根丘則斗(ねおかのりと) - とある魔術の禁書目録 Index

【種別】
人名

【初出】
創約1巻
新約22Rでそれらしき人物あり

【解説】
学園都市統括理事会の一人。主に防災関連事業を手掛ける。
理事会の中でも30前後とかなり若手で、
自らSNSで情報発信を行い、慈善・ボランティア活動などを手広く行なっている。

元はレスキュー隊の精鋭だったが、
自分が救った人々が外野の誹謗中傷に耐え切れず、表の世界から暗部に移っていく様を繰り返し目の当たりにしてきたため、
暗部組織を広義のセーフティネットと解釈している。
「日の当たる表の世界で好奇の目に晒されるくらいなら、日の当たらない暗部の世界で静かに傷を癒やせば良い」と考えており、
その思想の根底にあるものは紛れもない救済。
オティヌスからも「正しい魔法名を胸に刻むことができたのなら、いっぱしの魔術師になっていた」と評されるほど。

暗部組織関連の利権を多く持つためオペレーション・ハンドカフスに反発し、
打ち止めを誘拐して一方通行と交渉するべく舞殿星見を投入した。
しかし上条と美琴に追いつめられ、魔術を使って反撃。
R&Cオカルティクスを通して身に付けたこの「最小衝突理論」という術式は、ドイツ語の単語の語尾に-elを付けて即席の天使を作り出し、その力を振るうというもの。
オティヌスは洗練されていないとこきおろしたが、学園都市の住人が魔術を使ったという点だけで上条はショックを受けた。
最小衝突理論で上条を仕留めるのは無理と判断して腕っぷしで制圧しようとするが、上条の手から弾かれた血による目つぶしを受け、その隙を突かれて敗北した。
描写はないが、その後失脚したことが創約三巻にて語られている。

なお彼は元レスキュー隊員として鍛えた肉体があるため、肉弾戦に弱い上条にとっては本来なら相性が悪い相手。
「魔術の他に格闘技も修めている」「人を救うつもりが逆に不幸にしてしまった過去を持つ」という辺りは、オリアナと共通している。

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