「キバット!」
「ヨシャァ!!ガブゥ!!」
「ヨシャァ!!ガブゥ!!」
雷電は相棒であるコウモリ呼び右手で掴み、コウモリに左手を噛ませると噛んだとこから変わった形状の模様が広がっていき、
「変身!」
掛け声と共に雷電の体をキバの鎧が包み込む。
珠理はロングコートの中に隠れ見えなかったカードケースから一枚のカードを取り出し、持っている銃にカード差し込むと
『カメン・ライド!』と電子音声が響いき、
『カメン・ライド!』と電子音声が響いき、
「変身!」
掛け声と同時に銃の引き金を引くと、『ディ・エンド!』の電子音声と共に珠理の体をバーコードの様な黒い縞模様がついた青い鎧が身を包み込んだ。
当麻は付けているベルトのバックルのロゴ部分を両手で触り、
「変身!」
と叫び声と同時に立ち上がっているバックルのロゴ部分を倒し、バックルの中に装填すると『コンプリート』とベルトからの電子音声が発せられ
当麻の体を鎧が包み込む。
当麻の体を鎧が包み込む。
人の変身を見た老人は何一つ表情を変えずに語りだす。
「キバの鎧にディエンドの鎧それにライオトルーパー…いや、多少の改良が施されているな…
さすがは…選べれし者達だ、ライダーシステムを使える者を一度に3人も見れるとは」
さすがは…選べれし者達だ、ライダーシステムを使える者を一度に3人も見れるとは」
目の前の老人は恐れるどころか、興奮してるらしい。変わらず笑みを浮かべる老人は服のどこからか何かを取り出した。
「それだけに悲しいよ…君達を殺さなければならないとは…」
持っていた物を腹の辺りにあてると、それがベルトへと変わり、ベルトから『カメン・ライド!』と電子音声が発せられ
老人は今まで以上に不気味な笑みを浮かべて、
老人は今まで以上に不気味な笑みを浮かべて、
「変…身」
と呟くと、ベルトから珠理の銃と同じような電子音声で『ディ・ケイド!』と発せられ、老人の体をバーコードの様な縞模様のついた桃色に近い赤い鎧が身を包んだ。
形も雰囲気も珠理の物と近いように見えるが、それから感じる嫌な気配は珠理の物とまるで別物に3人を感じさせた。
只ならぬ雰囲気を感じる中、最初に口を開いたのは珠理だった。
形も雰囲気も珠理の物と近いように見えるが、それから感じる嫌な気配は珠理の物とまるで別物に3人を感じさせた。
只ならぬ雰囲気を感じる中、最初に口を開いたのは珠理だった。
「『ディケイド』ってもう完成させたの!?」
先ほどの話に出てきた『ディケイド』と言う物が目の前に現れたので珠理は叫び声に近い声で言った、が老人は簡単に否定してきた。
「いやいや…『ディケイド』には程遠い…コレは君の『ディエンド』とディック君の『多重能力者』の理論を元に作った…まったくのまがい物だ…」
「そのためにっ!」
「そのためにっ!」
次に声を荒げたのは雷電だった。
「そのまがい物のために何人の人々を犠牲にしたっ!!」
「犠牲など…その者は私の研究にはいないのだよ…誰一人ね……それに、まだまだコレでは完成に程遠い」
「っ!?お前は!!」
「犠牲など…その者は私の研究にはいないのだよ…誰一人ね……それに、まだまだコレでは完成に程遠い」
「っ!?お前は!!」
最後に声を出したのは当麻であった
「インデックスまで!!」
「乱暴には扱わないよ…大事な…魔道書だ」
「乱暴には扱わないよ…大事な…魔道書だ」
その言葉を引き金に当麻は走り出そうとしたが、雷電にガシッと肩を掴まれて、走り出すタイミングを止められて、それと変わるように雷電が走り出した。
「幻生!!」
雷電が木原まで、あと5メートルと迫った所で、木原はスッと右手を前に出し人差し指をシュッと上に上げた途端
雷電が走っている地面が盛り上がった、いや、雷電からするとそう見えるが、走っていく雷電を見ていた珠理と当麻から見れば
地面が突き上げたと言っていい、地面が突き上がり崖のようになった、雷電はそのビルの様に突き上げた地面と一緒に上に連れて行かれた。
当然起こった目の前の出来事に2人は唖然としていたが、当麻がポツリと呟いた。
雷電が走っている地面が盛り上がった、いや、雷電からするとそう見えるが、走っていく雷電を見ていた珠理と当麻から見れば
地面が突き上げたと言っていい、地面が突き上がり崖のようになった、雷電はそのビルの様に突き上げた地面と一緒に上に連れて行かれた。
当然起こった目の前の出来事に2人は唖然としていたが、当麻がポツリと呟いた。
「……能力者」
「いいえ…これは超能力よ!!」
「そんな!ただライダーシステムじゃ!?」
「いいえ…これは超能力よ!!」
「そんな!ただライダーシステムじゃ!?」
2人の会話をさえぎる様に地震が起きた後にまた地面がビルの様に突き上がった。その突き上がった地面を見ると、そこには木原が立って2人を見下ろしていた。
「議論してる暇はないわ!!行くわよ!!」
「はっ!はい!!」
「はっ!はい!!」
雷電が地面の強烈なアッパーに怯み、よろよろと立ち上がると、先ほど喰らったものと同じであろう力で地面が突き上がり、
その地面に木原が乗っているのを確認した。木原を目で追っていたが、暫くたって見えなくなると、雷電の元に突然バゴンッと音と共に雷が落ちた。
一様ガードをしたが、その程度で防げるわけもなく、上からくる雷の重圧に膝をついた。
(天候を……間違いない…こいつは超能力だ)
膝をつく雷電の横をディエンドの鎧を着た珠理が通りすぎ、暫くすると当麻も走っていくのが見えた。
2人が声を掛けなかったのは心配していないからではない、そんな、暇さえ与えられていないのだ、
おそらく雷電も2人のどちらかと立場が変わったとしても、同じように、声は掛けなかっただろう。
2人から遅れて雷電も木原の下へ走り出した。
木原の姿を最初に確認したのは珠理だった。珠理から数十メートルほど離れた所になんの構えもしていない木原を見つけて
珠理は即座に銃を向けたが引き金を引く前に竜巻のような突風が珠理の体を横へと吹き飛ばした。珠理はあと少しで崖に落ちそうになったが、
何とか持ちこたえたが、そこに追い討ちをかけようと、木原が何らかの能力を使う素振りした。
(やられる!)
と覚悟した珠理であったが、木原が能力を使う前に雷電が木原の後ろへと「空間移動」で飛んだ。
雷電の攻撃パターンは大抵決まっている。「空間移動」で飛んだ後に、「光子流動」で目にも止まらぬ速さで蹴る。
今回もそれをしようとしたが、蹴りを放った瞬間、いや、それよりも前でないと避けられるはずがないのだが、
蹴り終わった後に目の前の木原がいないことに気付いた。そして、それに驚く暇も与えず木原が後ろから雷電を蹴り飛ばした。
その地面に木原が乗っているのを確認した。木原を目で追っていたが、暫くたって見えなくなると、雷電の元に突然バゴンッと音と共に雷が落ちた。
一様ガードをしたが、その程度で防げるわけもなく、上からくる雷の重圧に膝をついた。
(天候を……間違いない…こいつは超能力だ)
膝をつく雷電の横をディエンドの鎧を着た珠理が通りすぎ、暫くすると当麻も走っていくのが見えた。
2人が声を掛けなかったのは心配していないからではない、そんな、暇さえ与えられていないのだ、
おそらく雷電も2人のどちらかと立場が変わったとしても、同じように、声は掛けなかっただろう。
2人から遅れて雷電も木原の下へ走り出した。
木原の姿を最初に確認したのは珠理だった。珠理から数十メートルほど離れた所になんの構えもしていない木原を見つけて
珠理は即座に銃を向けたが引き金を引く前に竜巻のような突風が珠理の体を横へと吹き飛ばした。珠理はあと少しで崖に落ちそうになったが、
何とか持ちこたえたが、そこに追い討ちをかけようと、木原が何らかの能力を使う素振りした。
(やられる!)
と覚悟した珠理であったが、木原が能力を使う前に雷電が木原の後ろへと「空間移動」で飛んだ。
雷電の攻撃パターンは大抵決まっている。「空間移動」で飛んだ後に、「光子流動」で目にも止まらぬ速さで蹴る。
今回もそれをしようとしたが、蹴りを放った瞬間、いや、それよりも前でないと避けられるはずがないのだが、
蹴り終わった後に目の前の木原がいないことに気付いた。そして、それに驚く暇も与えず木原が後ろから雷電を蹴り飛ばした。
「くッ!テレポートか!?」
「ないとでも思ったのかい?」
「ないとでも思ったのかい?」
木原は起き上がろうとする雷電に手から電撃のようなものを放とうとした。が
『マキシマム・ドライブ!』
の電子音声と共に当麻が銀色の棒のような物で殴りかかってきた。木原は即座に「空間移動」でその場から10メートルほどの所に移動し、当麻を見つめた。
「危なかったよ……なるほど、ただのライオ・トルーパーではないと思ったが…どうやら装備も違うらしいね…
ガイアメモリだが…能力者の物ではないな…武器の性質を変えるのかな?」
ガイアメモリだが…能力者の物ではないな…武器の性質を変えるのかな?」
当麻は質問に答えずに木原に突っ込み、持っていた武器である棒を使った棒術で攻撃したが、すべて簡単に避けられてしまう。
余裕であることを教えるかのように、攻撃する当麻に話しかけた。
余裕であることを教えるかのように、攻撃する当麻に話しかけた。
「君は『超電磁砲』と知り合いらしいね?」
気にせず攻撃をする当麻だが、攻撃は当たらない。
「じゃあ、コレは知っているかな?」
木原の周りの地面から、黒い砂のような物が集まり始め、木原の前で球体となった。
(砂?いや、砂鉄か!?)
確認する前に、その球体がいくつもの野球ボールほどの大きさとなり、当麻に襲い掛かった。
襲い掛かる球体を棒術で叩き落していくが、最初に一発の球体が当たって、次に二発当たると言った感じに、当麻に当たる回数がドンドン増えていった。
(砂?いや、砂鉄か!?)
確認する前に、その球体がいくつもの野球ボールほどの大きさとなり、当麻に襲い掛かった。
襲い掛かる球体を棒術で叩き落していくが、最初に一発の球体が当たって、次に二発当たると言った感じに、当麻に当たる回数がドンドン増えていった。
「私とあんな小娘を一緒にされては困る…彼女はただ敵を倒す為の戦い方を知っているだけで…殺し方を知っている訳じゃない」
そんな言葉が届く前に無数の球体が当麻を襲った。
「ぐアァァァッァァァァァァ!!!!」
砂鉄の球体の攻撃が終った後、当麻は倒れそうになったが、持っていた武器で何とか体を支えた。が、ダメージは甚大で
体に纏っている鎧が少し剥がれ生身が見えている。目の前の木原はすぐに止めを刺そうとせずに、また話し掛けてきた。
体に纏っている鎧が少し剥がれ生身が見えている。目の前の木原はすぐに止めを刺そうとせずに、また話し掛けてきた。
「無駄なことは止したまえ…改良されているとは言え、ライオ・トルーパーでは…たかが知れている」
当麻は体を支えるのに必死で木原の声は届いていなかった。そして静かに呟いた。
「まずは一人目…」