【種別】
人名(偽名)

【初出】
創約一巻


【解説】

クリスマスを楽しむ上条達の前に現れた暗部の始末屋。
この名前は偽名であるらしいが、本名は不明。

節々が枝分かれした長い金髪に金色の目、
ミニスカサンタの衣装と、街中で客引きをしていそうな外観の少女。
しかしこれはクリスマスの学園都市に溶け込むための変装であり、
派手な見た目もカラコンとウィッグによるもの。
厚化粧には顔認識システムを誤魔化すための模様を仕込んでいる。
素顔はおかっぱのどこにでもいそうな少女。
上条の胸元におでこがぶつかるという創約二巻での描写を鑑みると、身長はインデックスと大差がない模様。

所持する能力はレベル4念動能力
能力の出力上昇と最適化のために、指先へ精神を集中させるよう脳への調整を繰り返されている。
その影響で箸すら持てなくなるほどの重い後遺症を負い、
常人のような生活が送れなくなったことがコンプレックスになっている。

【作中での行動】

一方通行オペレーション・ハンドカフスを阻止すべく、
ある人物の刺客として打ち止め誘拐のために現れる。

上条に一撃を加え、側にいた打ち止めを拐って操縦捕縄で拘束すると、
彼女を追う美琴インデックスを圧倒する。
二人を殺害する直前で追いついた上条と対峙。
自分以上の悲劇に遭いながらも諦めずに表を生きる彼と言葉を交わし、互いの全力をぶつけた末に敗北した。

創約二巻でも登場。上条に敗北した後は第七学区の病院に運ばれ、ギプスで片腕を吊り、
右目に医療用の眼帯、さらには点滴ボトルの吊られたスタンドを引きずっていた。
上条との一件でここまで重傷になったわけではなく、
ミニスカサンタの変装と同じ要領で、
これもTPOに合わせつつ最も目立つ記号で自分の素顔をカモフラージュするための変装だった。

犯罪容疑者として窓に鉄格子のついた病室に入院(≒拘禁)されていたが、
どうやらアンナ絡みのどたばたに紛れて脱獄したらしく、
彼女の元へ向かう上条と病院の曲がり角で遭遇した。
檻に入る前に借りを返すという名目のもと、病院から脱出したい上条に非合法な方法で手を貸そうとするが、
上条にそういった『暗部』のやり方に由来した方法を選ぶことを
「やめるって決めたら使わない習慣をつけなくちゃいけない」と固辞される。
上条のことを「初めて仕えるのが面白そうだって思える人」と思っていたため、助力できないことに涙を流すが、
上条には「『だから』で何でも許されるわけじゃない。ここで勉強していけよ。我慢の仕方をさ」と優しく突き放された。

【口調】

一人称は「わたくし」。基本的に敬語で話す。怒っている時は口調が荒くなる。

例)「....やるなあ。わたくしの攻撃が三発も避けられるだなんてお久しぶりの事態です」
   「うるせぇな。わたくしをこんな風にしたのはアンタら大人だろが」

最終更新:2023年03月24日 01:56