な部分に関しては、ほぼ完全に記憶が引き継がれている様子である。
通常の
妹達(シスターズ)と違って感情が多彩なのは、
布束監修の
洗脳装置を使われていないかららしい。
その後、獄門開錠(ジェイルブレイカー)編にて警策と共に再登場。
他の妹達とは異なり髪を長く伸ばしている。
警策が警備ロボに襲われそうになった際、能力を使い、
長い髪をレールにして弾を撃ち出して彼女を助けているが、
これは美琴をデザインする際に没にされた設定の再利用である。